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2009年に読んだ本の数(2009.5.15現在)………累計51冊


<今、読んでいる最中の本>

@「完訳ファーブル昆虫記F上」奥本大三郎 集英社
A「古本暮らし」荻原魚雷 晶文社
B「タイタンの妖女」爆笑問題 ハヤカワ文庫SF
C「南極大図鑑」国立極地研究所監修 小学館

<2009年のお薦め本(ベスト10)>
 書籍名著者名出版社
隕石コレクターリチャード・ノートン築地書館
虫捕る子だけが生き残る養老孟司・池田清彦・奥本大三郎小学館新書
日本は侵略国家ではない!渡部昇一/田母神俊雄海竜社
青いバラ最相葉月新潮文庫
釣り師の本棚中里哲夫寿郎社
昆虫の雑学事典阿達直樹日本実業出版社
検索エンジンは脳の夢を見る爆笑問題/高野明彦講談社
レアメタルの科学山口英一日刊工業新聞社
目黒の狂女戸板康二創元推理文庫
10エセー1ミシェル・ド・モンテーニュ白水社

F・ハイデ/F・ヴロツカ著「隕石 宇宙からのタイムカプセル」を
読み終えました。シュプリンガー・フェアラーク東京からの出版
ですが絶版になっているのか新刊本では入手出来ません。
ぜひとも出版して欲しいものです。仕方なしに図書館で借りて
読みました。島正子著「隕石 宇宙からの贈りもの」と併せて
読むと互いの不足分が程よく補われてにわか隕石通になれ
そうな気がして来ます。良い本です。これで隕石関連の本4冊
読了ですが、どうも隕石関連は品切れになる本が多い傾向が
あります。巻末に国内の隕石関連本一覧がありますが入手
出来ない本が多いです。

爆笑問題の太田が今までに出会った中で最高の物語と激賞し
ていた「タイタンの妖女」を読了しました。著者はカート・ヴォガ
ネット・ジュニアです。残念ながら個人的には琴線に触れる様
なところはほとんどありませんでした。物語の壮大さや時空を
越えた設定、人類愛、シニカルな見方やファンタジー性など
色々な点で良く出来ていると感心する部分はありますが個人
的には「火星年代記」の方がよほど面白く読めました。他人
の推薦している本がアタリの時は嬉しいですが、外れた時は
期待していただけに一層残念感が強いです。養老孟司が
絶賛していた「ボーンコレクター」は大アタリ、宮部みゆきが
推薦、編集している「贈る物語Terror」の「変種第二号」も大
アタリ、多くの人が賞賛して止まない「キャッチ=22」は外れ
です。個人的な感性が合うかどうかは本当に難しいです。 

「完訳ファーブル昆虫記F上」奥本大三郎 南極を除くとこれまで日本で見つかった隕石は50件です。
隕石の種類別分類では石質隕石が41件、鉄とニッケルから
出来ている鉄隕石(隕鉄)が8件、石と鉄が半分くらいづつ混
ざり合った珍しい石鉄隕石が1件です。
落ちてくるところが目撃されたものを落下隕石、目撃されなかっ
たがその後発見されたものを発見隕石とよんでいますがこれで
分類すると落下隕石:41件、発見隕石:9件となります。単位
面積当たりの隕石回収率では日本は世界トップレベルですが
発見隕石だけをみるとアメリカやオーストラリアの半分以下です。
これから判断出来ることは日本では見つかっていない隕石が
まだ多数あるだろうということです。
残念ながら私の住む神奈川県ではまだ隕石が見つかっていま
せん。隕石は発見した人が所有権を主張出来るそうです。ぜひ
以下の本を参考にして発見者第一号となりましょう。なお、隕石
の名前は発見場所の地名である市町村名となるようです。
<お勧めの隕石関連書籍>
(1)「隕石コレクター」 リチャード・ノートン 築地書館
(2)「流星・隕石」 藤井旭 偕成社
(3)「隕石 宇宙からの贈りもの」 島正子 東京化学同人
(4)「南極大図鑑」国立極地研究所監修 小学館
(5)「隕石 宇宙からのタイムカプセル」F・ハイデ/F・ヴロッカ シュプリンガー・フェアラーク東京
これらの内で(1)〜(4)は新刊本で入手出来ます。但し(4)は
南極の隕石だけを見るには高価過ぎるので立ち読みで十分かも
知れません。(5)は古本屋でしか入手出来ません。おまけに定価
2200円のこの本は古書価が1〜2万円と高価なので図書館を
利用しましょう。全ページをコピーしても定価以下で揃えられます。

5/3は鯉釣りの待ち時間に読んでいた戸板康二の「才女の喪服」
を読み終えました。今では入手できない文庫本です。先日古本屋で
購入したものです。俳優であり名推理家である中村雅楽探偵物の
掌編集で表題のものを含めて12編が収められています。薄い冊子
なので荷物にもならずに釣りのお供にちょうど良いサイズでした。

