すのものの「いろいろ」(その123)

ギリシア語・ラテン語などを漢字で表記したら東西文化の融合ができるのでは

日本も漢字文化圏のうちだが、 日本語は中国語から多くの単語を借りてはいるものの、 中国語とは全く違う言語である。 「うつくしい」というやまとことばに「美(ビ)」という漢字を当てて「美しい」 と書くのは、よく考えてみるとかなり大胆かつ無理なことをしているのだが、 これを積極的に評価する人もいる。 (そうすることで、漢語における「美」の文字が「うつくしい」の意味であることが、 普通に文章を読み書きしているだけで常におさらいできる、というのである。)

では、ラテン語を漢字で表記するのはどうだろうか。 たとえば formosus は「美us」と書く。 こう書いて formosus と読むと覚えるのは大変だが、 日本語はそれでやってきているわけだし、 ギリシア語の καλο- も「美」と書くことにすれば、 ラテン語とギリシア語の単語の間の関連がはっきりする。 また、たとえば近代語の calligraphy は、 ギリシア語を知らなければ語源がわからないが、 これも「美書」と書くことにすれば、語源がすぐわかる。 さらに、このようにして書かれたギリシア語・ラテン語は、 漢字文化圏の人が見ても何が書いてあるか見当がつく。

このようにして、西洋の文化圏と漢字文化圏の融合がなされれば、 必ずや世界に平和が訪れるであろう。 訓読みを使っている日本人こそ、 この融合に大きな役割を果たすことができるはずである。 すばらしいではないか。---

注) 冗談ですから本気にしないでください。

2005-05-19 (4) 23:25:44 +0900

Sollen とか Sein とかいうからドイツ語は哲学のために作られた言語かと…

…思ったりもするが、そんなわけはない。

2005-05-19 (4) 22:58:55 +0900

きょうの補筆箇所

2005-05-19 (4) 03:06:34 +0900

朝日新聞>「白川静の心」の「下」

14日づけ朝日新聞大阪本社版文化面「戦後60年を生きる / 白川 静の心」 の「下」、「情熱」。 全体的に見て、 ユートピアとしての漢字文化圏への回帰が訴えられているように思える。

絵文字などを多用する携帯電話がいい例だそうだ。 「そこでの会話やメールには、 言葉が背負っている歴史も文化的蓄積もない。 目前の事象に反応しているだけで、 ものを考え判断する力は養われないし、 新しい文化を生み出す力も衰える」

絵文字とは、普通はアイコンのことだろう。 まさか、顔文字のことではあるまい。 アイコンがどうしていけないのか、よくわからない。 (私自身は、アイコンは好きではない。 言葉で書いたほうがわかりやすいことが多いからだ。)

会話や手紙がすべてこんな深淵なものだったら疲れるだろうし、 国民のうちで漢文の筆談ができた人数の割合と、 いま携帯電話を持っている人間の割合を考えたら、 すべての人に昔のようなことを期待をするのは無理ではあるまいか。

「かつて東アジアは『東洋』という理念のもと、ひとつだった。 歴史の豊かな、穏やかな地域だった。 それが、共通の表記としての文字を失い、 『東洋』は崩壊した。 『東洋』を回復しなければならん。 まずは漢字文化を復権し、 文字を通じて理解し合えるようにしないと。 そうすれば、問題も起こらず、平和につながるのです」

もしも「漢字文化」を「ラテン語」に置き換えたら、 かなり奇異な考えに思えるが、 漢字文化だとまだまだ発言力があるのはなぜだろう?  (文字と言語を同じように扱ってはいけないことはわかっているが。)

2005-05-19 (4) 03:01:45 +0900

「雑草という名の草はない」に「雑誌という名の誌はあるのか?」と言い返す

ほとんど「意味ナシ」だが、 「雑草」という呼び名に感情的に反発する人への反論のつもり。

2005-05-19 (4) 02:08:12 +0900

朝日新聞「声」>1945年の日本人の平均寿命に単位がつけられていない

15日づけ大阪本社版オピニオン面「声」の、 名古屋市瑞穂区の高校生、山本真美加さんの投書、 「戦争を避ける / 9条は歯止め」に 《男23・9、女37・5。 この数字が何を示すかわかりますか。 1945年の日本人の平均寿命だそうです》とあるが、 単位が書かれていない。

いわゆる理科離れの影響でないとよいが。

2005-05-19 (4) 01:55:38 +0900

朝日新聞>地方版の「あすのこよみ」のスタイルが変わった

15日づけ石川面に 《きょうから天気欄が変わりました》とあるが、「あすのこよみ」 も「あすの暦」に変わった。 お月さまは小さくなり、 前は黄色かったのに色がなくなってしまった。 ちょっと残念。 これでじゅうぶんわかるんだけど。

2005-05-19 (4) 01:55:06 +0900

以前の月の絵では欠けているところが灰色だったが、 こんどから背景と同じ黒になった。 新月のときは全体がまっ黒になって、 そのとき初めて見た人は 「この黒い長方形は何だ?」 と考え込んでしまうかもしれない。 ちょっと心配。

2005-05-20 (5) 01:55:23 +0900

実際、5日づけ掲載の「あすの暦」ではまっ黒だった。

2005-06-14 (2) 00:22:50 +0900

朝日新聞>É にはゴシック体は用意していないのか

15日づけ大阪本社版読書面の KAZEMACHI CAFÉ という本のタイトルで、 É 以外はゴシック体だがこの字だけ明朝(風)。

2005-05-19 (4) 01:50:02 +0900

五月4日が「みどりの日」になって「休日」の定義がいまのままだと

14日づけ朝日新聞大阪本社版総合面『「昭和の日」可決 / 改正祝日法』に 《4月29日の「みどりの日」を「昭和の日」に、 5月4日の「国民の休日」を「みどりの日」に07年から変える改正祝日法が》 とあるが、 5月4日が「国民の休日」になるのは日曜日でも月曜日でもない場合だけである。 (日曜日の場合は単に日曜日。月曜日の場合は「憲法記念日」の振替休日である。)

まあ、説明を簡単にするためにはこれでもいいかもしれないが、 「国民の祝日に関する法律」の第三条は

  1. 「国民の祝日」は、休日とする。
  2. 「国民の祝日」が日曜日にあたるときは、その翌日を休日とする。
  3. その前日及び翌日が「国民の祝日」である日 (日曜日にあたる日及び前項に規定する休日にあたる日を除く。)は、休日とする。
のままなんだろうか。 五月3日、4日が日曜日に当たった場合、 第二項からすればその翌日が休日になるが、 4日・5日は国民の祝日だから休日である。 第二項に「(国民の祝日を除く。)」を追加する必要があるのではないか。 (6日を振替休日にすると決めるのもいいかも知れないが。)

第三項がこのままだと、五月4日が日曜日でも月曜日でもない場合、 依然としてこれに当たる。

2005-05-19 (4) 01:46:18 +0900

ここに改正案らしきものが載っている、 とメールで教えてくださったかたがありました。

2005-05-24 (2) 02:10:34 +0900

「罪を憎んで人を憎まず」は孔子の言葉だそうだが何に出ている?

18日づけ朝日新聞大阪本社版総合面の社説「靖国参拝 / 孔子が嘆いていないか」に 《「A級戦犯の話がたびたび論じられるが、 『罪を憎んで人を憎まず』は中国の孔子の言葉だ」》 と小泉首相が衆院予算委員会で述べたと書かれているが、 岩波文庫の「論語」の索引ではこの句は見つからなかった。

2005-05-19 (4) 01:19:54 +0900

朝日新聞社説>靖国参拝は「首相として公式に」するから問題になるのでは?

