huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye


詩韻と両韻

1.はじめに
  韻書は、「切韻」系統では、(「唐韻」)「廣韻」「集韻」(「韻英」「新刊韻略」「韻会」)「平水韻」………とたくさんの韻書があり、各時代に再編集されていますが、ここでは「詩韻」ともいわれる「平水韻」を中心に見ていきます。なお、両韻の説明のところでは、「集韻」を中心にして、いろいろ寄せ集めて書いています。そこでの発音の表記は音声・音韻符号ではなく、を使っていますのでご注意ください。(音については、ここをクリック
詩韻は韻目も106韻で少なく、時代も新しくて、昔から詩家に愛用されています。なお、詞韻については、別のページで見ていきます。ここでは、「増訂 詩韻集成(光緒壬午年)」(右写真)に基づき、配列もそれに合わせて、文字を挙げていきます。尤も中国語fontにもなく、殆ど使われないと思われる文字は省略しますが、古語でよく見かける字の場合は、合成して作っています。 いつか、ゆとりが出れば、同書になくとも、日本でよく使われる文字も各韻目の最後に挙げておくつもりです。
  発音記号の表記が出来ないため、困っています。やむを得ず近いもので表します。(その場合、その旨を明示しておきます。) 










2.平水韻

  (1)表記・配列について
  中古音は「 」( )と「 」( )を参考にし、合成しましたました。現代北京音は、fontがないため、国際音標にしていません。また、(中国独自の綴りである)音でもありません。日本人にとって一番わかりやすくするため、国際音標に近い表記で、使える範囲内のfontを使って表しました。
  歴史的仮名遣いについては、主として漢音を採りあげました。記入したのはその韻母部分です。
  字母は、俗字を除き、できる限り「詩韻集成」に合わせました。
  なお、配列についても「詩韻集成」に従いましたが、「五微」等、大きく変えたところもあります。


  (2)両韻とは
  両韻とは、文字を中心にして言えば、一つの漢字に対して、二つまたはそれ以上の字義があり、それが発音・声調の上でも異なって表現される場合を指します。一字多音・声調をいいます。
  日本語の中での漢字は、一字で呉音、漢音、(場合によっては唐音…等)と複数の音があり、更に多くの訓読みが備わっているのに対して、中国語の中での漢字音は、基本的には一字一音(一声調)でしかなく、その例外が両韻・多音字です。
  言語としてみた場合、多くの派生していった類義語音を、表記の際、同一の文字(漢字)で纏めた、ともいえます。そのため、一つの漢字が異なった意味を持ち、異なった発音をするようになったといえるでしょう。発音(語)が先か、漢字が先か、では、やはり漢字が後になって生まれてきたのでしょう。身近なところでは、「打」なども新しい概念(口頭語・発音)に合わせて作られたのでしょうし、もっと新しくは「」や「」等もそうといえるかもしれませんし、方言文字もそうでしょう。
  なお、両韻は、本来あった類義語音を、表記の際、一つの漢字に纏めたとも言えるわけですが、古代中国人は、多音字については、「異なっていない・同一」と意識していたかも知れません。漢語本来の性質として、その語(字)の使われる位置によって所謂「品詞」が異なる場合があるからです。勿論、漢字は一字で一音節を表す文字言語としての制約もあったかもしれません。(古代中国がローマ字のように音素文字を持っていたら、と考えた場合、この間の事情が推測できるでしょう。楽しい「if」です。)
  普通、纏める(関連づける)場合は形声文字を作ったともいえるのではないでしょうか。 例えば、以前から言われているように、「きよらかに、澄んでいる」のを表す「せい:qing、jing(チン)」音では、水のそのような状態をいうのに「清」字を、天候のそのような状態をいうのに「晴」字を、心のそのような状態をいうのに「情」字を、米の精白したのをいうのに「精」字を、澄んだ瞳をいうのに「睛」字を、夫々作っていったのかも知れません。

  いずれにしても、詩を作ったり読んだりする場合、両韻字には要注意です。意味によって平仄が異なったり、同じ平韻であったとしても韻目が異なるからです。 
  例えば、「王」字は、「王道」「君王」「帝王」等、名詞性の場合は、平声で陽韻に属しますが、 「…欲王」「…憐而王我」「王於…」等、動詞性の用法の場合は、去声で漾韻に属します。 ですから、作詩時は意味によって使い分ける必要が出てきます。もっとも、解釈時は、逆にとても便利です。韻式に則って詩を見ていけば、平・仄のいずれかが判るわけで、作者の意図と、正確な意味の理解・把握に大いに役立ちます。
  詩韻の韻目表は作詩時、韻脚を確認するのによく使われますが、両韻字の場合は、単に韻脚をそろえるにとどまらず、内容理解のための貴重なキーワードであるともいえます。この活用が重要でしょう。
  次の韻目表に注記したの両韻の差異については、その用法の主要な意味であって、読みではありません。訓については書き切れませんので、ご了解ください。ここも現代仮名遣いで表記しました。 なお、品詞は絶対的なものではありません。中国語は、その単語(ここでは文字)の他の語彙との位置関係(使われよう)に因っては、品詞は変わるからです。
  この欄での漢字音は漢音を採用し、歴史的仮名遣いで表記しました。呉音も重要とは思ったのですが、簡潔を旨としました。表音を歴史的仮名遣いにしたわけは、古代中国語音の差異を(日本語音韻の影響や多少の変化はあるものの)精確に保存している貴重な資料だといえるからです。なお、歴史的仮名遣いと古代漢語音韻の関係については、ゆとりができれば一ページを設け、書きたいと思います。