東京化学同人社刊「隕石」著者は島正子、理学博士だそうです。
先日読んだ「隕石コレクター」は素人に隕石に対する興味を引き起
こさせるとても良い本ですが、この本は隕石が学術的に持つ意義
を詳しく述べたもので一般向けの本では類書が無さそうです。隕石
を材料にして宇宙の成り立ちや太陽系生成の謎について迫る取り
組みがこの本の主眼のようです。隕石の落下、回収状況、隕石の
命名法、所有権、隕石の見分け方、隕石の分類あたりまでは一般
向けといえるかもしれませんが、太陽系における元素の存在度や
隕石を構成している元素成分、原始太陽星雲ガスからの隕石生成
のシナリオ、隕石中の微量元素、放射性元素分析による年代測定、
球粒隕石中に宇宙線で生成した放射線のスペクトル分析、石質
隕石が宇宙空間に存在していた時の大きさの測定、隕石中の貴
ガスの測定による惑星型の分類、酸素の同位体による組成分析、
星の内部で起こっている核融合反応との関係、宇宙塵など専門の
話が続きます。最後の章近くには日本に落下した隕石の素描など
もあり興味深い一冊には変わりありません。隕石を極めたい人に
お勧めの一冊です。隕石に関する3冊目は藤井旭著「流星・隕石」
偕成社を読み始めました。これは本当に興味本位の素人向けの
楽しそうな隕石の本で総カラーページで50ページほどの本です。
隕石の大型カラー写真がたくさん載っているので隕石探しをしたい
人には大いに参考になると思います。

「人生に関する72章」は読売新聞に連載された藤原正彦の人生
案内を纏めたものです。十代の悩み〜六十代以上の悩みの各章に
分れていますがいくつになっても悩みは尽きないものです。それにし
ても著者の切り口には歯に衣着せぬ独特なものがあります。解説に
ある藤原美子さんの特別質問と藤原正彦氏の回答がなんとも面白く
読めました。                                 

講談社の手塚治虫漫画全集396巻目は「手塚治虫対談集4」です。
小松左京、種村季弘、萩尾望都、鶴見俊輔、立川談志、牧美也子、
巌谷國士と来て最後に手塚眞との親子対談という珍しい取り合わせ
になっています。それにしても手塚治虫の映画に対する造詣の深さ
やいろいろな人とのつながりの多さには驚かされます。対談中で昔
の著作で好きな本として短編集のライオンブックスを上げていまし
たが、昭和48年頃に私もこの本を購入して読んで良かった記憶が
あります。第一期ライオンブックス全4冊、一冊280円の時代です。
著者も気に入っていたんだと35年以上経って初めて知りました。 

扶桑社文庫「爆笑問題の死のサイズ(上)」読了しました。死亡記事
の紙面サイズを元にして各著名人を爆笑問題ネタを織り交ぜて紹介
している本です。後半1/3は死亡記事の1950〜1999年の年代
別のサイズの大きさランキングを載せています。今では名前を忘れ
られてしまっている人がランキング1位に入っていたりして世相を感
じさせられます。「爆笑問題の死のサイズ(下)」は漫画家、文学者、
大スター、女優、総理大臣、喜劇役者と多彩なラインアップです。 

富永裕久著「図解雑学フェルマーの最終定理」読了です。この本を
買う少し前に新潮社「フェルマーの最終定理」の本を読んだ所だった
ので期待したところは大きかったですが、残念ながら「フェルマーの
最終定理」に直接関わる解説は最終章にほんの少ししか載っておら
ず、それも新潮社に比べて楕円曲線、谷山=志村予想、岩澤理論
などの説明もこの本の方がわかりにくいという残念な内容です。数学
の歴史から始まって「フェルマーの最終定理」に行き着くための数々
の数学の要素について説明していっているのは判りますがそれが
どう最終解決に寄与したのかつながりや必然性はさっぱり理解が
出来ません。素人に判らせるといった意味では新潮社版の方にはる
かに分があります。この本の良いところは最終章に行き着くまでの
数論の歴史とトピックスにあります。古代エジプトの掛け算の方法、
6分銅問題、素数をめぐる歴史、完全数、4平方の定理、数論の未
解決問題などには一読の価値があります。               

寡作な作家である小笠原京の新著がこのところ続けて2冊も出され
ました。読者にとってはうれしいことです。「十字の神逢太刀」は著者
のホームグラウンドである小学館文庫からの何冊目かの出版です。
早速読みました。蘭方姫医者書き留め帳一とサブタイトルにあるの
で新シリーズの一冊目のようです。蘭方医の女医が主人公となる
時代推理物です。ストーリーは勿論面白く読み始めたら止められま
せんが、著者の本領が主人公の着物や食べ物、時代背景に大いに
発揮されているようでそのような細部にわたってまで楽しめる一冊と
なっています。女優の菊川怜も推薦しているようです。       

阿達直樹著「昆虫の雑学事典」は電子顕微鏡による写真を武器に
して昆虫の不思議な能力や生態を解き明かしてくれるこれまでに
見られなかった素晴らしい本です。面白半分の昆虫の不思議本は
いくらも見慣れていますが、この本は圧倒的な説得力を持って独自
な昆虫の機能を科学的に判り易く解説してくれます。クワガタムシの
幼虫同士が朽木の中でお互いを傷つけ合わないための発音器の
構造、クワガタムシは音に敏感に反応して木から落下しますが前足
についている耳の独特な構造、カブトムシの蛹の滑り止めの毛の
構造、ゲンゴロウの雄の前足の吸盤の構造、蚊の口器の先端の
構造、蚕の卵の精子進入口の構造、スズメバチの羽にあるフックの
構造、葉の裏を歩けるテントウムシの足の吸盤構造、金属光沢を
持つモルフォチョウの鱗粉の断面構造、空気だけを通す気門の毛
や樹状突起の構造、複眼の構造などなど興味津々の映像満載です。

開高健著「オーパ・オーパ!!モンゴル・中国篇 スリランカ篇」読了
です。”OPA!”何事であれ、ブラジルでは驚いたり感嘆したりする
とき「オーパ!」と言うそうです。この本でも多数掲載されている写真
が世界の広さ、多彩さ、素晴らしさを雄弁に伝えてくれます。開高健
の文章は補助的に読んでも良いくらいです。こんな写真を撮ってみた
いというような素晴らしい写真満載です。先ずは立ち読みがお勧め
です。スリランカ篇では宝石も見事です。                

