佇倚危樓風細細,
望極春愁,
黯黯生天際。
草色煙光殘照裏,
無言誰會憑欄意。
擬把疏狂圖一醉,
對酒當歌,
強樂還無味。
衣帶漸寬終不悔,
爲伊消得人憔悴。
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蝶戀花
危樓に 佇み倚れば 風 細細(さいさい),
望極すれば 春愁,
黯黯(あんあん)として 天際に 生ず。
草色 煙光 殘照の裏,
言 無く 誰(たれ)か 欄に憑(よ)るの意を 會せん。
疏狂せんと 擬把(ほっ)して 一醉を 圖(はか)る,
酒に對して 當(まさ)に歌ふべし,
強(し)ひて 樂しむは 還(な)ほ 味 無し。
衣帶 漸(やうや)く 寬(くつろ)ぐも 終(つひ)に 悔いず,
伊(か)の爲 人の憔悴するに 消得(あたひ)せん。
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2007.3.20 3.21 3.27完 2012.6.28補 |
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