「悪いことをしていれば、こんなところへ来るはずはないのだが」---
人権擁護委員A(第2編
第3章 1)
「いなかへ帰って、ぶらぶらしていたほうがいいんだ」---人権擁護委員A(第2編
第3章
1)
「おめぇ、一生、棒に振ってしまうようになるかもわかんねぇぞ」---
人権擁護委員A(第2編
第3章
1)
「この辺でいつまでもうろうろしていないで、いなかへ帰ればいいんだ!
きみ、病院へ行ってみてもらったほうがいいんじゃないの!」---
人権擁護委員B(第2編
第3章
5)
「おれ、この仕事をして二十何年になるが、こんなことは初めてだ」---
刑事(第2編
第4章
2)
「あんた、それは精神科へ行って相談することで、法律の相談じゃないよ」---
弁護士A(第2編
第4章 3)
「世の中の人がみんなおかしいと仮定したほうが合理的に理解できますか。それとも自分が病気だと仮定したほうが理解できますか。考えてみてください」--- 精神科医A(第2編 第4章 8)
「どこへ行っても、これを取り上げてもらえないということは、今の制度では、この問題は無理だということなんですね。過去のことは忘れてしまいなさいよ。いつまでもそのことにしがみついていると、あんた自身、不幸になりますよ」---
弁護士B(第2編 第5章
2)
「どうしようもないことについては、やはりがまんするよりほかにしょうがないですよね」---
弁護士C(第2編
第5章
6)
「とにかく警察はあなたには何の干渉もしていません!
就職の邪魔もしていません!
それどころか、あんたとはもう縁を切りたいんだ、接触したくないんだ!」---
警察署次長(第2編
第5章
8)
「どのようにしてほしいのかわからない。また、どんな結果が出ればいいのかもわからない」---
弁護士D(第2編 第6章 2)
「世の中には、どうにもならないことってあるからなぁ」---
知人(第2編 第6章 7)
「いつまでも、うじ虫みたいなやつらとたたかっていると、あんたがみんなに笑われるよ」---
知人(第2編
第6章
7 )
「あんたは、我々とは住んでいる次元が違うんだ」---
知人(第2編
第6章
7)
「いつまでやっても同じことの繰り返しになるからやめたほうがいい。きみ、悪が栄えることもあるんだよ」---
弁護士E(第2編
第6章 9)
「そうやって生きていられるというだけで十分ではないか」---
弁護士E(第2編
第6章 9)
「あんたの問題を取り上げたために、うちがつぶされるようなことがあっては困る」---
法務省人権擁護局担当者A(第2編
第6章 9)
「法務省の人権擁護局が、何から何までやるところじゃない。人権侵害だからといって、何でも取り上げるところではない。いくら法務省へ電話しても、訪ねて来ても無駄だ。どこでもあんたの問題は取り上げないことにしているんでしょう。だから、どこを訪ねても同じ返事が出てくるのでしょう」---
法務省人権擁護局担当者B(第2編
第6章
11)
「貴方をつけ廻している者や、貴方を中傷している者がいるのではないかというお申し出により、当委員会は調査いたしましたが、そのような事実は全くありませんでした」--- 鎌倉市人権擁護委員会(第2編 第6章 13)
「昭和49年10月3日、貴殿より(救済の)申立があった事案について、本委員会は不採用の決定をしたので通知します」--- 日本弁護士連合会人権擁護委員会(第2編 第8章 2)
「その機関というのは決して現れることはないぞ。一生かかって追求したって何も出てこないぞ」--- 嫌な社長(第2編 第11章 14)
「この世の中は、みんな愚図ばっかりだ。ぼくみたいな愚図ばかりなんだ。その中できみ一人だけが純粋だっていうことを忘れてはいけないよ」---
知人(第2編
第7章
4)
「どこかの福祉事務所の下っ端の役人が誤ったことをしたんだ」---
知人(第2編
第9章
7)
「世の中は金の力が強い」---
知人(第2編
第7章 13)
「裁判長でさえ買収されることがあるんだ」---
弁護士E(第2編 第6章 9)
「原告の精神に異常があり勤務に耐えられず・・・」--- 裁判官・判決(第2編 第10章 2)
「どうしてこれまで持ちこたえられたんだ!
何があんたをこれまで支えてきたんだ!」---
精神科医B(第2編
第11章
7)
「この問題を法の上から解決するのは無理だろう。別の面から解決する以外にない。多くの人を別の方法で啓蒙する以外にない」---
知人(第2編
第7章 13)