西丸震哉著「野外ハンドブック」は鯉釣りの待ち時間の愛読書として
昨年から読んでいましたがやっと4月半ばになって読み終えました。
この本には春夏秋冬を通したフィールドでのいろいろな知恵が満載
です。火の起こし方、方向指示の出し方、食べられる山野草、等々
これほど自然に密着した具合的なノウハウ本は類をみません。  

話題の前航空幕僚長、田母神俊雄と上智大学名誉教授である渡部
昇一の共著である「日本は侵略国家ではない!」を読み終えました。
本当に歴史認識というものは難しいものです。東京裁判でインドの
パール判事がその意見書で述べている言い分が極めて公平な意見
だろうと私はみていますが、世の中にはそのように思わない人や
そのような意見を善しとしない人が、特に政治社会教育の中枢に
いかに多いかということが浮き彫りとなった事件だと思われます。
日本が軍国主義に傾くことを危惧するあまりに、逆にまっとうな愛国
主義を放棄してしまっている人たちが多すぎるように思えてなりま
せん。過日のテポドン発射と各国の対応を見ただけでも謝ってばか
りいる日本がいかに世界から軽視されているかは一目瞭然です。
お人よしの国は生き残れません。為政者には国家百年の計を誤ら
ないで欲しいと切に願うものです。おそらく多くの人は著者名を見た
だけでこの本をまたいで通るものと思いますが是非とも一読した上
で冷静に真実とは何かを考え直して欲しいものと思います。参考に
なるのは小学館文庫「パール判事の日本無罪論」です。      

世界思想社刊「風呂で読む漱石の俳句」を読み終えました。漱石が
生涯に作った俳句は2500句の余あるということですがこの中の80
句あまりがこの本に掲載されています。芭蕉が作った句が1000句
に満たないことを考えると多作ですが小説や漢詩に比べると評価は
低いようです。しかし小説からは窺い知れない漱石の人となりが覗け
て読んだ価値はあったかと思います。                  

養老孟司・渡部昇一共著「日本人ならこう考える」PHP研究所を読み
終えました。現代人への啓蒙の書です。アメリカの未来について、永
田町の「バカの壁」、日本の信教の自由、中国問題など幅広い話題に
ついて2人が縦横無尽にそして日本の未来を憂いて苦言を呈します。
為政者にこそ読んで欲しい一冊です。                  

開高健著「オーパ!」読了しました。36刷も版を重ねる息の長い著作
です。著者の文章がすばらしいのは勿論ですが、釣りの写真だけでは
なく現地の迫力のある自然や人物の写真の強烈な印象が読後に残る
点がこの本を不動のものにしている大きな要因だと思われます。著者
の文章以上に現地の雰囲気を良く伝えてくれます。           

「読まない力」は養老孟司著、PHP新書からの発行です。「Voice」誌
に掲載していたコラムの集成版のようです。最近の世相についての
独自の視点からの提言満載です。ぜひとも一読をお勧めします。  

今年は何かと土日に用事があってなかなか釣りに行けません。そん
な時に癒してくれるのが「釣り師の本棚」のような本です。中里哲夫著
寿郎社発行1500円です。全48篇のコラムの中には数多くの名著
が紹介されています。私が読んだことのある何冊かも紹介されてい
ましたが実に正しく紹介されているのをみて他の著作もきっと興味深
い本なんだろうと思わされます。絶版になっている本であっても古書検
索で入手しやすいか、値段はいくらぐらいかまで言ってくれている所は
実にかゆいところに手の届く丁寧な作りです。釣り好きな人であれば
きっとこの本を見かけた途端に欲しくなるのではないかと思います。
この本を読んでまた読みたい本が大量に増えてしまいました。   

まだ出たばかりの本です。すぐに笑いたければこの本がお勧めです。
著者は爆笑問題の太田、「日本文学者変態論」は幻冬舎出版です。
タイトルは過激ですが内容は24人の著名文学者の生涯やいろいろ
なエピソードを面白おかしく紹介した普通の本です。タイトルで敬遠
してしまうと損をします。結構破綻型の生活を送った文学者や個性の
強い作家が多く知られざる文学者の実像が知れて興味深いです。
鏡花、漱石、谷崎、乱歩、公房、太宰、賢治、司馬、清張、芥川、
藤村、三島、柳田、鴎外、独歩、一葉などなどフルネームを出さなくて
も判る著名作家が取り上げられています。                

三木成夫著「胎児の世界」は中公新書の一冊です。たしか養老孟司
の推薦の本だったのではないかと思いますが少し記憶が曖昧です。
発生の話に加えて人類の生命記憶を椰子の実から説き起こす所
や命の波と称した章では生命記憶の根源を祭礼や森羅万象のリズ
ムと絡めて話を展開する所など今の養老孟司の縦横無尽な論理の
展開の根源を見るようで興味深いものがあります。それにしても
ニワトリの4日目が発生にとっての大事件だということには驚かされ
ました。新しく目を見開かされた出来事でした。研究とはこうゆう仕事
なんだということが判る一冊です。                    

「Dr.インクの星空キネマ」は漫才コンビ「キングコング」の”にしの
あきひろ”著作による絵本です。細かい線画には感心させられます。
このような才能があるということに驚きです。ストーリーは比較的
単純ですが絵の奥行きの深さをじっくり味わってみる価値はあります。

