素材を、選ぶ・使いこなす
ファイバーグレーチング
■ 合成樹脂をガラス繊維で強化して成型された、軽量で強靭なグレーチング、床材にはもちろんのこと、間仕切り・天井日除け階段・バルコニー・ドア等様々な使い方ができる。
バルコニーの床、手摺、貯水槽等の目隠し、ドアとしてファイバーグレーチングを使用。
ポリカーボネイト中空複層パネル
■ 中に空気層をもつ2層に一体成形したポリカーボネートの板ですが、間に空気層をとり、二層に一体成型されています。この空気層が、断熱の働きをします。ポリカーボ自体にも、透明・乳半などの種類があり、可視性をコントロールすることができます。構造的にも自立するので大きな面としても扱え、天井までの建具などに重宝しています。
階段室にトイレの明かりがもれて常夜灯としても使える |
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正面に見えるのがポリカーボネイト中空複層パネルの框戸。視線を柔らかくさえぎる間仕切り |
階段下にあるトイレでの使用例。階段のけ込み板にこのパネルを使うと、昼間はトイレの採光に役立つ。 |
太鼓張り障子
■ 一般の障子のように片面だけというものではなく、両面に紙を張ることにより、断熱性を高めたもの。
廊下を挟んで屋外に面する左手は太鼓張りの障子、室内に面する右手はポリカーボネイト中空複層パネルの框戸。 |
中庭に面しては開口部が多く、断熱性を高めるために、太鼓張りの障子を使用。 |
昼間は白い面に見えるが、夜間は光を通して障子の桟が浮かび上がる。時間により、表情が変化する建具。 |
透光性断熱板
■ 発泡プラスチック系の透光性のある断熱板で、住宅開口部用に開発されたもの。紙より強く、変色しにくい。
予備室との間仕切りの建具(右端に見えているものが、スライドして出てくる)にも透光性断熱板を組み込み、空間を柔らかく仕切る。 |
簾戸をはずしてすべて障子になったところ。透光性断熱板は、ガラス部分からの熱の逃げを防ぐ。 |
簾戸
■ 本建具の面材として簾を組み込んだもので、夏季の涼を呼ぶ。
西側の道路からの視線や陽射しをさえぎりつつ、風を通す簾戸。目にも涼しげ |
スチールグレーチング
玄関上部の床材料として使用 |
上部のサンルームに入ってきた光や風を、一階部分に有効に送り込む |
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