18日づけ大阪本社版総合面の社説「靖国参拝 / 孔子が嘆いていないか」。 靖国参拝がアジア各国で問題になるのは、 単に首相が参拝するからではなく、 「首相として公式に」参拝するからであろう。 私的な参拝なら、とりあえずは問題はないと私は思う。

ところが、この社説にはそのことが書かれていない。 《首相の参拝は、 いくつもの裁判で政教分離を定めた憲法に照らして疑義が指摘されている。 外国に「干渉」されるまでもなく、 そもそもおかしいのだ》も、 首相が公式に参拝するからそうなるのである。

一言書けばいいのに。

2005-05-19 (4) 01:16:34 +0900

朝日新聞>携帯電話のカメラで撮った写真が載っているが解像度に遜色なし

18日づけ大阪本社版第一面。 先日のJR西の事故の現場で、直後に撮られた写真である。 横 15.0 センチメートル、縦 10.6 センチメートルぐらいで、 新聞写真としてはやや大きめだが、 解像度などの点において全く遜色がない。 説明を見るまで、携帯電話のカメラだとは気づかなかった。

人物の顔などは修正してあるようだが、その断りはない。 立ってこちらを向いている人なので、 事故で顔がとけたと思われることはあるまい。

2005-05-19 (4) 01:03:58 +0900

Google で「アガリスク」を検索すると 42300 件も / わかって書いてるのも

アガリクス 665000 件、アガリスク 42300 件。 中には、 間違ったキーワードで検索されることを予期してアガリクス業者が書いているものも。

2005-05-18 (3) 20:45:04 +0900

久しぶりに一行エディタを書いてみた / こんなんだったけ?

一行だけをエディットするスクリーンエディタを「一行エディタ」という。 ずっと前に書いた記憶があるのだが、 さがすのもめんどうなので、また書いた。 本物のスクリーンエディタを作るのは大変そうなので、 これを edlin クローンに組み込もうというのである。

つけた機能は、 カーソルを進める、カーソルを戻す、カーソルの当たっている文字を削除、 カーソルの手前の文字を削除、再描画、普通の文字の挿入、終了。 (絵じゃないのに「再描画」は変かも。)

こんなんだったけかな? カーソルを進める / 戻すのエスケープシーケンスだけでカーソルを動かしているので、 画面上で二行に渡るとカーソルが前の行に戻れない。 しかたがないか。

2005-05-18 (3) 02:35:56 +0900

白川静氏のいう「漢字は合理的な体系を持っている」とはどういう意味か

前々項の続き。 白川静氏は 《漢字は合理的な体系を持っている。 その成り立ちを教えれば、これほどわかりやすい文字はない》 と述べているが、 その「合理的」とはどういう意味なのだろうか? 私は、 漢字は中国語のために作られた文字だと思う。 たとえば、漢字の大部分を占める形声文字は、 「中国語でこの単語とこの単語は同じオトである」 ということなしにはいまの字体ではありえなかったはずである。

だから、「中国語が合理的な言語である」ということなしに、 「漢字が合理的な体系を持っている」というのは意味がわからない。

付) アルファベットの字体そのものは合理的だとは思われない。 t と d, k と g のように、 関連する無声音と有声音の字体の間の関係に何の一貫性もないからである。 しかし、アルファベットは字数が少ないので、 一貫性を持たせるよりはより区別のつきやすい字体を選んだのではないかと想像される。

付) 上の引用箇所の続きは 《理解できれば、自然と頭の中に入るんです》。 トートロジーのような気もする。

2005-05-18 (3) 01:22:41 +0900

ある時代の中国語を元に、漢字文化圏の人工共通語を作ることはできないか?

前項の続き。 どうして筆談で止めてしまうのか。 会話ができたら便利ではないか。 ある時代の中国語を元に、漢字文化圏の共通語を人工的に作ることができたら、 西欧におけるエスペラントのような役割を果たすことができるのではないか。 (何も果たしてないという見方もあるだろうが。)

付) 中国語は地域によって発音の差が大きいが、 文字で書けば同一だから互いに理解できる。 漢字が方言による発音の違いを吸収してくれるのだ、 という説明がなされることがあるが、 筆談で通じるレベルにまで達している人が、 共通語として決められた漢字の読み方を覚えられないとは考えにくい。

2005-05-18 (3) 01:13:01 +0900

はっきりとは書かなかったが、文字はもちろん漢字を使うのである。

2005-05-18 (3) 22:19:20 +0900

漢文による筆談ってどのくらいの人ができたんだろう?

13日づけ朝日新聞大阪本社版文化面「戦後60年を生きる / 白川 静の心」 の「上」、「在野」。 「魂の自由へ貫く孤高」って見出しはなんだか本文と合ってないような気がするが、 それはともかく。

その中の 《漢字文化を共有する東アジアでは、 かつては筆談で意志が通じ合えた》とあるが、 どのくらいの人ができたのだろう? 現代の普通の日本人が中国を旅行する際、 「うまく通じたらもうけ物」ぐらいの気持ちで知っている漢語を書き並べたり、 それにどこかで覚えた中国語をつけ加えてみたりすることがあるかと思うが、 それとここで言われている筆談とは全くレベルが違うだろう。

(日本人の中には、 英語を話すということを知っている和製英語に学校で習った I have ... とか Are you ... をつけ加えることだと考えている人もいるのでは、 と私は前から思っている。)

付) 記事末尾には「池田洋一郎」と署名あり。

2005-05-18 (3) 01:07:17 +0900

回文>「武家、叫ぶ」(ぶけさけぶ)

本文ナシ

2005-05-17 (2) 23:06:26 +0900

日本は、欧米に比べて通勤時間が長いため、鉄道ダイヤに正確さが要求される

……と思う。そもそも 30 分で着くなら少々遅れても気にならないが、 1 時間半以上もかかる場合、ただでさえ限界で、遅れればそれだけ疲労が増す。

ほかに、ラッシュがひどいため、 列車が遅れると途中駅に人があふれることも考えられる。

2005-05-17 (2) 22:34:10 +0900

JRの事故の影響で「遅れてもいい」という風潮が広まらないといいが

「遅れた場合に無理に取り戻そうとするな」は正しい。 そのことと、「遅れてもいい」とは別物である。

2005-05-17 (2) 22:30:41 +0900

回文>「田植え歌」(たうえうた)

本文ナシ

2005-05-17 (2) 21:06:43 +0900

ビルから垂直に垂れ下がる救助袋で中はらせん状になっているのがあるんだ

先日、とある建物で、 齋田産業株式会社の救助袋 〈垂直式〉の使用上の注意書きを見た。 火災のときなどに使うものだろうから、 そんなときにこんなの読んでられないだろうな、 と思いつつながめていて、ちょっとわかりにくいところがあったので、 会社名と電話番号を控えてきた。 Google で検索したらすぐに URI がわかったので見てみたら、 「防災事業部」のページを経由して、その製品についてのページにたどりつけた。 袋は垂直に垂れ下がるが、中はらせん状になっていて、 人間はそこをすべり台のようにして降りてくるのだ。 なるほど。

ところで、電話番号は、東京が七ケタだった時代には「憎いヨイヨイ」 「福井よいよい」が語呂合わせだったかもしれない、と思わせるものだ。:-)

2005-05-17 (2) 20:54:17 +0900

回文>「まこもかる / ルカも駒」(まこもかるるかもこま)

本文ナシ

2005-05-17 (2) 20:34:24 +0900

「お〜いお茶」を買ったらおまけのマスコットは黄色のお茶猫でやったー!

