Irregular Essay & Diary
 2014
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<2014年>
14/10/01(Wed) 久々のFM
 2月以来、8か月ぶりにFMスタジオに入った。俺はもうここへは来ないと思っていたし、来るべきではないとも思っていた。しかし、来てみれば俺はスラスラと本心からの話をしている。それが自分にとっても不思議でならない。俺はよほど音楽が好きなのか?それはプレーヤーとしてなのか?指導者としてなのか?喋るのがすきなのか?たぶん「全て」だろう。いづれにしても素敵な少女たちに感謝でいっぱいだ。
 
14/08/23(Sat) 富津の一番熱い日
 俺には4回目の富津の一番熱い日。この日になると、俺はいつも2人いる気がする。LIVEを一生懸命やろうとする俺と、それを見ているもう一人の俺。でもいつのまにかそうやって自分をコントロールしている。この日は開演するやいなや突然の豪雨で中断。再開して本番も全力でやりきる。最後は時間に収まる。その後、貸切の宿に泊まり翌朝車で宿を出る。そして間もなく、もう一人の俺はどこかへ消える。いつもそんな感じだ。でも俺はその理由を追求しない。なぜならこいつの存在は親友のごときものだから。
 
14/08/20(Wed) 全国の景色
 俺はこの景色と匂いを知りたかった。全国は確かに悲願だが、本当に知りたいのはステージ側からの景色と会場の空気の色だ。そしてそれは確かに俺の記憶に残った。8年前に自分がこの同じ小田原のホールで演奏した時とは違う。変わらないのは古びたセピア色の煙を感じること。しかしこの日の密度の高い息苦しさは俺の脳を圧迫する。そう、これを体感したかったのだ。そしてそれを知らせてくれた少女たちに感謝するばかりだ。
 
14/08/19(Tue) 前近代的旅館
 翌日の全国大会本番に向け、小田原駅すぐ近くのM旅館に宿泊。昭和4年築とかの断然古い木造旅館。夜だとどこが入口かわからないような妖しさ。外国の和風マニアがよく泊るのか、随所に英語の指示標記。何も無いけど窓を開けたら眼下は墓地。隣間の鼾が響く。これは正真正銘の前近代的な空間だ。うとうとと明け方まで明るいままにしてしまった。朝の景色は一変。整然と整えられた庭木。特に愛想もなく俺を送り出す女将。果たしてまたここへ来ることがあるか?
 
 
14/08/15(Sat) HOTLINE 2014 in Kohoku

 daughterHOTLINEに出場してきた。思いの外楽しかった。4年前に「かぶとむしJr」として演奏して以来の2人でのステージ。俺は前日も日吉napでピアノ弾いていたから、いきなりのGt&Voはそう完璧にはいかない。daughterはさすが本番ではよくやれている。審査方法とかyoutubeにアップされるとか何も知らずに参加して、しかし今になって結構面白がっている。曲作りも滑り込みだった割にはまあなんとか納得。
 

14/08/02(Sat) 全国進出
 前任校軽音がようやく全国大会進出決定。俺はもう関わらないつもりだったが、OTODAMAの演奏を見たとき、このままではいけないと思った。こんな伝わらないバンドではなかったはず。彼女たちの類まれな努力と貪欲さを花開かせずして何とするという気持ちがメラメラと沸き立った。果たしてこの輝かしい結果。GPでなかったことにまだ無念さを残す彼女たちに大きな未来があるはず。
 
14/05/01(Thu) ビートルズへの功罪
 中学生の頃、不思議に思っていた。なぜビートルズは後期になってオーケストラやブラスを使い始めたのかと。高校頃、これはジョージ・マーティンによるプロデュースだと理解し始める。しかし釈然としなかった。本当のビートルズサウンドはこうではなかったのではないか。折しも、BSでジョージ・マーティン特集があった。これを見て、やはりがっかりする部分が多い。崩壊しようが、本当の4人だけのサウンドを知りたかった。ビートルズの本当の完成形を見たかったのだ。
 