リチャード・ノートン著「隕石コレクター」を読み終えた直後に『第四回
ミネラルザワールドin横浜』という鉱物の展示即売会で訳者サイン入
りの同書が定価で販売されているのを見つけました。よっぽど買おう
かと思いましたがぎりぎりで踏みとどまりました。本当、欲しかったです。
副題に『鉱物学、岩石学、天文学が解き明かす「宇宙からの石」』と
書いてあるように隕石の分類、起源から、隕石の探し方、隕石を追い
求める人々の姿、隕石ハンターになるための隕石学、隕石が語る宇
宙の物語、衝突地質学などなど欧米の隕石ブームの火付け役となっ
た名著と言われるだけあって内容が多岐にわたり邦訳も読み応え
十分です。唯一の難点はこんな興味深い本を読んでしまうと隕石が
無性に欲しくなることです。この誘惑には残念ながら打ち克つことが
出来ずに地球の鉱物には無いウイドマンシュテッテン模様が明確な
ギベオン隕石を購入してしまいました。                 

やっと復刊されました。「夏彦・七平の十八番づくし(復刻版)」は山本
夏彦・山本七平という評論界では著名な二人の対談です。山本夏彦
氏の著作はほとんどを読みつくしていますが、この本は僅かに入手出
来ていなかった数冊の中の一冊でこの復刊は大変嬉しい出来事です。
初版が出てから25年以上も経ってからの復刊です。なぜこんなにも
長い間絶版になっていたのか不思議なくらい中身は古びていません。
あまりにも博識な両雄の対談なので話は縦横無尽にあちこちに飛ん
でついていけない所はあるにしても貴重な対談です。         

小笠原京の久々の小説「ろくろ首の客」は学研M文庫から出版され
ています。本職の名誉教授『小笠原恭子』としての著作は専門的
過ぎて、一般向けの「歌舞伎名作集」しか読んでいませんがやはり
余技でやっている小説の方が一般読者としてははるかに嬉しいです。
もっと出版社は頑張って小笠原京の本を出させて欲しいものです。

講談社現代新書「カンブリア紀の怪物たち」は英国王立協会フェロー
であるサイモン・コンウェイ・モリスが現代新書のために書き下ろした
渾身の一冊だと言うことで内容は興味深いものです。カンブリア紀の
大爆発で有名なバージェス頁岩の生物たちの生態を見て来たかの
ように生き生きと描き出してみせます。従来の解釈を一歩踏み出し
た新たな見解には傾聴すべきものがあります。著者はバージェス
頁岩層の調査に「ケンブリッジ・プロジェクト」の一員として当初から
加わっていた主要メンバーの一人であるだけに話には説得力があり
ます。それにもかかわらずどうにもこの本に同調出来ません。多分
第三章でタイムマシンで遡ってその時代を再現した夢物語が嘘くさい
こと(何しろ古生物の色まで再現してみせています。)と、第七章から
おわりにまでの記述があまりにも独善に満ちた見解のように私には
思われることがその原因です。第五章あたりまでは起伏はあるに
しても科学的な裏づけに基づいた論理的な香りがしますが、第六章
の門の起源あたりの記述から最終章に向かっては自分の主張を通
すためにまさに論理が爆発してしまっているような感じを受けます。
多分、本人の中では極めて自明の論理展開をしているのでしょうが
残念ながら私のような素人でその言わんとするところが汲み取りきれ
ません。これまでの論理がまちがいだという主張も弱いものだし同様
に新たな主張も単なる主張に過ぎないように感じられます。
進化に対する新しい論理を知りたければこの本はお勧めですが、
科学的な読み物として現在の最新の知見に基づいた生命誕生と進
化についての多くの深い知識を知りたければ、まだ購入したばかり
で内容を十分には読みきれていませんがニュートン別冊の『最初の
生命から哺乳類まで−「生命」とは何か いかに進化してきたのか』
がお勧めです。カラー図表や古生物たちの実寸の判る図鑑も豊富
に掲載されていて見ているだけでも楽しめます。           

最相葉月「青いバラ」は新潮文庫で600ページを越える大部の本
です。幻の「青いバラ」作りをめぐる小説かと思って読み始めたら
どうも様子が違います。「青いバラ」作りに魅入られた育種家の
人々、バラの花市場に対する企業戦略、バイオテクノロジーを駆使
してのバラ新種作りの手法、困難点、古代からのバラ作りの歴史、
各品種の系統樹の解説などなどノンフィクションの総合的なルポル
タージュの集大成となっています。巻末の参考文献だけでも30頁
ほどもあるという渾身の力作です。惜しむらくはこの本が平成13
年に書かれて、文庫化が16年ということで、その後果たして幻の
「青いバラ」は完成したのか、どこまで青くなったものが出来たのか
が伺い知れないことです。またこの本を一層楽しむためにはバラ
のカラー図鑑が必須だと思われますが残念ながら私の手元には
バラ図鑑が無いことです。そのうちに良い図鑑を見つけてみたい
と思っています。「青いバラ」すなわち「ブルー・ローズ」を英和辞典
で引くと『不可能』という意味が見出されるそうです。本当に「青い
バラ」が見られる日が来るのか興味はつきません。        
現在、ウイキペディアで「青いバラ」を検索するとサントリー社が
1997年に発表した青いカーネーション「ムーンダスト」をはじめ、
1999年の青みを帯びたバラにまで言及されていますが、皆が
納得するような真っ青なバラが日の目を見るのはまだまだ先なの
かも知れません。その10年後の2009年1月末にはサントリー社
とオーストラリアのフロリジン社が共同で開発した「青いバラ」の
販売を開始したという記事がインターネット上に見つかりますが、
その写真をみるとどうみても薄紫にしかみえません。       
現在本当に青いバラが無いのか気になってインターネットをさらに
検索してみると本当に青いバラが複数みつかります。しかしこれら
は画像を加工したものか色水を吸い上げさせて着色したものかの
どちらかのようです。このように「青いバラ」はみんなの創造力を駆
り立てて永遠に追い求められる美のシンボルなのかもしれません。

