北イタリアの街々を訪ねる スケッチの旅（１） North Italy (1) etail
北イタリアの街々を訪ねる スケッチの旅 North Italy （2010.12）
＜北イタリアの街々を訪ねる スケッチの旅＞（2010年12月）
元気なうちにもう一度と思っていた北イタリアへの旅を、今回果たすことができました。思えばこの「ヨーロッパの街並みスケッ チ」の最初が、トスカーナ地方を中心に回った北イタリアでした。今回はローマからフィレンツェ、ヴェネツィァ、ミラノと回ったのですが列車の途中でボロー ニャ、とベローナにも立ち寄ることができました。イタリアは地方の中小都市がいいのですが、１２日間の旅ではこんな行程になってしまいます。ローマは初 めてでしたが、さすがに首都です、ヴァティカンを含めて古代遺跡も多いので２，３日の滞在では一部を回ったに過ぎません。それでもシスティーナの天井画は早 朝から長蛇の列でしたが観ることができて感激でした。フィレンツェとヴェネツィアは２度目でした。ボローニャ、ベローナは中規模な都市ですが，こんな街で ゆっくり時間をとりたいものです。
１０月の下旬から１１月にかけての日程でしたが，後半のヴェツィアは雨天続きで朝のサン・マルコ広場は路面上50cm程 も水位が上がっていました。
現役時代に机を並べた友人３人での気の置けないプライベートな旅でした。
＜ ローマ フォロ・ロマーノ Roma Foro Romano ＞
古代ローマ時代の中心遺跡群、BC179年に建てられ金融の中心として繁栄したところです。全体は500m四方ほどもありこの絵はその一角です。ローマ市街の中にこのような古代遺跡が残されているのです。中央の建物は元老院(curiu)で政治の最高機関だったもの。右手にあるのはセヴェルス帝の凱旋門です。
＜ ローマ スペイン広場への通り −Roma The street to the Siazza di Spagnai＞
広場へ向かってコンドッテイ通りを歩いていくと、かの有名なスペイン階段と背景に二つの鐘楼が印象的なトリニタ・デイ・モンティ教会の聖堂が見えてきます。この教会はフランス王ルイ１２世の命によって１５０２年に建築が始まり約１００年後カルロ・マデルノによって完成したものです。スペイン階段は噂どおり大勢の人でした。
＜ フィレンチェ ドゥオーモ Firenze Duomo＞
「花の聖母教会」と呼ばれる、その名の通り美しい教会です。外壁は数種類のカラー大理石で飾られ、高さ106mに架けられた円蓋は赤茶色でひときわ鮮やかに映えていてこの街のシンボルになっています。
＜ フィレンチェ ヴェッキオ橋 Firenze Ponte Vecchio ＞
ウッフィツィ美術館の窓から望むこの橋は、美術館と対岸にあるピッティ宮を結ぶ連絡路として造られたもので、２階がその連絡路で１階には宝石店や彫金細工店がぎっしりと並んでいます。
＜ ボローニャ ポデスタ館 Bologna Palazzo del Podesta ＞
中世の自由都市ボローニャの証として残る王宮殿のあとです。この街は町全体がレンガ色で染められていて通りは柱廊が張り巡らされています。