気に入った。 ジャスミン茶猫〈ミン〉というらしい。

2005-05-17 (2) 20:21:32 +0900

「デフォルメされる」の意味で「デフォルトされる」と書いている例

これまたある人からメールで教わったネタ。 Google で調べてみると、「デフォルトされた」が 400 件、 「デフォルトされる」が 166 件。 ただし、正しい意味で使っていると思われるページのほうが多いようだ、 って書いておきながら正しい用法がどんなものかはまだ調べていない私。

なお、英和辞典をひいてみて、英語の発音を聞いてカナ書きすれば 「ディフォールト」になりそうだということを知った。 「ディフォルト〜」と書いているページも少しだが見つかる。

2005-05-17 (2) 02:00:28 +0900

20 年ぐらい前の営団地下鉄のダイヤは 5 秒より長い時間を単位にしていた

メールで指摘してくださったかたがあって書いていなかったことに気づいたのだが、 《朝日新聞>列車ダイヤは分未満は(確か)切り捨てなのを忘れていないか?》 の補いで「5 秒が単位になっているのだろうか」と書いたのは、 その短さに驚いたのだった。

昔、確か営団地下鉄丸ノ内線で、 それまでは 15 秒だかが単位になっていたのを 12 秒だか 10 秒だかに短くして輸送力を増強したという話を聞いて 「こんなに短いのか!」と驚いた記憶があるので、 それよりさらに短い 5 秒とは、と驚いたのである。 (この話もここに書いたような気がしたが、書いていないようだった。)

2005-05-17 (2) 00:14:21 +0900

5秒単位のダイヤを組んでいるJRは、うるう秒はどうしている?

日本時間では1月1日と7月1日の午前9時の直前にはいることがある「うるう秒」。 いや、いままでに例はないが、1秒が削られることもあるのだった。 5秒単位でダイヤを組んでいるとしたら、1秒の違いは大きいのではないか。 9時よりも前に時計を合わせた乗務員と、 9時以降に合わせた乗務員とでは、時計が1秒ずれているのだから。

朝日新聞>列車ダイヤは分未満は(確か)切り捨てなのを忘れていないか?》 の補いで推測したようにJRのダイヤが5秒単位になっているのだとしたら、 の話である。

付) ああ、そうだ、遅れは1秒単位で報告するんだったっけ。

2005-05-16 (1) 23:55:46 +0900

回文>「くちなしとシナチク」

本文ナシ

2005-05-16 (1) 22:11:19 +0900

回文>「溶鉱炉は老巧よ」(ようこうろはろうこうよ)

本文ナシ

2005-05-16 (1) 20:59:25 +0900

二十四節気は、それによって昼の長さがほぼわかるので重要だったのかも

現代人にとって、五月初めの「立夏」も、八月初めの「立秋」も、 ほとんど意味がない。

電灯のなかった時代には、 昼と夜とで仕事の能率がまるで違っただろう。 だから、昼の長さイコール働ける時間の長さであったと思われる。 「冬至―立春―春分―立夏―夏至―立秋―秋分―立冬―冬至」 が一年をほぼ八等分するから、 立夏と立秋とでは、昼の長さがほぼ等しい。 1999 年版の理科年表によると、 立夏に当たる五月 6 日の昼は 13 時間 46 分、 立秋に当たる八月 8 日の昼は 13 時間 45 分で、1 分しか違わない。

「一時(いっとき)にできる仕事の量」も昼の長さに比例する。 (厳密に言えば日の出から日の入りまでの時間ではなく、 「夜明」から「日暮」までの時間である。)

付) 太陽暦では、 二十四節気を使わなくても日付そのものでだいたい用が足りる。 いまは夏至まであと一カ月ちょっと。 ということは、夏至の一カ月ちょっとあと、 すなわち七月の終わりと昼の長さがほぼ同じである。 しかし、そのことに気づいている人は多くないと思われる。 圧倒的に暑い七月終わりのほうが昼間が長いと答える人が大半ではあるまいか。

付) 立夏と立秋では、 南中時刻が 9 分ほど違うので、日の出・日の入りの時刻そのものは 1 分の違いではない。 でも、不定時法では日の出・日の入りを元に時刻を決めるから、 ――― うーん、どうなるんだ? またそのうち考えよう。

2005-05-16 (1) 20:52:25 +0900

回文>「きのうどぶ / ぶどうの木」(きのうどぶぶどうのき)

前半は「きのうはどぶだった」の意。

2005-05-16 (1) 20:32:56 +0900

回文>「力ら腹切り」(りきらはらきり)

「力」は人名という設定。

2005-05-16 (1) 20:29:53 +0900

回文>「坂本は鳩も傘」(さかもとははともかさ)

本文ナシ

2005-05-16 (1) 20:26:47 +0900

回文>「榎本奈美子が立っていた。炊いてったが小湊も、の絵」

かなで書けば 「えのもとなみこがたっていたたいてったがこみなとものえ」。 前半は筒井康隆「文学部唯野教授」(1990 年、岩波書店)の最後の文。 「絵」が唐突だと言われたら、逆にして 「炊いてったが小湊も、の榎本奈美子が立っていた」とするか。

2005-05-16 (1) 20:20:51 +0900

「望」には「亡」が含まれるけど名前に使って縁起が悪くないのかな

現行の字体では「亡」が音符のようだ。

2005-05-15 (0) 19:19:22 +0900

回文>「げそ急げ」(げそいそげ)

本文ナシ

2005-05-15 (0) 19:17:22 +0900

日本人全員に皇位継承権があるとしたら「天皇公選制」も「世襲」と呼べる?

古きよき時代に、二人の若い男性が共同で事業を起こしたとする。 それぞれ結婚し、子どもも生まれた。 最初は二人のうちどちらかが社長になったが、以後は、 二人の子孫の間で適当に社長を出していくことが何代も続いたとしよう。 これは「世襲」と呼べるだろうか?

私は呼べると思うが、 もし呼べたとして、二人でなく三人だったら? 五人だったら? 十人だったら?

何人でも世襲と呼べるなら、 いわゆる日本人すべてに皇位継承権があると決めて「天皇公選制」 をとったとしても、 日本国憲法第2条の「皇位は、世襲のものであつて」 に反しないのではあるまいか。

養子でも世襲と呼べるなら「天皇公選制」も日本国憲法の下で可能なのでは》 参照。

付) 最初の例だけど、 こういう状況なら、きっと二人の子孫の間で縁組があるだろうな。

2005-05-15 (0) 02:36:10 +0900

「産む」「生まれる」はカナ漢字変換はどう処理しているのだろう?

umu の受け身形が umareru の語源だろうが、 漢字で書くときは別の文字を使うのが習慣である。 しかし、「産む」の受け身や尊敬としての「産まれる」もありえるのだ。

2005-05-15 (0) 02:24:18 +0900

赤ちゃんが赤ちゃんを産んだ状態で生まれてきたら皇位継承順位は?

