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花間集
酒泉子

                           温庭 

               酒泉子
花映柳條,
閑向綠萍池上。
凭欄干,
窺細浪,
雨蕭蕭。


近來音信兩疏索,
洞房空寂寂。
掩銀屏,
垂翠箔,
度春宵。


    **********************


      酒泉子
           

花は 柳條に 映じ,
閑に向ふ  綠萍の 池上。
欄干に 凭
(よ)り,
細浪を 窺へば,
雨 蕭蕭たり。


近來 音信  兩
(ふた)つながら疏索(まれ)に,
洞房  空しく寂寂たり。
銀屏にて 掩ひ,
翠箔を 垂らし,
春宵を 度
(わた)る。

             ******************
◎私感訳注:

※酒泉子:詞牌の一。詞の形式名。双調。四十字から四十五字。換韻。詳しくは「構成について」を参照。花間集巻第一所収。この下片は白居易の「長恨歌」をふまえているが、玄宗と楊貴妃の別離同様の哀しみということだろう。
※映:照り映える。ここでは、花の(紅い)色が緑の柳に映えていること。
※柳條:柳の枝。 ・條:長い枝。
※花映柳條:花の(紅い)色が(緑の)柳に映えている。
※閑:ひま。ぶらぶらと。何とはなしに。つれづれなるままに。
※向:…に向かう。
※綠萍:綠色の浮き草。
※池上:池の上。
※閑向綠萍池上:つれづれなるままに綠色の浮き草のある池に向かう。
※凭欄干:欄干によりかかる。このしぐさは、人を待ったり、思索したりするときの表現。
※窺:うかがう。様子を見る。
※細浪:さざ波。
※蕭蕭:ものさびしいさま。
※近來:ちかごろ。
※音信:たより。手紙。 ・音:声によるおとずれ。来訪。・信:文字やしるしによるおとずれ。手紙。
※兩:来訪や手紙によるのおとずれのどちらも。
※疏索:まれである。
※近來音信兩疏索:ちかごろは、来訪や手紙のどちらもがまれである。これは白居易の「長恨歌」「…一別
渺茫。昭陽殿裡恩愛絶,蓬莱宮中日月長。」を踏まえており、恩愛が絶えたことをいっている。
※洞房:奥深い部屋。婦人の部屋をいう。 ・房:へや。
※空寂寂:空寂。ひっそりとして寂しい。ABBとする形容詞は、現代語に多い。例えば、“紅”、“胖乎乎”、“雄赳赳”などである。
※洞房空寂寂:奥深い婦人の部屋はひっそりとして寂しい。
※掩銀屏:銀の屏風でおおう。「銀屏」と次の「翠箔」とともに、やはり「長恨歌」の「珠箔銀屏開,」をふまえていよう。
※翠箔:翡翠の簾。緑色のカーテン。緑色のカーテンは女性の部屋をいう。この詞の主人公は女性ということになる。
※度:過ごす。
※度春宵:春のよいをすごす。



◎ 構成について          
  双調。この作品は四十字。異体が多く四十二字、四十五字などがある。換韻。
韻式は「AbbA AbbA」。この作品の韻式は、「AbbA cccA」。韻脚:「」は第部声。下の詞調は四十一字のもの。

    ○。(平韻)
    ●●○○●,(仄韻)
    ●○○,

    ●○○,(仄韻)
    ●○○,(平韻)


    ○○●●○○。(平韻)
    ●●○○●,(仄韻) 
    ●○○,
    ○●●。(仄韻) 
    ●○○。(平韻)



2002.1.13完
     1.14補

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