1/12 ロータス79 製作記 12
ロールバーのリベットは結構目立ちます。植え込みリベットしますが、これでは目立ち過ぎ。最終的にはもっと低くヤスリがけします。
流麗なイメージの79も時代相応で、リベットが多いです。フロントウィングにもリベット植え込み。
アルミパーツの翼端板と中央はコックピット前の整流リップ。
アルミ薄板からハサミで切り出すとウネウネですね。当て木したパーパーにはさんでこすると真っ直ぐになります。
まだまだパーツを作らないといけませんが、精神的に煮詰まってきました。もうカウル塗ってしまいましょう。製作中ずっと思案した方法でマーキングします。まずはロゴが入る場所を中心にベースホワイトを吹き、冬期迷彩状態です。
図面にあわせてロゴを作ります。ロゴは写真からトレースします。既存のデカールは??の場合が多いです。ロゴは製作の合間にコツコツ作らないと一日では出来ません。シール紙にプリントして大きさバランスをチェックします。
クリアデカールに印刷したのがこれ。当然アルプスプリンターです。見ての通りロゴの色(ベージュ)は透明にして周りの黒を印刷しています。何度か書いているJPS用のいつもの方法です。印刷後すぐにクリアを吹いておきます。
思案していたのは塗る手順。ベージュのベタデカールに印刷したロゴを貼っても良かったんですが、今回はモデルをベージュに塗って直接デカールを貼っていくことに。ベージュ色はグンゼのタンを使用。一般的にはJPSカラーとしては暗い色ですが、1/20の時に使って印象が良かったので、これで行きます。ここらへんは全く私の好みです。
リアウィングを使ってマーキングの手順を説明しましょう。ロゴの色を塗って、デカールの黒枠より小さく余白を残したシール紙を貼ります。
これをそのままマスキングとして黒を吹きます。黒はグンゼのスーパーブラックを使用。
シール紙をはがして、軽くペーパーで段差をならし、クリアを吹きます。
デカールを貼ります。デカールの黒地は少し大きめのはずなので・・
このようになります。当然ながら透けることなくすごくシャープなロゴが現れます。でも、心配通り、デカールの黒と塗料の黒が微妙に違う・・
しょうがないのでクリアを軽く吹いた後タッチアップ。エアブラシも筆も使いました。色が光沢なので反射して見にくいですね。色味の違いは分かりにくくなりました。でも、段差だらけになって、後々のクリア研ぎだしが大変そう。
これに細切りデカールでストライプを貼って出来上がり。ビクトリーマーク?あれは別個で貼りたいですね。研ぎ出してから貼ります。
・・という方法で行きます。シール紙でマスキング。
黒くなると途端JPSロータスらしくなる。
シール紙をはがして、ベージュ地を出し、軽く段差をならします。軽くクリアがけ。
ここは塗装時の保持方法について。重いレジンボディなので割り箸+セロテープなんかでは全然だめです。レジンを中で固め重くしたウーロン茶の缶をネジ止めしてます。
ボトル缶のキャップを直接ネジどめします。通常の作業はこのキャップだけを付けた状態で行います。
サイドのJPSのロゴを貼りましたが、なんか微妙にイメージが違う。もっと太いはず・・。調べるとロゴのアウトラインの塗り設定が間違ってました。
デカールを刷り直し、貼り替えました。こういうやり直し作業はストレスですね。上とは少し違うでしょう。
他の車種なら確実に知らん顔しているところですが。デカールは重ね貼りしました。
結局、多くのデカールを貼り替えるはめに。実際の色で貼ってみると色々違うんですね。
タッチアップ(これがすごく時間がかかりました)も済ませクリアを吹いてみたところです。でも段差が目立ちますね。
フロントウィング、ロールバーをセットしてみました。ラインがまだなので、まるでモナコ仕様。これは、これでカッコいい。
今回の方法は手間がかかって、正直インレタの外注より良いのかどうか分かりません。でも個人的には、フルスクラッチなのにデカールだけ外注というのも・・。それにこういう細かいロゴも、この方法なら潰れずすごくシャープに出来ます。
まあ自分なりの方法を考えるのがスクラッチの楽しさですから。
デカールにした方が良いものは、ホワイトデカールにベージュを吹いたものに貼ります。でも、最近単色のベタデカールってないですね。今回のホワイトデカールはミュージアムコレクションのを使用。
JPSのピンストライプのために買っておいた秘密兵器。ステンドグラス用です。
要は刃が重ねて2枚セットできるデザインナイフです。本当はスペーサーを挟むのですが、スペーサーなしで丁度でした。
ラインの曲がっているところ、特に90度のところは問題です。烏口コンパスに刃を挟んでデカールを切り出してみましたが、なかなかうまく行きません。
ここもリアウィングで説明。上のナイフで直線を切り出し。これはバッチリ。写真のマークセッターを要所に付けながら作業します。
90度ターンをどうするか・・
上のコンパスで切り出したラインは曲率が大きすぎた。これより小さいラインは無理だし・・
結局小さな円を切り出し、4分割。
さらに円弧部分のみにしてこのように貼り・・
内側は面相筆で塗り込みました。実際に円に塗るのは不可能なのですが、それらしく塗ればちゃんとラインに見えます。
ユニオンジャックはホワイトデカールに赤、青のデカール切り出しを貼ります。これは赤部分を切り出しているところ。これも図面を書いてシール紙に印刷。接着力を弱めてデカールに貼り、一緒に切り出していきます。
ラインがないので変な感じ。でも、79の各部のユニオンジャックはすごく良いアクセントになってますよね。
本当はラインを貼り終わってからアップしたかったんですが、あまりに時間がかかりそうで・・。
1/12 ロータス79 製作記 13
1/12 ロータス79 製作記 1 へ戻る
1/12 ロータス79 製作記 2 へ戻る
1/12 ロータス79 製作記 3 へ戻る
1/12 ロータス79 製作記 4 へ戻る
1/12 ロータス79 製作記 5 へ戻る
1/12 ロータス79 製作記 6 へ戻る
1/12 ロータス79 製作記 7 へ戻る
1/12 ロータス79 製作記 8 へ戻る
1/12 ロータス79 製作記 9 へ戻る
1/12 ロータス79 製作記 10 へ戻る
1/12 ロータス79 製作記 11 へ戻る