医学的にありえないだろうが、 その場合でもまず子が生まれてから孫が生まれたと考えればよいであろう。

2005-05-15 (0) 02:22:14 +0900

女性天皇を視野に入れた皇位継承順位改定案を読む

12日づけ朝日新聞大阪本社版「政治・総合」面 『「女性天皇」含め4パターン示す / 有識者会議 / 現行方式以外に』。

まず、現在の皇室典範の継承順位をまとめてみよう。

そのうえで、得られた数列の後ろには 0 が無限項ならんでいるとみなしてから辞書式順序で比較する、となろう。 いわば、N の可算無限個の直積 ΠN である。 (それの部分集合、の意味である。 Πは可算個の直積を表わすことにする。 以下も同様。 また、どの時点でも、初代からの代数は有限だから、 無限個の直積を考える必要は、実はない。)

さて、この記事、およびオンラインの読売新聞によると、 新しく考えられた継承順位は以下の四つである。

  1. 男女の区別をしない
  2. 兄弟姉妹の中では男子優先
  3. 男系男子優先
  4. 男子優先
順に見てゆこう。

1 は、男子だけでなく女子にも数列を対応させるだけである。

2 では、上の規則において最後に付加する n を男子なら (1,n) で、 女子なら (2,n) で置き換えればよい。 だから、いわば Π(2×N) となる。 (以下、二元集合も 2 と書くことにする。)

この案について、オンラインの読売新聞は 《女子が先に生まれても弟が生まれた段階で弟が優先されるため、 継承順位の確定は遅れる》 としているが、継承順位は常に変わりうるものであるから、 やや説明不足である。 従来のルールでは天皇の第一子は継承順位第一位であり、 あとから誰が生まれようと変わらない。 この案では、天皇の第一子が女子であった場合、 その時点では第一位だが、 弟が誕生すれば第一位を譲ることになる。 一般には、弟が誕生する可能性は十分にあるだろう。 現行でも、第一位を譲ることはある。 たとえば、天皇に子がない場合、そのすぐ下の弟が第一位だが、 天皇に男子が誕生すればその子が第一位となる。

3 は、記事でははっきりしないが、次のように考えればよいのではあるまいか。

だから、Π2×ΠN となる。

(これと 2 案との違いだが、たとえば

男-+-男-+-女(A)
   |
   +-男-+-女(B)
        |
        +-男(C)
の場合、孫の世代の間では 2 案では A, C, B の順になるのに対し、 この案では C, A, B となるのではと思われる。 読売新聞はこれを 「直系の女子がいても、傍系に男系男子が誕生すると継承順位は後になる。 このため順序の変動が起こりやすい」と言っているものと思われる。 (祖父である天皇が存命中の場合、 孫は三人とも「直系」というのだと思っていたから、 理解するのに時間がかかった。))

4 は、数列とは別に男子は 1, 女子は 2 を対応させ、 それで先ず最初に順位をつけるわけだから 2×ΠN となる。 読売新聞は 《母親を飛び越えて息子が即位する現象が起きうる》 としているが、1 でも、継承権のある男女の間に生まれた子の順位を 《女性にも皇位継承権を認めた場合、両親ともに継承権がある子の継承順位は?》 で考えたように決めれば、同じ現象が起こりえるのであった。

私が見たかぎりでは、 皇位継承権を持つ男女が結婚して生まれた子の継承順位についてはふれられていないようだ。 この会議は、次回からは専門家8人を呼んで意見を聞くそうだが、 その専門は「宗教行政論」「皇室研究」「憲法学」「日本近代史」 「神道学」「日本法制史」「宗教学」であって、理系の学者が一人もいない。 離散数学の専門家も入れたほうがいいんじゃないだろうか。

付) 毎日新聞は例として架空の系図をあげ、各案における継承順位を載せていたが、 全く同じ順序になるのがあったような。例がうまくないのである。

付) 書くのを忘れていたが、 規則が満たすべき条件は、きちんと順位が決まることのほかに、 皇位が移った場合に、 ほかの人の間の継承順位の上下が逆転しないこと、だと思う。 現在は天皇は象徴であるけれど、やはりそうしておくべきだろう。 上の四つは、どれもこの条件を満たしている。 それをチェックするために数列を対応させたりしたのである。

付) “直系”だろうが“傍系”だろうが構わない、というなら、 皇位継承権のある人たちの集合だけを定義しておき、 その中では年齢順、というのもシンプルである。

2005-05-15 (0) 02:20:16 +0900

付) 上の第 3 案の説明には間違いがあった。 これだと、 初代の長男の長男は (1, 1; 1, 1) であり、 初代の次男は (1; 2) になって、後者のほうが上位になってしまう。 セミコロンの前の有限数列は後ろに無限個の 1 を補ってから比較する、 と訂正する。 (ただし、次に述べるように、 こう訂正しても私の推測は当たっていなかったことになる。)

付) 朝日新聞では、 16日づけ大阪本社版オピニオン面「ニュースがわかる」 でよりくわしく説明されていた。 第 3 案は私が上に述べたのとは違うようである。 《男系男子の後に、それ以外の要素で決定》となっている。 前の記事にもこんなふうに書いてあったと記憶しているが、 これでは具体的にどうなるのかわからないので、想像したのだった。

-+- 男0 -+- 女4 -+- 女5
 |       |       |
 |       |       +- 男6
 |       |
 |       +- 男1 -+- 女3
 |
 +- 男2 -+- 女7 -+- 男8
という例が載っているが、 私の想像した順位では
-+- 男0 -+- 女4 -+- 女8
 |       |       |
 |       |       +- 男6
 |       |
 |       +- 男1 -+- 女3
 |
 +- 男2 -+- 女5 -+- 男7
だった。 この例だけからルールを読み取るのはむずかしそうだ。 (だから、 皇位継承に伴って継承順位が逆転する可能性があるかどうかはまだわからない。)

この記事も男子優先だと《順位の確定が遅れる》という言い方をしているが、 天皇の長子、あるいはその長子が女性だった場合に、 皇位を継承する可能性が高いかどうかの確定が遅れる、の意味である。 たとえば「サザエさん」の波平の後継者で考えてみると、 長女サザエが(確か)24 歳、長男カツオが 10 歳であるから、 サザエは 14 歳まで「お前が跡取りかもしれない」と言われて育ちながら、 カツオが生まれた時点でその可能性はぐっと下がったことになる。 (「何歳までに男子が生まれなかったら」という規則を置くことも考えられよう。)

この記事も、皇位継承権のある男女の間に生まれた子については何も語っていない。 「秋山訓子」と署名あり。

2005-05-20 (5) 00:37:36 +0900

「兄弟姉妹の中では男子優先」はこう考えてもよい。 皇位継承権のある皇族一人ずつを、仮想的に二人に分ける。 その二人は隣り合った順位の兄弟または姉妹とみなす。 男子が生まれたら、兄または姉の子とみなす。 女子が生まれたら、弟または妹の子とみなす。 このうえで、全員が男子だとみなして現行の規則を適用する。 ただし、皇位につくときは兄または姉のほうとみなす。

こう考えると、この規則で起こりえることは現行の規則でも起こりえる。 だから、この規則の批判は現行の規則の批判にもなっている。

2005-11-04 (5) 01:14:28 +0900

上の補いの中の 「その二人は隣り合った順位の兄弟または姉妹とみなす」 は 「その二人は双子の兄弟または姉妹とみなす」 のほうがわかりやすいかも。 (実際に双子が産まれた場合にこの説明は破綻するのだが。)

2006-02-12 (0) 14:31:26 +0900

日本では、祈りは自分の願望を口にするだけのことだと思われているのでは?

赤穂事件(いわゆる忠臣蔵)に題材をとった新作歌舞伎で、 確か吉良邸の裏のお屋敷が舞台の話。 そこの殿様は赤穂浪士をひいきにしており、 いつ討ち入りがあるかと待ちわびているが、 事件から一年以上経っても討ち入りはない。 それで殿様は最近は機嫌が悪く、 その家に赤穂浪士の一人の妹が奉公にあがっているのだが、 彼女に対しても八つ当たり気味である。 そこに陣太鼓が響いて討ち入りとなり、 殿様は喜び、 妹は「どうか兄が加わっていますように」 と神仏に祈るシーンがある。

兄が加わっているかどうかは確定していることであり、 単に彼女が知らないだけである。 それを神仏に祈ることが非常に奇異に思えた、 という話はこの「いろいろ」に書いたと思ったが見当たらない。 それはさておき。

別のことを思いついた。 祈りとは、その程度の、自分の願望を口にするだけと思われているのではあるまいか。 日本では。

2005-05-14 (6) 22:35:55 +0900

サイゼリヤ>水は無料だが砂糖やミルクやレモンは?

