昔年十四五, 志尚好書詩。 被褐懷珠玉, 顏閔相與期。 開軒臨四野, 登高望所思。 丘墓蔽山岡, 萬代同一時。 千秋萬歳後, 榮名安所之。 乃悟羨門子, 噭噭今自嗤。 |
詠懷詩 十******************
昔年 十四、五,
志 尚(たか)く 『書』・『詩』を好めり。
褐(かつ)を 被(き)て 珠玉を 懷(いだ)き,
顏・閔(がん・びん) 相(あ)ひ與(とも)に期す。
軒を開きて 四野に 臨み,
高きに登りて 所思を 望む。
丘墓 山岡を 蔽ひ,
萬代も 一時に 同じ。
千秋 萬歳の後,
榮名 安(いづく)にか 之(ゆ)く所ぞ。
乃(すなは)ち 羨門子(せんもんし)に 悟り,
噭噭(けうけう)として 今 自ら嗤(わら)ふ。
◎ 構成について
2005. 4.10 4.11 4.12 4.13 4.15 4.16完 11. 3補 2010.12. 7 |