養老孟司著「運のつき」は2004年に著者が人生や社会を語った
ものですが今読んでもまだ実用に耐えます。山本夏彦や養老孟司
の時評や語りは時代に影響されず普遍性があるということのよう
です。                                    

下川耿史「日本エロ写真史」ちくま文庫を読み終えました。なかなか
語られることの無い風俗史を丹念に資料収集して編んだ一冊です。
こういう地道な仕事が明治〜昭和という時代を浮き彫りにしてみせ
てくれます。解説の出久根達郎はその時代の申し子だけあってその
語り自体がその時代の雰囲気をよく表しています。         

有限会社養老研究所著「うちのまる」は養老孟司のペットである猫
の『まる』の写真集です。所々に説明やらコメントやらが付いていま
すが、ほとんどはこの変わった猫を見てなごむことがこの本の狙い
のようです。その狙いはみごとに当たっているように思います。何か
変わった態度の猫に思わず癒される方も多いのではないでしょうか。

小学館「袖珍版・芭蕉全句」は1260円の本ですが総ルビ付きで
解説がついて全発句976句が掲載されています。季語での索引の
他に上句、中句、下句のそれぞれで引ける索引も付いています。
更に異形句一覧、芭蕉年表、旅の足跡まで付いたコンパクト版で
取り扱いやすい版形です。芭蕉の時代からは既に300年以上が
経っていますが古びていない芭蕉の句を漏れなく見れる一冊です。

岩谷テンホー著「みこすり半劇場寄せ鍋」読了です。僅か420円で
大いに笑わせていただきました。大人向けの漫画です。くだらないと
いう意見もあるかと思いますが、このばからしさはなかなか得がたい
ものがあります。                               

手塚治虫漫画全集395巻目「手塚治虫エッセイ集6」をやっと読み
終えました。新刊本で購入したものですが経年変化により周辺が日
焼けしてしまっています。エッセイ集や対談集が多数あるのでなかな
か全400巻を読み切ることが出来ません。               

中堀豊著「Y染色体からみた日本人」は日本人男性のY染色体の系図
、分布の歴史的考察、Y染色体の多様性、精子濃度の違い、生まれ
月による違いなどなかなか面白い観点でのY染色体論です。    

ジェフリー・ディーヴァー「眠れぬイヴのために(下)」も読了しました。
予想通りの大どんでん返しが最後に待っていました。女性の住居に
入り込んだ精神分裂病患者、追う介護人、賞金稼ぎ、警察官、女性
の夫それぞれの運命が外の嵐のように翻弄されていきます。過去の
事件の顛末が明らかにされるのと同時に今回の事件の全貌が明らか
にされ最悪の結末を迎えます。一作ごとに味わいの違う著者の貴重な
一冊です。

出久根達郎「古本供養」は手だれの作者によるエッセイ集です。表題
のものから江戸関係、藤沢周平作品、生活に関する掌編など50篇
あまりが飽きさせる事無く語られています。              

ジェフリー・ディーヴァー「眠れぬイヴのために(上)」読了しました。
とは言ってもまだ後編が待っています。高い知性と屈強な体力を秘
めた精神分析病患者が嵐の近づく中、病院を抜け出して裁判で不利
な証言をした女性への復讐に燃えてじわじわと女性の住まいに近づ
いていきます。追う介護人、賞金稼ぎ、警察官、そして狙われる女性
の夫と巨漢との追跡劇は迫真さを増していきます。過去の事件と関
わる疑問点も徐々に明確になっていきます。後編に期待です。   

日刊工業新聞社刊「レアメタルの科学」は山口英一監修、レアメタル
と地球の研究会編著です。個人的には大変面白く読むことが出来
ました。レアメタルの種類、用途、レアメタルを含む鉱石と含有量、
レアメタルの特性、鉄鋼への利用、炎色反応、国別産出状況、埋蔵
量、備蓄量、鉱床探索手法、精錬法、希土類鉱床、希土類発見の
経緯、レアメタル発見と名前の由来、物理的特性、テレビや自動車
や航空機、電球、電池、携帯電話、複写機、磁石への利用状況、
生命に必要な元素、古代の元素観、レアメタルの健康への影響、
レアメタルの将来像、リサイクル処理法、代替技術プロジェクト、
リサイクル率、都市鉱山の活用、諸外国のレアメタルへの取り組み
の状況、などなどレアメタルに関して知りたいことが満載です。
このような本を読んで資源の少ない日本の現状を知ると安易に電子
機器などを捨てられなくなります。                    

戸板康二の珠玉の推理小説集「目黒の狂女」は中村雅楽探偵全集
の3巻目(全5巻)です。中村雅楽の謎解きが23篇も収まっていて
600ページを越える分厚さですが飽きさせることがありません。
さすがにこのシリーズで直木賞、日本推理作家協会賞を受賞した
作家だけあって充実した内容です。松井今朝子が解説で書いていま
すが、歌舞伎や芝居の約束事を知っていたり、芸能界事情が判る
人にはさらに絵解きの楽しさが何枚も加わる内容の深い一冊です。

岩谷テンホー下ネタお笑い4コマ漫画「動物性おつゆ@A」読み終えま
した。最近読んだ「特選!生しぼりテンホー劇場」と重複するものが
何件かあるのがちょっと残念ですが、それでも読んでいないネタも
沢山あるので笑いに事欠くことはありません。             