フィンローダさんの「フィンローダの裏の裏」で、 最近はかけそばにワカメや天かすがはいっていることもあるという話が出ていたので 「ネギは」と書き込んだら、 ネギや唐辛子は薬味であって、 ワカメや天かすといったトッピングとは違う、 とフィンローダ氏。

なるほど〜と思いつつサイゼリヤへはいってふと考えた。 ドリンクバーは有料だが、その中の水だけは無料である。 メニューでドリンクバーを見ると、コーヒーだの紅茶だのは載っているが、 砂糖やミルク、レモンは出ていない。 出ていないが、ドリンクバーを注文すればそれらは自由にとれるのである。 ということは、これは薬味扱いか? だとすれば、 ドリンクバーを注文せずに水だけとって、 砂糖やミルクやレモンを入れるのもあり?

2005-05-14 (6) 22:07:40 +0900

だいぶ前に、 どこかの店舗で、 それらはドリンクバーご注文の方のみとさせていただきます、 と書いてあるのを見た。

2009-08-15 (6) 19:18:27 +0900

回文>「布施にユニセフ」(ふせにゆにせふ)

坊さんに御布施をしたつもりでユニセフに募金をしたほうが、 亡くなった人の真の供養になるのではあるまいか、 という意味かどうかは私は知らない。

2005-05-14 (6) 20:41:52 +0900

「三日月と木津上」(みかづきときづかみ)

木津上は姓のつもり。

2005-05-14 (6) 00:33:17 +0900

「Aである証拠にBである」と言ったらBのほうが証拠だよね?

「彼女がきている証拠に長い髪の毛が落ちている」が正しく、 「長い髪の毛が落ちている証拠に彼女がきている」は誤り。 だよね?

ネットで、逆に理解しているとしか思えない人を見てちょっと気になった。 こういうのってどうやって調べたらいいんだろう?

2005-05-14 (6) 00:26:17 +0900

「愛国」って語も本来の意味を離れて使われているよなあ

11日づけ朝日新聞大阪本社版総合面 『教室基本法改正素案 / 国を「愛する」と表記』を見てふと思ったのだが、 「愛国」という語も、特に日本では本来の意味をかなり離れて使われている。 矢内原忠雄「余の尊敬する人物」のエレミヤの章の最後の一文、 「何人が真の愛国者であつたか、 偽愛国者であつたかは、 後の歴史にて明かであります」が思い出された。

「正義」という語は子どものころ「正義の味方」で覚えたような気がする》、 《TV番組のヒーローが「正義の味方」でなく「美の味方」と名乗っていたら》 参照。

2005-05-13 (5) 03:13:32 +0900

きょうの補筆箇所

2005-05-13 (5) 03:04:42 +0900

回文>「食いだおれ、レオだ、行く」(くいだおれれおだいく)

ほかに「食いだおれ、レオ、第九」「食いだおれ、レオ、大工」 なども考えられるが、みな意味不明。

付) 「食い倒れる」と動詞でも使うとしたら、 「食い倒れり」という完了形があってもおかしくないはずで、 だったら

もありえるのだが、これも意味不明。

2005-05-13 (5) 00:48:39 +0900

最近の学生は自分で手順を考えて実習する能力が落ちているのでないか

ちょっと前までは、 コンピュータ入門の授業でファイル操作を教える際、 新規作成、編集、コピー、改名、削除などのやり方だけを説明すれば、 それらをどうやって実習したらよいかは自分で考えたものだ。 例えば、コピーを試すにはファイルがなければ始まらない。 そう気がつけば、まずファイルを新規に作るか、 既存のファイルの一覧を見てから試すことになる。 それを各自が考えて実習していたのである。 近ごろは「次の順に操作しなさい」とプリントに書いておかないと 「何をすればいいんですか」の質問が出て実習にならない。

最近はそれでも「何をすればいいんですか」と聞かれるので、 半ばあきれかかっている。

また、テキストファイルの一つの行を改行で分けたり元に戻したりする練習のような、 結果が残るのでなく、自分のスキルを高めるような課題については、 取り組むのが苦手なようである。

2005-05-12 (4) 22:04:19 +0900

最近の学生は話を聞いて学ぶ訓練ができていないのではあるまいか

高等学校の国語や社会の時間は、 聞かずに寝ていたり内職をしたりしていても、 あとで試験前に教科書を読んで暗記すればそれで済むことが多い。 だから、 人の話を聞く訓練、聞いた話をまとめてノートをとる訓練ができていない。 大学にはいったらそれでは困るのだが。

2005-05-12 (4) 21:17:24 +0900

女系の天皇を認めることは母系の先祖をも考慮することに通じるのでは

女性天皇は過去に存在したが、 女性天皇の子孫であることで皇位を継承した例はないはずである。 よって、 いままでずっと、 「父親の父親の父親の……の父親が神武天皇であること」 は皇位継承権があるための必要条件の一つである。 (十分条件ではない。)

女系を認めると、それが 「『父親または母親』の『父親または母親』の『父親または母親』の…… 『父親または母親』が神武天皇であること」に変わる。 ある人物から先祖へ向かってさかのぼって見てゆくとき、 たどりかたが一通りでなくなる。それで何の矛盾もないのだが、 「あるたどりかたをすれば神武天皇に至るが、 別のたどりかたをすれば別の人物に至る。 それでもこの人が天皇であってそれ以外の何かでないのはなぜ?」 という疑問を持つ人が出てくる可能性があると思う。

たとえば、桓武天皇の母親は渡来人の子孫だったそうで、 桓武天皇のところからそちらへさかのぼることにすれば、 桓武天皇以降の天皇はすべて桓武天皇の子孫であるから、 「渡来人の子孫」となる。また、 「桓武天皇から渡来人までの代数」はおそらく 「桓武天皇から神武天皇までの代数」よりも少ないだろうから、 いわゆる「血」を両親から半分ずつひきつぐと考えるなら、 桓武天皇以降の天皇は神武天皇の血よりも渡来人の血を濃くひいていることになる。

このあたりにひっかかりを感じる人もいるのではあるまいか。 男系のみとすることは、母親の血はひきつがない、と考えることでもある。

付) 私自身がどう思うかの話をしているのではない。 念のため。

2005-05-12 (4) 21:08:10 +0900

売春防止法ができるまでは売春して生活できる婦人は保護されなかった?

