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ヨーロッパの美しい街並みや世界遺産をスケッチで紹介しています。

“中欧の都市”プラハからブタペストへの街並み(1)
 Central Europe (Czech Austria Hungary)
(1) etail

プラハからブタペストへの街並み Czech & Austria & Hungary (2001.6)

<プラハからブタペストへの街並み>(2001年6月)

 今回はチェコ、オーストリア、ハンガリーの中欧3ヶ国を駆け足で回るスケッチの旅でした。
 多くの民族が複雑で多様な歴史の 中でつくりあげてきた見事な街並みは短時間で通過してしまうのにはあまりにも心残りなことでした。街並みの印象は数百年の歴史の痕跡をそのままに残したよ うなダークな色合いが忘れられません。これらの国々は多くの音楽家を育んだこともあって今でも街に音楽があふれていて、ゆっくり音楽を楽しんで滞在するの が好ましく思われる街でした。
 プラハ、ウイーン、ブダペストとその周辺の街でのスケッチでしたが中でもチェコのチェスキー・クロムロフが期待にたがわず魅 力のある街でした。


プラハ旧市街広場 1 Praha/oldtown square 1 >

 1日中観光客や市民の集まるこの町の中心広場です。広場はさまざまな様式の建物に取り囲まれていて、数々の歴史的な舞台と もなりました。中央には宗教改革を行ったヤン・スフの像があります。正面のテーン教会は14世紀から16世紀にかけて建てられたゴシック様式の教会です。 高さ80mの2本の尖塔はアダムとイヴを象徴しているといわれます。


































旧市街広場 2 Old town square 2 >

 早朝の広場は閑散として静かでした。テーン教会の手前はロココ様式のゴルツ・テンスキー宮殿、そして右手の像が火刑になった宗教改革者ヤン・フスの像です。この広場は幾多の歴史的な事件の舞台ともなりました。































旧市街広場 の街並み Old town square >

 この美しい石畳の旧市街広場は一日中市民や観光客でにぎわっています。11世紀に形づくられ13世紀に整備されたもので、ゴシック、ルネッサンス、バロック、ロココなどさまざまな時代のうつくしい建物に囲まれています。
































時計塔の見える通り Old town square

 広場の一角に旧市役所があって、巨大なからくりのある大時計の塔があります。毎正時、このからくりを一目見ようと大勢の人が集まってきます。















































プラハ 一分の家とカルロヴァ通り oldtown square >

 旧市役所に続くカルロヴァ通りの入口にこの変わった名前の建築があります。チェコを代表する作家カフカが少年時代に暮らした家で、「一分の家」というのはタバコ屋があって人々が一服した家といわれます。外壁に繊細な掻き落としの壁画装がつけられています。



































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