出久根達郎の「抜け参り薬草旅」読了です。本の帯には以下のように
紹介がされています。『頃は天保元年、瀬戸物問屋の小僧洋吉は、
柄杓一本帯に挟んで、お陰参りの一人旅に抜け出た。箱根峠にさし
かかり、薬草採りの庄兵衛と道連れになったところから、次々と怪しい
事件にまき込まれることになる。道中、ふたりの行方は?波乱万丈
の長編時代小説。』お陰参りを軸にした薬草採りの道中では全9章の
それぞれで珍事件が出来、解決していきますが最後の最後で大波乱
と意外な展開が待っています。気楽に読める時代劇です。      

一般にはあまり馴染みがありませんが俳句の元となった連句という歌
の形式があります。これは五七五の長句と七七の短句を複数人で互い
違いに組み合わせて作るものです。芭蕉の時代にはまだ全盛期でした
が300年も前の話です。歌仙とは36句仕立ての連句を指しますが、
この由緒ある歌仙を現代に蘇らせる使い手が大岡信/岡野弘彦/
丸谷才一の各氏です。「歌仙の楽しみ」と題する本書には8巻収められ
ています。我々に馴染みの無いこの歌仙の形式と内容そのものを実物
に沿って解説してくれているので読んでいるうちに歌仙とはどんなもの
なのかが何となく判って来ます。名手ぞろいなだけに発想の豊かさには
感心させられます。とても入り込むことは出来ない名人芸の世界ですが
その良さについては我々凡人でも感じ取ることが出来ます。世知辛い
世の中ですが、たまにはこんな世界で遊んでみるのも良いと思います。

ミシェル・ド・モンテーニュ著「エセー」は著名な割に読まれていないよう
な気がします。過去にいろいろな人が翻訳していますが白水社から出
ているこのシリーズは全7巻の内、まだ3巻しか刊行されていません。
判りやすさを重点に翻訳したというだけあって本当に読みやすい啓蒙
書となっています。注釈もうるさくなく章ごとに話題が完結するのが良い
です。それにしてもモンテーニュの博学には驚かされます。内容は「子
どもたちの教育について」「揺るぎないことについて」「想像力について」
「悲しみについて」「習慣について」等々、その思索については過去の
多くの警句などを傍証として実に穏当な解釈、提言を与えてくれます。

グルメ文庫「巷の美食家」は開高健の過去のいくつかの著作から食に
関するエッセイを抜き出して編集したもののようです。既に読んだよう
なエッセイもかなりあってちょっとかっがりです。             

「特選!生しぼりテンホー劇場」とにかく笑えます。下ネタ四コマ漫画で
すがよくもまあこれだけいろんなネタを考え付くものだと思います。少し
は駄作もありますがヒット率が高いです。岩谷テンホー著竹書房です。

「ヘルズ・キッチン」はジェフリー・ディーヴァーがまだウイリアム・ジェフ
リーズ名義だった時に書かれた著作です。今や海外ミステリーのベスト
10に名を連ねる著名な作家ですが、その片鱗はこのミステリにも十分
に発揮されています。とはいっても、このミステリでは犯人は最初から
明らかにされているし、本編520ページの大半は淡々と物語が進ん
でいって490ページを過ぎたあたりから最後のどんでん返しがいくつ
か発生して急展開を見せますが、あまりに急ピッチ過ぎて十分に描き
きれていない様な気がします。少なくとも『ボーン・コレクター』などに
比べると格段に見劣りします。やはり名前が違う分に見合うほどには
十分な格差があります。

開高健著「生物としての静物」読了です。著者のトレードマークである
タバコ、ジッポ、パイプ、ジーンズ、ベルト、帽子、釣具などをはじめ
いろいろな”物”についてのこだわり、思い出、薀蓄を披露しています。
所々にあるカラーの挿絵が効果的に話を支えてくれています。

「検索エンジンは脳の夢を見る」は爆笑問題のニッポンの教養
シリーズの29巻目の本です。ゲストは東大大学院教授の高野明彦
氏です。この本で紹介されている連想検索、新書マーケットは面白
いです。紹介されているブックマークについては一度じっくりと試して
みたいと思います。キーワード検索してほとんどヒットしなかったこと
を経験したことのある人にとっては検索の概念を変えるようなこの
ような研究には多分、興味を持つだろうと思えます。お勧めの一冊
です。

「我働くゆえに幸あり?」は爆笑問題のニッポンの教養シリーズの30
巻目の本です。ゲストは東大教育学部教授の本田由紀先生です。
主に若者の労働やいわゆるニート問題などに多くの提言を行って
いる先生のようです。特に非正規社員が不当な扱いを受けている
ことなど、現在問題になっていることを深く掘り下げて力説されて
います。問題の解決にもっと社会が力を入れるべきだという働きか
けには賛同出来ますが、どうも話を聞いているとすべて悪いのは
社会だみたいな思い入れが強すぎて本を読んでいるだけでも疲れ
ます。このあたりの雰囲気については太田の突っ込みやあとがき
あたりを見てもやはり感じることが出来ます。世間の感覚では太田
の見方あたりが相場のような気がします。一般世間の常識が判ら
ず空気が読めなかったり漢字が読めなかったりして話題を振りまい
ている総理がいたりする世の中ですが、エリート街道一筋に進んで
来て頭だけで考えて自分の言い分は全て正しい、若者は全て被害者
みたいな物の見方はあまりにも考えの幅が狭いように思えます。
独断的な人は良く見ますが、超エリートで一途な熱血漢はかえって
迷惑となることもあるのではないかと思えて少しだけ読後に不安感
を覚えた一冊です。