14/03/31(Mon) 今日と明日は別の日
 夕刻になった。6年前のこの日、俺は同じことを言った。時計の短針が一回りすれば別の世界になっている、今日と明日は全く別の日だ。それを身に染みながら切り拓きたい。昨日、頑張る弟子たちは素晴らしい成果をプレゼントしてくれた。これが俺への無形のはなむけとして抱きつつ次の朝を迎えん。
 
  14/03/28(Fri) 全ては予測できない結果  
   日本工学院八王子専門学校メディアホール。諸々の事情から滑稽な会場になってしまったと思っていたが、その空間は意外と悪く無かった。客側との距離も近いし、俺のパフォーマンスとしては、やりたいようにやれる状況だった。奇しくも俺のラスト合同かもしれない張り詰めた空気もあった。しかし純粋に楽しかった。そして、悪い癖を出しつつも歌い上げた。俺の区切りかもしれないし、新たなスタートなのかもしれない。生きる道は決めてはいけない。全ては予測できない結果であって欲しいし、あり続けたい。
 
 
14/03/25(Tue) 無駄ではなかった
 俺が最も嫌いなイベントのひとつである離任式が、今年からこんな時期に行われた。しかも、降って湧いたように俺も壇上に居座っている。変な光景だった。そして変なコメント、変な視線、全部ヘンテコだった。その後俺はさっさと退散し一刻も早くその場を逃れたつもりだったが、ありがたいことにkeionOB、OGたちが駆け付けてくれていた。しばし部室でくつろいだ。壁に並んだ賞状や写真で連中が掴んだ足跡を懐かしんだ。たと実感できてよかった。
 
14/02/23(Sun) 一人でやる仕掛け
 DaughterのLIVEで川崎へ。小粒ではあったけれど、Glee仕立てのSomebody To Liveは、よく選んでやったもんだ。悪くは無かった。そういうわけで自宅に戻ってから早速pianoで歌ってみた。これは持ち歌としていけるかもしれない。しかも誰もやらないだろう一人でやる仕掛けに意味がある。面白くないことが多かったけど、少しやる気になってきた感じだ。
 
14/02/08(Sat) 雪の教訓
 一面の雪景色。予定していた活動とイベントは取りやめた。こういうことは7年ぶりくらいだ。いや、それよりも思い出すのは昨年1月の悲惨なLIVE当日。あの教訓?から雪の中へ車を出すことは二度としないことにした。それにしても今日は残念だ。何かが起きると期待していたのだが。
 
14/02/06(Thu) どこかへ去れ。
 世間を騒がせているゴーストライター騒動。俺はこの欄で世相に触れることはしないできたが、このSという男は絶対に許せない。その第一は聴覚障害者を冒瀆したことだ。俺は多くの聴覚障害者を知っている。音楽に触れてもらったこともある。彼らはその限界がありながら純粋だ。然るにこのSは障害を売り物にした。しかもその障害も疑わしい。そこにまんまと乗っかったマスコミもバカだ、いや悪質だ。本当はわかっていて乗ったふりをしたふうも伺える。とにかくこいつには吐き気がする。会見を開いて謝罪をする気もなさそうだし見たくもない。
 
14/01/02(Thu) FM正月特番
 昨夜のFMさがみでの正月特番3時間生出演、今朝になってどえらく疲れている。来年もぜひやろうという話にはなっていたが..。ただ、プロはやっぱり羨ましい。ああいう生活をしてみたい。それこそ自分起こしを決し。
 
 
14/01/01(Wed) 自分起こし
 自分起こしに心身が入り込むかどうか、他人事のように楽しみたい。あまりに慌ただしく、何が自分なのか関係なく、感じる間もない沈滞状況はよくない。新年は打って出るべし。昨日と今日は別の新たな日であり続ける。それにしても紅白は色々な意味で酷かった。がっかりだ。NHKの発想力とは結局あんな程度だったのだ。
 
 
川崎北高校 麻溝台高校 軽音 顧問 八木亨 ドラム ピアノ ギター レッスン
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