日本国憲法は第二十五条で国民の生存権を認めているが、 第二十七条で勤労義務を定めている。 売春が合法だった時代に、 売春ならできるがそれ以外の仕事はできない女性がいた場合、 彼女が第二十五条を根拠に国に対し 「健康で文化的な最低限度の生活」を要求したとしても、 国は「売春して生活しなさい」と言うことができたのではあるまいか。

「売春の禁止を憲法に盛り込む必要がある」との主張が聞かれないこと》、 《憲法調査会最終報告は「売春禁止」も「売春を認めよ」も書いていないようだ》 参照。

2005-05-12 (4) 20:56:03 +0900

いまごろは日が長いが、江戸時代までは「長い」のがいまの二倍だった

いまの人はたいてい一年を通じて同じ時刻に起きるであろう。 江戸時代までは不定時法だったこともあり、 いまの時刻で言うと夏は早く、冬は遅く起きていた。 春になると起きる時刻が早まるから、 いまの人と比べて二倍「日が長くなった」と感じたはずである。

2005-05-12 (4) 20:44:17 +0900

「ラテン語」と「打点5」はちょっと音が似ている

小さな子が「ラジオ」と言えずに「ダジオ」と言うことがある。それと同じ。

2005-05-12 (4) 20:39:25 +0900

憲法記念日から読み始めた小林直樹「憲法を読む」(岩波新書)読了

1966 年 4 月 20 日第1刷、1973 年 7 月 10 日第 13 刷。 久しぶりに、本を一冊読み通した。

憲法改正をめぐる動きが目立つきょうこのごろであるが、 議論は四十年前とほとんど同じであることをあらためて知った。

副見出しを目次に載せているが、 副見出しの「…」を目次では「‥」に変えているのがちょっと不思議。

2005-05-12 (4) 20:35:15 +0900

元号を頭文字で略記することがあるが「M 天皇」「S 天皇」は見ないな

「明治」「大正」「昭和」「平成」の元号をそれぞれ M, T, S, H で略記することがあるが、 「明治天皇」を「M 天皇」、 「大正天皇」を「T 天皇」、 「昭和天皇」を「S 天皇」 のように書くのは見たことがない。

2005-05-12 (4) 19:49:42 +0900

回文>「提案相手」(ていあんあいて)

本文ナシ

2005-05-12 (4) 19:46:20 +0900

朝日新聞「天声人語」>書いた人はラテン語ギリシア語は習ったことがない?

9日づけ大阪本社版掲載分。 大学の第二外国語で、辞書を持たない学生が増えているという話。 《かなり前なら、外国語を学ぶのに辞書を買うのは常識だった》 とあるが、 ギリシア語・ラテン語などの古典語については、 初級のうちは教科書巻末の語彙集で済ますのが普通だったと思う。 研究社の羅和辞典は当時もあったが、 例文などはほとんど載っておらず、文法を学ぶ初歩の段階では役に立たない。 希和辞典は当時はなかったと思う。 Latin-English, Greek-English などの辞書はあり、 私は高校生のときに買ったが、 小型のは巻末語彙集と比べてそれほど役に立たず、 役に立つのは日本でいえば「大辞典」と称する大きさのものだから、 かなり高い。

「第二外国語を学ぶのに辞書を買うのは常識だった」 というなら私も同意見だが。

付) 一方で、 「日本人は辞書に頼るからいつまでたっても話せるようにならない」 なーんて反論が出るような気もする。 第二外国語はそういうふうに学習するものではないから、 当たっていないと思う。

2005-05-10 (2) 00:42:52 +0900

朝日新聞>「ヘット゛ホンステレオ」という誤植 --- 「ト」と「゛」が別々

8日づけ be on Sunday の 4 面「今さら聞けない」は「充電式電池」。 そのイラストに「ヘット゛ホンステレオ」とあるが、「ト」と濁点が別々だ。 すぐ下に似たフォントで出ている「カドミウム」という語では、 「ド」の濁点は「ト」の第二画の上にきている。 それとは異なり、濁点が「ト」と「ホ」の間にあるのだ。

めずらしいタイプの誤植といえよう。

2005-05-09 (1) 01:14:50 +0900

リストの曲をカット、の意味で「リストカット」と書いたら誤解され大騒ぎ…

…なんて話はないだろうな。

2005-05-09 (1) 00:03:28 +0900

私のことをTコードユーザと紹介しているページを見てあせる ^^;

「massangeana すのもの」で Google を検索し、 「狩野宏樹のブックマーク」 というページを発見した。 《T-Codeユーザで》と紹介されている。 最近使ってない。あせる。^^;

カナ漢字変換を使っているのは仮の姿で、 Windows でも早くTコードが使えるようにしなくては、 とずっと思っているのだが、 ついずるずると時間ばかり経ってしまった。

というわけで、 久しぶりにTコード内蔵の自作ラインエディタを使ってこの 「いろいろ」を書いている。 本項もそう。

2005-05-08 (0) 23:49:12 +0900

作曲家リストのような髪型を「リストカット」と呼んだりしないよね?

本文ナシ

2005-05-08 (0) 23:47:14 +0900

JR西の運転手は秒単位で遅れを報告するそうだが時計は一秒まで合わせる?

鉄道時計は針式なので、一秒まで合わせるには最大で一分ちょっとかかる。 それも仕事のうちだと言えばその通りだが……。

2005-05-08 (0) 23:42:52 +0900

回文>「インテリアあり、転移」(いんてりあありてんい)

本文ナシ

2005-05-08 (0) 23:17:46 +0900

「かたやきそば」と「かたや、生そば」は同音だ

それがどうした。>自分

2005-05-08 (0) 23:14:35 +0900

劇場のトイレは、その日の観客の男女比によって男子用女子用の切り換えも

劇場などでは、出し物によって観客の男女比がまるで違ってくるだろうから、 たとえば五つのトイレがあるとして、きょうは男子用は一つのみで残りは全部女子用、 とすることに意味があると思う。

その際、 男子小用の便器があるトイレを女子用として使う場合にどうするか、 という問題もあろう。 小さな男の子は母親が女子用に連れてはいることもあるだろうから、 そのままにしておくという手もある。 しかし、男性が間違ってはいってくる、 女性が見て違和感を覚える、などを避けたいなら、 シャッターをおろすなどして見えなくすることも考えられるだろう。

2005-05-08 (0) 23:11:23 +0900

公共施設のトイレの男女別が日によって変わったら間違う人が出るだろうなあ

ホテル・旅館の大浴場には、 男子用・女子用が毎日変わるところがある。 景色が全然違う、などといった苦情があるからであろう。

香林坊大和8階、レストラン街のトイレにはいったが、 もうわかっているので、どちらがどちらかは確かめない。 大浴場のようにときどき変わったら、間違う人が出るだろうな。

2005-05-08 (0) 23:07:46 +0900

「大浴場」はあっても「大便所」はない

「大便・所」ととられるからであろう。

2005-05-08 (0) 22:59:08 +0900

いまの時代、男性タレントも「姓なし名だけ」の芸名は避けたほうが無難かも

女性天皇を認めようという意見が盛んである。 それだけでなく、 女性天皇が皇族以外の男性と結婚して生まれた子にも皇位継承権を、 ということも考えられているようだ。 その場合、もしもその男性が皇族になるとすると、 姓なしに改名することになるだろう。

あとは 《「姓なし、名前だけ」の芸名なのに同姓(?)同名の人が出てくる可能性》 を参照。

2005-05-08 (0) 22:57:51 +0900

回文>「いざり、ブリ材」(いざりぶりざい)

ブリ材ってよく知らないけど、 無印良品で、それを素材としたカゴとか売ってる。

2005-05-08 (0) 22:48:35 +0900

回文>「知二の地元」(ともじのじもと)

本文ナシ

2005-05-08 (0) 20:10:05 +0900

ウルトラマンは怪獣に負けたことがない / ゼットンは宇宙恐竜だもんね

本文ナシ

2005-05-08 (0) 20:09:25 +0900

きょうの補筆箇所

2005-05-08 (0) 02:53:40 +0900

回文>「比丘あくび」(びくあくび)

本文ナシ

2005-05-08 (0) 02:11:52 +0900

プロ野球>セ・パ交流戦でなくセ球場でパの試合をしてもパ・チームはくる

プロ野球で初めてのセ・パ交流戦が始まった。 セ・リーグの根拠地球場でパ・リーグのチームが、 パ・リーグの根拠地球場でセ・リーグのチームが見られると好評なようだが、 それだけなら、交流戦をしなくても可能だった。 セ・リーグの根拠地でパ・リーグの公式戦を、 パ・リーグの根拠地でセ・リーグの公式戦をすればいいのである。 試合は原則として対戦するチームのどちらかの根拠地で行なう、 という現行のやり方は、プロ野球の改革を考えるなら、再考の余地があると思う。

