サァサァ、跳梁跋扈する派手なアロハにサングラス姿のおア兄さん達。ハジキとドスの雨あられ。「BEHOLD THE DAY」からコンガの轟きとともにアグレッシブに始動。その熱さにおそらくマッチをかざせば火が点き、回転するレコードはたちまち強い火力のガスレンジに早代わり、次々と中華料理にも似た、およそ精練とは無縁のごった煮サウンドが調理されていくのを感じます。
バカラックの「WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE」も最近のwayneであれば、終始まったりとプレイするのでしょうが、当時のはちきれんばかりのアグレッション満タンの若気の至りでもありましょうか、ラテン調のカシマシきプレイへと横滑りしていくような按配。
「ALL YOU NEED IS LOVE」はお馴染みビートルズのナンバーで、ジャケットの少年の面影を残したウェイン・ヘンダーソンそのままに、初々しくも瑞々しき印象の一曲でしたヨ。
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