養老孟司・池田清彦・奥本大三郎という稀代の虫好きの学者3人に
よる「虫捕る子だけが生き残る」は虫好きの読者にとっては本当に
面白い読み物です。虫捕りには、創造性、忍耐力、反骨精神など
を養うすべての要素が詰っていると著者の池田清彦は断言してい
るほどですが虫捕りの効能のほどはどうあれ、この本が昆虫好きの
人を楽しい気持ちにさせてくれることには疑いの余地はありません。
それにしてもこんな”永遠の昆虫少年”3人にも苦手な虫や生き物
がいてその話題で盛り上がっているのを読むと思わず笑ってしま
います。クモやゲジゲジが嫌いという養老孟司、ファーブル昆虫記
の全訳を手がけていて苦手なものなどなさそうな奥本大三郎は
カエルが苦手といい、池田清彦はザリガニの動きが嫌だと言いま
す。話の延長でゴキブリを捕るアシダカグモやザトウムシの話題
に触れていますが、3人の話には知る人ぞ知る実感があふれて
います。この本は勿論、虫の話題が中心ですがこのメンバーがそ
れだけで済む筈も無く、政治や社会や文学など多くの話題にも当然
のことながら話の延長で本音で切り込んでいきます。3人が実感と
して得ている生態系から見た地球温暖化に対する意見も傾聴に
値します。

2008年は約170冊の本を読むことが出来ました。まだまだ面白い
本はたくさん世間にころがっていそうです。2009年も引き続き興味
ある本をたくさん読んで良い本を発掘していきたいと思います。  



<2008年のお薦め本(ベスト10)>
 書籍名著者名出版社
神は妄想であるリチャード・ドーキンス早川書房
ボーン・コレクター(上)(下)ジェフリー・ディーヴァー文春文庫
シマウマの縞 蝶の模様ショーン・B・キャロル光文社
中村雅楽探偵全集@A戸板康二創元推理文庫
神と科学は共存できるか?スティーブン・ジェイ・グールド日経BP社
武装解除・紛争屋が見た世界伊勢ア賢治講談社現代新書
帰化日本人呉善花/黄文雄/石平李白社
日本語の心呉善花日本教文社
私の発想法板倉聖宣仮説社
10爆笑問題の日本原論爆笑問題宝島社文庫

<2008年に読んだ本の一覧(順不同)>はこちらです。

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2008年2初時点でお気に入りの著者の作品をどのくらい読んでいるか
をランキングにした結果です。養老孟司、宮部みゆきが躍進です。     



<2007年のお薦め本(ベスト10)>
 書籍名著者名出版社
発明マニア米原万里毎日新聞社
打ちのめされるようなすごい本米原万里文藝春秋
真空管ラジオ・アンプ作りに挑戦!技術評論社技術評論社
K2非情の頂ジェニファー・ジョーダン山と渓谷社
完訳ファーブル昆虫記〜第5巻下奥本大三郎集英社
フルハウススティーブン・ジェイ・グールドハヤカワ文庫NF
逆立ち日本論養老孟司/内田樹新潮選書
ダーヴィン以来スティーブン・ジェイ・グールドハヤカワ文庫NF
盗聴二・二六事件中田整一文藝春秋
10闇の釣人長辻象平講談社

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<2006年のお薦め本(ベスト10)>
 書籍名著者名出版社
パール判事の日本無罪論田中正明小学館文庫
完訳ファーブル昆虫記〜第3巻下奥本大三郎集英社
大東亜戦争の真実東條由布子WAC
下山事件 最後の証言柴田哲孝祥伝社
百物語杉浦日向子新潮文庫
マラケシュの贋化石(上)(下)スティーヴン・J・グールド早川書房
共感覚者の驚くべき日常リチャード・E・シトーウィック草思社
輝く日の宮丸谷才一講談社文庫
親指はなぜ太いのか島泰三中公新書
10昆虫−驚異の微小脳水波誠中公新書

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<2005年のお薦め本(ベスト10)>
 書籍名著者名出版社
脳のなかの幽霊V.S.ラマチャンドラン角川書店
そして殺人者は野に放たれる日垣隆新潮社
虹の解体リチャード・ドーキンス早川書房
ぼくらの鉱石ラジオ小林健二筑摩書房
楽しい昆虫採集奥本大三郎/岡田朝雄草思社
世にも美しい数学入門藤原正彦/小川洋子ちくまプリマー新書
カブトムシと進化論河野和男新思索社
日本的精神の可能性呉善花PHP文庫
本棚探偵の回想喜国雅彦双葉社
10半落ち横山秀夫講談社文庫

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<2004年のお薦め本(ベスト10)>
 書籍名著者名出版社
広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由スティーブン・ウェッブ青土社
『修身』全資料集成渡部昇一序四季社
悪魔に仕える牧師リチャード・ドーキンス早川書房
ポル・ポト<革命>史山田寛講談社選書メチエ
ファーブル植物記J-H.ファーブル平凡社
韓国人から見た北朝鮮呉善花PHP新書
黒衣の下の欲望マルト・ブロー河出書房新社
いちばん大事なこと養老孟司集英社新書
カサンドラのジレンマアラン・アトキソンPHP研究所
10森のきのこ採り小林路子白日社

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<2003年のお薦め本(ベスト10)>
 書籍名著者名出版社
『都市主義』の限界養老孟司中公叢書
宇宙創造とダークマターM・リオーダン吉岡書店
しあわせの書泡坂妻夫新潮文庫
菜の花の沖@〜E司馬遼太郎文藝春秋
ドラゴン・フライ(上・下)ブライアン・バロウ筑摩書房
広辞苑の嘘谷沢永一/渡部昇一共著光文社
『ものづくり』は国家なり唐津一PHP研究所
オウム帝国の正体一橋文哉新潮文庫
形を読む養老孟司培風館
10椿山乙川優三郎文春文庫

