1960
1969 GIVE PEACE A CHANCE
1969 LIGHTHOUSE'69
1968 POWERHOUSE
1968 LIGHTHOUSE'68
1967 UH HUH
1966 THE FESTIVEL ALBUM
1966 TALK THAT TALK
1966 LIGHTHOUSE'66
1965 CHILE CON SOUL
1964 THE THING
1964 STRECHIN'OUT
1963 JAZZ WALTS
1963 HEAT WAVE
1963 TOUGH TALK
1962 AT THE LIGHTHOUSE
1962 LOOKIN'AHEAD
1961 FREEDOM SOUND
CONSEPT PROFILE DISCOGRAPHY LINK BBS
FREEDOM SOUND ジャケット FREEDOM SOUND ←back next→
闘魂大作戦
Pacific Jazz PJ-27

やっぱりクルセイダーズは、根っからのクルセイダーズでした。
この処女アルバム「FREEDOM SOUND」をはじめて聴いた感慨がそうでした。闘魂もファンクもパワーも最初からそのまんま、ウエイン・ヘンダーソンも、ウィルトン・フェルダーも、スティックス・フーパーも、ジョー・サンプルも、やっぱりそのまんまでした。紛れもなくこれは闘魂クルセイダーズ・スタイル。
「THEE GEEK」は「ミッション・インポッシブル」のお馴染みファーストシーンを想起させます。導火線に火を点すマッチの炎のように、ファンキーなフレーズの繰り返しが、ハートに繋がれた導火線に点火。熱き火花が血管を走ります。不可能な指令を受けたクルセイダーズの面々の熱きソロが導火線の炎をあおるように繰り広げられる「闘魂大作戦」。炎は徐々にハートのコアに近づいていきます。
「M.J.S.FUNK」、ダンディーな音作り、のっけから囃す2管編成の妙。実にカッコ良い。
「Freedom Sound」は静かに闘魂を肉体に注入します。ジョー・サンプルの繊細なクリスタルキータッチの面目躍如。スティックス・フーパーの軽やかなスティックさばき。このちょいと和風っぽい、背中に彫られた「鯉の滝登り」のタトーのようにイナセなプレイが、次々と叩き込まれるボディーブローのようにハートに肉体にと効いてきますヨ。
「Theme From Exodus」も好きなナンバー。アンモナイトの螺旋の形状を彷彿とさせるマッタリとしたトロンボーンのうねりも、既にこのころから健在だったんだなと確信させられるバラッドで、ウィルトン・フェルダーのむせびなくようなサックスの斬り込みかたもグッド。
やっぱりクルセイダーズは、はじめから闘魂クルセイダーズでした。この時「闘魂大作戦」のマッチ が、確かに擦られたのでした。だから今、クルセイダーズ!


1 THE GEEK
2 M.J.S FUNK
3 THAT'S IT
4 FREEDOM SOUND
5 THEME FROM EXODUS
6 COON


GUEST PLAYER
Roy Gaines(g)
Jimmy Bond(b)

THE GEEK,FREEDOM SOUND
Omit Roy Gaines(g)