同じリーグの中でも似た問題がある。 たとえば、広島市民球場では広島―阪神、広島―中日の試合は見られても、 阪神―中日は見られない。 これも、もしかしたら改めることで、プロ野球全体の人気が高まるかもしれない。

付) 私は交流戦に反対しているわけではない。 賛成の理由のうち 「近くの球場でふだん見られないチームが見られるから」 は必ずしも交流戦を支持するものにならない、と言いたいだけである。 念のため。

2005-05-08 (0) 01:59:11 +0900

憲法調査会最終報告は「売春禁止」も「売春を認めよ」も書いていないようだ

1日づけ朝日新聞大阪本社版を見直してみたが、 「売春禁止を憲法に書き込むべきだ」という意見も 「売春する権利を憲法に書き込むべきだ」という意見も出なかったのか、 載っていないようだ。

「売春の禁止を憲法に盛り込む必要がある」との主張が聞かれないこと》 参照。

2005-05-08 (0) 01:47:52 +0900

皇太子妃になるためキャリアを捨てるのは「もったいない」と聞いた記憶あり

最近使われなくなった「もったいない」という考え方を復活させよう、 という動きがあるが、 現皇太子妃が決まったとき、街頭インタビューで同世代の女性が 「ここまで積んできたキャリアを捨てるなんてもったいない」 という趣旨の発言をしているのを、テレビで見たか新聞で読んだかした記憶がある。

物質に限らなければ、「もったいない」はずっと使われてきたのではあるまいか。

2005-05-08 (0) 01:38:07 +0900

回文>「火葬、強訴か」(かそうごうそか)

本文ナシ

2005-05-07 (6) 22:29:10 +0900

回文>「火葬場、うそか」(かそうばうそか)

本文ナシ

2005-05-07 (6) 22:23:02 +0900

「三改木(みぞろぎ)」という姓がある / 独単語 Misologie と音が似ている

2月3日づけ朝日新聞大阪本社版社会面の工場爆発の記事。 三改木(みぞろぎ)さんという方が亡くなられたそうである。

ミゾロギー (Misologie) はカント著篠田英雄訳「道徳形而上学原論」(岩波文庫) 27 ページで覚えた単語。 28 ページの訳者注によれば 「学問に対する憎悪或いは嫌悪を意味する」。 misology という形で英語にもはいっている。

なお、記事ではふりがなは「み」「ぞろ」「ぎ」と分けて振られているが、 「改」が「ぞろ」に対応するのかどうかはよくわからない。

2005-05-07 (6) 02:25:17 +0900

朝日新聞>「日本語変換」「カナ漢字入力ソフト」って組み合わせが逆では?

2月3日づけ朝日新聞大阪本社版総合面『「一太郎」に販売禁止命令』。 《日本語変換の使いやすさから》、 《カナ漢字入力ソフト「ATOK」》 とあるが、 「カナ漢字変換」「日本語入力」が普通ではあるまいか。

入力するのは言語ではなく文字なので 「日本語入力」は本来はおかしいが、 実際にはよく使われる言い方である。

2005-05-07 (6) 02:05:24 +0900

「スパゲッティ」「スパゲッティー」「スパゲティー」「スパゲティ」……。

少なくとも四種類の言い方がある。

2005-05-06 (5) 01:02:21 +0900

軍隊にできることに何があるかわかってないと、軍隊について論じられないな

4日づけ朝日新聞大阪本社版オピニオン面「憲法総点検 / インタビュー」の「中」 は米コロンビア大教授のキャロル・グラック氏と立教大教授・ 危機管理論の伊勢崎賢治氏。 伊勢崎氏の発言の中の次の箇所が興味深かった。

軍事的な抑止力は紛争処理に必要です。 でも、日本が他国と同じ軍隊運用をする必要はない。 「血を流す」貢献をしたいなら、 紛争地に非武装の国連軍事監視団員として自衛隊の将校を派遣する手もある。

ここを読んで、タイトル行のようなことを考えたのだった。 その次。

戦後日本の「非戦」思想は本来、 自らの血を流す覚悟に支えられたものだったはずです。 他国がミサイルを向けていることが分かっても自分からは攻撃しない、 と宣言する方策だから。 国民は今、平和や正義のためにどれだけ血を流す覚悟をしているのでしょう。

そうなのか、そうでないのか。 その辺の議論はきちんとされてきたんだろうか。

2005-05-06 (5) 00:58:28 +0900

憲法改正の発議が国会の過半数でできたら政権交代のたびに国民投票?

5日づけ朝日新聞大阪本社版オピニオン面「憲法総点検 / インタビュー」の「下」 は劇作家の山崎正和氏。

現行では衆参両院の3分の2の賛成が必要とされているが、 御厨貴・東大教授が指摘するように、 国民代表の3分の1が反対だと国民の総意を問えないというのは、 論理的におかしい。 国民投票は民主主義にとっては非常手段であり、 頻繁にやるべきではないが、やる以上は発議は過半数でいいはずだ》。

過半数で発議できるようにし、二大政党制になったら、 政権交代のたびに国民投票ということもありえるのではなかろうか。

付) 「衆参両院の3分の2の賛成が必要」はやや誤解をまねく言い方である。 衆参両院の議員全体のうちの3分の2が賛成したとしても、 衆議院・参議院それぞれの3分の2の賛成がなければだめである。 だから、「衆参両院で3分の2の賛成が必要」がより正確。 「衆参各院」とする方法もある。

付) 「論理的」におかしいかどうかはあとで考えよう。

付) あとのほうに 《日本政府が侵略戦争を起こそうとしても、 いまの若者を招集することはできない》とあるが、 この場合は「招集」でなく「召集」ではあるまいか。

2005-05-06 (5) 00:43:10 +0900

html の table で棒グラフを描く

すのものの「未読の朝日新聞の数」』では、 table の中に <tt> ... </tt> タグではさんで等幅にした 「*」を並べて棒グラフにしている。 しかし、これでは星の数だけのバイト数が必要となる。

別の方法として、 <td colspan="5" bgcolor="red">&nbsp;</td> のように書くことを思いついた。 この colspan の値が棒の長さになる。 ただし、スペースを取るための何かをどこかに置く必要がある。 次の例では、目盛りにそれを兼用させてみた。

  ----+ ----1 ----+ ----2
 
 
 
 

上では table タグの中の border を 0 にしてあるが、 1 に変えれば次のようになる。

  ----+ ----1 ----+ ----2
 
 
 
 

付) html に、簡単なグラフを書く機能が備わっていればいいのだが。 table を書く感覚で、簡単に棒グラフや折れ線グラフを書く機能である。

2005-05-06 (5) 00:25:18 +0900

平面の回転を表わす行列の固有ベクトルが直交しないかと思ってあせった ^^;

cosθ-sinθ
sinθcosθ
はユニタリ行列だから固有ベクトルは直交する。 それらは t(1 i) と t(1 -i) だが、 内積をとると 1*1 + i*(-i) = 2 になるかと思ってしばらくあせった。^^;

複素ベクトル空間の内積はしばらく考えたことがなかったもんで。

2005-05-05 (4) 20:56:07 +0900

ムーンフェイズに似ているが24時針にすぎないものがあるようだ

太陽と月が窓に出て、「昼と夜が一目でわかります」などと説明されているもの。

2005-05-05 (4) 20:23:47 +0900

回文>「空の皿、佐野らか」(からのさら、さのらか)

