登天騎白龍, 走山跨猛虎。 叱咤風雲生, 精神四飛舞。 大人處世當與神物游, 顧彼豚犬諸兒安足伍! 不見項羽酣呼鉅鹿戰, 劉秀雷震昆陽鼓。 年約二十餘, 而能興漢楚; 殺人莫敢當, 萬世欽英武。 愧我年廿七, 於世尚無補。 空負時局憂, 無策驅胡虜。 所幸在風塵, 志氣終不腐。 毎聞鼓 ![]() 心思輒震怒。 其奈勢力孤, 羣才不爲助。 因之泛東海, 冀得壯士輔。 ![]() |
天に 登りて 白龍に騎り,
山を走りて 猛虎に跨る。
風雲を 叱咤して 生ぜしめ,
精神 四(あたり)に 飛舞す。
大人 世に處すこと 當に 神物と游び,
彼を顧るに 豚犬の諸兒 安んぞ伍するに 足らんや!
見ずや 項羽は 鉅鹿の戰に 酣呼し,
劉秀は 昆陽に 鼓を雷震さするを,
年 約そ 二十餘,
而して能く 漢楚を興こす;
殺人 敢へて當る莫く,
萬世 英武を 欽(した)ふ。
愧づ 我 年 廿七,
世に於いて 尚ほ 補する 無きを。
空しく 負ふ 時局の憂ひを,
胡虜を 驅る 策 無し。
幸とする所は 風塵に 在り,
志氣 終ひに 腐らず。
鼓の聲を 聞く 毎に,
心思 輒(すなは)ち 震怒す。
其奈(いかん)ぞ 勢力の孤なるを,
羣材 助を 爲さず。
之れに因りて 東海に 泛(うか)び,
壯士の輔(たすけ)を 得んことを 冀(こひねが)ふ。
**********
2002.11.28 11.30 12. 1 2003. 8.24 8.25完 2012. 4. 2補 |