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<2002年のお薦め本(ベスト10)>
 書籍名著者名出版社
奇術探偵曾我佳城全集泡坂妻夫講談社
13階段高野和明講談社
「自虐史観」の病理藤岡信勝文春文庫
プルトニウムファイル(上)(下)アイリーン・ウェルサム翔泳社
家紋の話泡坂妻夫新潮選書
養老孟司・学問の挑発養老孟司日経サイエンス編
わが秘密の生涯作者不詳河出文庫
天皇制という呼称を使うべきでない理由谷沢永一PHP研究所
人類、月に立つアンドルー・チェイキンNHK出版
10からだを読む養老孟司ちくま新書

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<2001年のお薦め本(ベスト10)>
 書籍名著者名出版社
模倣犯(上)(下)宮部みゆき小学館
日本が嫌いな日本人へ呉善花PHP文庫
陰陽師@〜I岡野玲子白泉社
チーズはどこへ消えた?スペンサー・ジョンソン扶桑社
新版図説種の起源チャールズ・ダーウィン東京書籍
誰が歴史を歪めたか井沢元彦祥伝社黄金文庫
21世紀日本は再起する武田了円第一企画出版
小春日の雪女小笠原京小学館文庫
商社審査部25時高任和夫徳間文庫
10実証写楽は北斎である田中英道祥伝社

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<2000年のお薦め本(ベスト10)>
 書籍名著者名出版社
模倣の時代(上)(下)板倉聖宣仮説社
紳士と淑女文藝春秋文藝春秋
シンメトリーな男竹内久美子新潮社
経済ってそういうことだったのか会議佐藤雅彦日本経済新聞社
ワサビの日本人と唐辛子の韓国人呉善花祥伝社
フェルマーの最終定理サイモン・シン新潮社
赤の女王マット・リドレー翔泳社
話を聞かない男、地図が読めない女アラン・ピーズ主婦の友社
狐の読書快然洋泉社
10異見あり養老孟司文藝春秋

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<99年のお薦め本(ベスト10)>
 書籍名著者名出版社
こんな「歴史」に誰がした渡部昇一クレスト社
日本占領革命(上)(下)セオドア・コーエンTBSブリタニカ
紳士と淑女2文藝春秋文藝春秋
沈黙の春レイチェル・カーソン新潮文庫
世は〆切山本夏彦文春文庫
マンガ能百番渡辺睦子平凡社
新版元素の小事典高木仁三郎岩波ジュニア新書
日本のたくみ白州正子新潮文庫
昆虫の本棚小西正泰八坂書房
10深海底からみた地球堀田宏有隣堂

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<98年のお薦め本(ベスト10)>
 書籍名著者名出版社
常温核融合の真実J・R・ホイジンガ化学同人
囚人のジレンマウイリアム・パウンドストーン青土社
これでも国家と呼べるのか小室直樹クレスト社
小松左京ショートショート全集小松左京勁文社
死ぬの大好き山本夏彦新潮社
すてきな絵本たのしい童話向井元子新潮社
世間知らずの高枕山本夏彦新潮文庫
東大オタク学講座岡田斗司夫講談社
人生の叡智谷沢永一PHP研究所
10顔に降りかかる雨桐野夏生講談社文庫

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<97年のお薦め本(ベスト10)>
 書籍名著者名出版社
その時がきた山本夏彦新潮社
石橋湛山評論集石橋湛山岩波文庫
私の見るところ谷沢永一PHP研究所
蒲生邸事件宮部みゆき毎日新聞社
小さな悪魔の背中の窪み竹内久美子新潮社
虫の思想誌池田清彦講談社学術文庫
田中角栄の遺言小室直樹クレスト社
落語的学問のすすめ桂文珍新潮文庫
三人寄れば虫の知恵養老孟司洋泉社
10日本の釣り文学@〜G伊藤桂一他編作品社

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<〜96年のお薦め本(ベスト30順不同)>
 書籍名著者名出版社
本のなかの本向井敏中公文庫
黒後家蜘蛛の会(1)-(5)アイザック・アシモフ創元推理文庫
大人のための残酷童話倉橋由美子新潮社
レベル7宮部みゆき新潮文庫
大誘拐天藤真角川文庫
ロアルド・ダールの幽霊物語ロアルド・ダールハヤカワ・ミステリ文庫
冷蔵庫より愛をこめて阿刀田高講談社文庫
ナポレオン狂阿刀田高講談社文庫
恐龍はなぜ絶滅したかミカエル・アラビー講談社ブルーバックス
10ピラミッドはなぜつくられたか高津道昭新潮選書
11園芸家12カ月カレル・チャペック中公文庫
12シンプル・プランスコット・スミス扶桑社ミステリー
135000年前の男コンラート・シュピンドラー文藝春秋
14慟哭貫井徳郎東京創元社
15別れを告げに来た男ブライアン・フリーマントル新潮文庫
16火車宮部みゆき双葉社
17龍は眠る宮部みゆき新潮文庫
18魔術はささやく宮部みゆき新潮文庫
19熊撃ち吉村昭ちくま文庫
20魔術的な急斜面紀田順一郎東京創元社
21二流の愉しみ山本夏彦中公文庫
22暗殺者(全二冊)ロバート・ラドラム新潮文庫
23鹿の幻影紀田順一郎創元推理文庫
24ウルトラマン研究序説サーフライダー21中経出版
25読書学夏目房之介潮出版社
26興奮ディック・フランシスハヤカワ・ミステリ文庫
27ワニはいかにして愛を語り合うか竹内久美子新潮文庫
28イヌはそのときなぜ片足をあげるのか今泉忠明TOTO出版
29冷血トルーマン・カポーティ新潮文庫
30消えた魔球夏目房之介双葉社

気に入った本があったら読んでみて下さい。

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