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ヨーロッパの美しい街並みや世界遺産をスケッチで紹介しています。

南仏からパリへ スケッチの旅(1) South France (1) etail

南仏からパリへ スケッチの旅 South France (2012.08)

<南仏からパリへ スケッチの旅>(2012年8月)

ヨーロッパの街並みスケッチが今回で12回目になりました。最初に北イタリアを訪ねたのが1994年でしたから今年で18年になりました。訪れた国の数も18カ国です。そのうちイタリアへは3回で最も多く、フランスへもスケッチの旅では今回が2回目です。
 プライベートで行くのはもうこれっきりにしようといってからも2度目の旅行でした。事情があって夏休みの期間中にという制約つきでしたが、フランスはバカンスの季節です、さすがに連日暑い日の旅でした。日本の関西あたりに比べると然程のことはないだろうと高を括って出かけたのですが、旅行中の南フランスは例年になく暑かったようで汗だくの毎日でした。南仏はバカンスでゆっくり滞在するところだとは知っていましたが、日本からの老年男性の3人組は特異に見えたかもしれません。
 オランダのアムステルダムを経由してコートダジュールのニースへ、ニースで3泊して足をのばせるところへ出かけました。フランスのアーチストが好んで出かけて滞在した地方ですから、小さな美術館が数多く見られたのも収穫でした。マントンまで足を伸ばしてジャン・コクトー美術館の新館を見てきました。
 ニースからTGV でマルセイユへプロヴァンスではリュベロン地方の小さな村々を廻ってアヴィニヨンへ。そしてTGVでパリへパリでは3日滞在して3度目のパリを楽しんで帰りました。




ニース・ヴィル駅―Nice Ville st

 かってヨーロッパの貴族たちが高級リゾートホテルを保養地としてバカンスに訪れたニース。その玄関口にふさわしい駅のたたずまいです。19世紀の面影をのこす重厚なデザインのファサードはこの町のシンボルです。


































ニース旧市街地― Vieux Nice

 ニース市街の東側、海岸と新市街地に挟まれたあたりが旧市街地です、華やかなリゾート地のイメージとは異なり庶民的な雰囲気の地区ですが観光客が多く集まるにぎやかな地区でもあります。
 展望台からは赤茶色の家並みとその全貌が望まれます。





































ニースの展望台から―from Nice observation hill

 旧市街地のさらに東側に城跡のある丘がり、ニースの全景が望まれる展望台があります。海沿いに弓状にのびた遊歩道プロムナード・デザングレには高級ホテルが軒を並べ海岸はヴァカンスを楽しむ人々でいっぱいです


































ホテル・ネグレスコ―Hotel Neglesco

 ニースは19世紀の初めイギリス人によって魅力的な保養地として注目されました。この時代にヨーロッパの王侯貴族が訪れ華やかな社交の場を繰り広げ、豪華な別荘が建てられました。その名残のひとつがこの「ネグレスコ」です。