佐野は姓。

2005-05-05 (4) 19:24:35 +0900

回文>「勘違い、伊賀鎮火」(かんちがいいがちんか)

伊賀は地名。そこは鎮火したかとカン違い、というわけである。

2005-05-05 (4) 19:23:33 +0900

「絡み」と「辛み」って同音なんだ

サイゼリヤで「からみチキン」と注文している人がいて、 「ええっ!? 絡みチキン!?」と一瞬思ってしまい、 それで気がついた。

2005-05-05 (4) 19:08:21 +0900

きょうの補筆箇所

2005-05-05 (4) 03:17:44 +0900

漢字ってやっぱり複雑でアルファベットと比べて覚えるのに時間がかかるんだ

1月27日づけ朝日新聞大阪本社版オピニオン面「私の視点」 は神戸大教授(文字文化論)の魚住和晃氏。 タイトルは「書き取り / 書く習慣つけ心の発達を」である。

その中に《私たちの子供の頃は、 何かというと書き取りをやらされた。 同じ漢字を繰り返し書き、 文字を手の動きとして覚え込む感があった。 世界の文字の中で、傑出して多様で複雑な漢字を、 そうして獲得してきた。 また、習字は手本を見て書き、 文字造形の美意識を養う作業である。 そっくりに書けるまで清書を重ねる単調さは、 書き取りにも増して根気を要する》とあるのが目に止まった。

アルファベットを採用している言語を習う場合は、 二十数個の文字の形を覚えたら、あとはその並べ方を覚えるだけである。 ラテン字母の場合、形がシンプルで覚えやすい。 さらに学習に要する時間が少なくて済む。

著者の趣旨とはむしろ逆なのだが。

2005-05-05 (4) 03:16:56 +0900

朝日新聞の誤植>「親交厚かったべーカー駐日大使」は「べ」がひらがなだ

1月27日づけ大阪本社版「政治・総合」面、 「第2次ブッシュ政権 / 知日派抜けて関係再構築へ」の中に。

これじゃ「厚かったべ」で、どこかの方言だ。 しろうとの私が斜め読みして気づくのに、校正係は何をしているのか。

2005-05-05 (4) 02:56:55 +0900

「つづじ」「つづじ祭」という言葉があるのか……

「つつじ」「つづじ祭」の打ち間違いかと思ったが、 「つつ」は同じ文字の反復だから間違う可能性は低いと思われるし、 Google で検索するとかなりある。 そう呼ぶ地方があるのだろうか。 「つづじ祭」はそういう固有名詞なのかもしれない。

2005-05-04 (3) 20:26:56 +0900

きょうの補筆箇所

2005-05-04 (3) 02:58:00 +0900

日本国憲法第九条は決して古くなっていない、なぜなら……

日本国憲法第9条には新旧かなづかいでつづりが違う語は含まれていない》 から、と言っている人はいないかな。

2005-05-04 (3) 02:53:52 +0900

外国の憲法にも戦争放棄に関連する条文があるが、「九条」と比較すると

3日づけの朝日新聞大阪本社版オピニオン面 「憲法総点検 / インタビュー」の「上」は憲法学者の樋口陽一氏。

「9条改正」について、 《第1項を残せば、平和主義の全否定ではないという論理だろうが、 第1項だけだったら、不戦条約と同じことになる。 大日本帝国だって不戦条約は調印・批准し、国是としていた》 と述べているのを見て思い出したことがある。

岩波文庫の「世界憲法集 第四版」で見た、 イタリア共和国憲法における戦争放棄に関連する条文である。 第11条に 《イタリア国は、他国民の自由を侵害する手段として、 および国際紛争を解決する方法として、 戦争を否認し》とあるのだ。 (念のためこれに続く部分も引用すれば、 《他国と互いに均しい条件の下に、 諸国家の間に平和と正義とを確保する秩序にとって必要な主権の制限に同意し、 この目的を有する国際組織を推進し、助成する》である。)

岩波基本六法(昭和五十二年版)の比較憲法条文集を見ると、 スペイン共和国憲法第6条には 《スペインは、国策の手段としての戦争を放棄する》とある。 しかし、第77条には戦争を開始するための手続きが述べられている。 ほかにも、征服戦争、侵略的戦争を放棄すると述べた国がいくつかある。

だから、 「九条をこう改正すればこういう戦争はできるようになる」 ということを調べる必要がありそうだ。

付) 岩波基本六法(昭和五十二年版)には「戦争抛棄ニ関スル条約」も載っていた。 これの通称が「不戦条約」のようである。

第一条 締約国ハ国際紛争解決ノ為戦争ニ訴フルコトヲ非トシ且其ノ相互関係ニ於テ国家ノ政策ノ手段トシテノ戦争ヲ抛棄スルコトヲ其ノ各自ノ人民ノ名ニ於テ厳粛ニ宣言ス

一九二九・七・二四 日本国批准書寄託、発効」とある。

また、最後に、帝国政府は 「其ノ各自ノ人民ノ名ニ於テ」は日本国には適用しないと了解する、と「宣言」されている。

2005-05-04 (3) 02:50:15 +0900

夏時間になっても電波は標準時だとすると使えなくなる電波時計もある?

電波時計の利用する電波を管理しているのは 「日本標準時グループ」 という名称の組織であるから、夏時間実施中も、 電波に乗ってやってくるのは日本標準時なのではあるまいか。 英文ページ --- 上のページからすぐ行ける --- では standard time という語が使われているが、 これは米国では夏時間 daylight saving time と対比して本来の時刻を示すのに使われる語である。

そうだとすれば、夏時間に対応するのは時計の側の役割となる。 私がいま使っている電波時計は対応していないから、 使えなくなってしまうだろう。

一方、 《電波時計は「お年寄りにやさしい」「サマータイムが導入されても自動対応」》 で紹介したセイコーのページでは「サマータイムが導入されても自動対応」と説明していた。 (このページはいまもあり、その文言も残っているが、 トップページからはリンクされていないのかもしれない。 欠けている画像があるので、もはや古くなって単に残っているだけ、 の可能性もある。)

付) 電波は標準時のままでは、という話は 《夏時間が実施されたとし、現行の電波時計で移行時間付近にアラームを鳴らす》 の追加でもふれたことだが、現行の電波時計が使えなくなるかも、という点は新しい。

付) 米国の電波時計はどうなのだろう。

2005-05-04 (3) 02:18:23 +0900

朝日新聞>「ジャン・ポール(ヨハネ・パウロのフランス語読み)」は変では

3日づけ大阪本社版文化面 「理性の国フランス / 法王の死に寄り添う」はサルトルにも触れ、 《サルトルも、もうひとりのジャン・ポール (ヨハネ・パウロのフランス語読み)》とあるが、 フランス語で“読んだ”わけではないので、 「フランス語形」ぐらいが適切ではあるまいか。 文末に「浅野素女・ジャーナリスト」と署名あり。

2005-05-04 (3) 02:00:16 +0900

朝日新聞だと「若きウェルテルの悩み」の「ウェルテル」は「ベルター」かな

ゲーテの「若きウェルテルの悩み」のウェルテルは原語では Werther である。 Verdi を「ベルディ」、Wotan を「ボータン」 とする朝日新聞の外来語表記法に従うと、これは 「ベルター」になるのではあるまいか。 er が二度出てくるが、語中は /eru/, 語末は /â/ と異なって聞こえると思う。 最近、「ゲルハルト」でなく「ゲアハルト」としているのを見たことがあるので、 それにならうなら「ベアター」となるだろう。

実際には、慣習というものがあるので、朝日新聞もおそらく 「ウェルテル」としているだろうと思う。

2005-05-04 (3) 00:37:03 +0900


すのもの Sunomono