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ヨーロッパの美しい街並みや世界遺産をスケッチで紹介しています。

日本の風景“安曇野の四季”から(1) Azumino,Japan (1) etail

日本の風景“安曇野の四季”から Azumino,Japan (2002)


日本の風景“安曇野の四季”から (2002年)

 日本の写生適地の一つに安曇野一帯の風景があります。ここでは平野とアルプスが主題になりますが、アルプスの見え方が特に素晴らしいのです。これはアルプス連山を見る位置が平野を挟んで対岸から望むと山の高さの2〜3倍の距離になりちょうど見やすい位置にあるからで、構図として「私のスケッチ教室」(2−2高さと距離)の理にかなっているのです。








春−spring

 梓川、高瀬川、穂高川が合流して犀川になる地点に有名な、わさび農場があります。農場の入り口付近から有明山を正面にみたものです。麦秋の頃、稲妻状のレンゲ田が印象的でした。付近には早春賦の歌碑もあります。

































春−spring

 池田町会染にある町立美術館の前庭は、アルプスが一望できる場所として有名でいつも誰かがスケッチに来ています。手前は有明山、左手が大天井岳になります。












































夏 - summer

 安曇野の東、会田川流域に四賀村があります。実は作者の仮住まいのある村です。明科から村へ入っていくと村ののシンボル会田富士(虚空蔵山)が見えてきます。標高が約800mあってこの夏は暑さ知らずでした。
































秋 - autumn

 今年の紅葉はとりわけ美しいと聞きました。このあたりの色は常緑の松と錦秋に色づいた唐松の対比に特徴があります。11月も半ばを過ぎるとアルプスに新雪が来て一段と画趣をそそります。長峰山の中腹から鹿島槍の方向を観たものです。
 































 

秋 - autumn

 安曇野を代表する特産品にワサビがあります。ここは日本一の規模を誇る大王ワサビ農場で多くの観光客が訪れています。豊富な伏流水が水辺の風景を際立たせ四季を通じて題材になります。
































冬 - winter

 12月も半ばを過ぎると最低気温が0度に近くなり厳しい冬の訪れです。平野部では思いの外雪は少ないのですが、時には一面銀世界に覆われます。こんな日はアルプスは深い雲の中に隠れて近くの山々が主役です。
































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