  蛇足ですが、現代語でもやはり両韻は残っており、「多音字」といっています。基本的に古典的な両韻と連動していることが多いようです。 
  当たり前のことですが、中国人にとっては、現代語の声調の違いで意味の違いを弁別するわけですが、それを母語としない日本人が中国語を話すとなると、それは大変です。全ての音節(漢字)に決まった声調があり、声調を間違えれば意味が通じません。 なお、書面語専用(?)の発音や、古典を読む際、古音が必要な文字等の問題があります。これは、現代人にとってもは、楽しい教養の問題でしょう。


  (3)「廣韻」との関係
      (暫くお待ちください)
            通韻


  (4)日本語音による韻目区分について
     (暫くお待ちください)


 

  (5)韻目(平声)

上平声
平水韻
韻目
  中古音
 現代
北京音
歴史的
 仮名遣い
(主として
 漢音)
(韻母部分)
       韻   字(並びに両韻の説明)
−ong
−eng
−(お)
−(い)ゅ
東、同、銅、桐、筒、童、僮、瞳、
(両韻。平声 東韻:(名詞)なか。
       去声:(動詞)あたる(中毒)

衷、忠、蟲、沖、終、戎、崇、嵩、菘、弓、躬、宮、融、雄、熊、穹、窮、馮、風、楓、豐、充、隆、
(両韻。平声 東韻:(名詞)天空の意。
       去声:(形容詞)あき、からの意

公、功、工、攻、蒙、籠、聾、瓏、洪、紅、鴻、虹、濠、叢、翁、葱、聰、通、蓬、篷、潼、矇、朧、怱、ッ、艟
− 冬韻
−ong
−eng
−(お)
−(い)ゅ
−(い)ょ
冬、農、宗、鍾、鐘、龍、松、衡、衝、容、蓉、庸、封、胸、濃、
(両韻。平声 冬韻:「ちょう、chong2」(動詞・形容詞)かさなる。 
       去声:「ぢゅう(ちょう):zhong4」(形容詞)おもい
)、
(両韻。平声 冬韻が主)
(両韻。平声 冬韻が主)、
(両韻。平声 冬韻が主)
蹤、茸
(両韻:平声 冬韻が主)
峰、蜂、鋒、烽、蛩、慵、恭、
(両韻。平声 冬韻:提供する、供給する。
       去声:供述する。そなえる
)
j、淙、儂、鬆、凶、縺A傭、溶、鎔、兇
−iang
−ang
−(あ) 江、杠、矼、
(両韻:平声 江韻が主)
扛、厖、尨、窓、邦、缸、
(本来「たき」の意味はない。)
雙、腔、撞、
(両韻:平声 江韻が主)、
−i −( 支、枝、移、
(両韻。平声 支韻:(動詞)なす。する。
       去声:(介詞;前置詞と似たもの)ために
)
碑、
(多音字。共に平声支韻:(形容詞)奇妙な。名詞(奇数)。作詩上、何ら問題はない。)
宜、儀、皮、兒、離、施、知、馳、池、規、危、夷、師、姿、遲、龜、眉、悲、之、芝、時、詩、棋、旗、辭、詞、期、祠、基、疑、姫、絲、司、葵、醫、帷、思、滋、持、隨、癡、維、巵、麋、彌、慈、
(両韻。平声 支韻:なくす。のこす。 
       去声:贈る
)
肌、脂、雌、披、嬉、
(名詞):しかばね。(動詞):ならべる)
貍、炊、籬、
(両韻。平声 支韻:「し、ci1」不揃いなさま(参差)
      平声 佳韻:「さい、chai1」つかわす
      平声 麻韻:「さ、cha1、cha4」たがう。つかわす。
      去声:「さい、chai4」やや。)

疲、茨、 卑、
(両韻。平声 支韻:(動詞)(馬に)のる。
       去声:(量詞;助数詞)騎馬を数えるときの量詞。「三
兵」等)
岐、誰、斯、私、欹、煕、欺、疵、笞、羈、髭、頤、資、
=ひもじい。「饑」は五微の韻字で、「飢」とは別の韻字。(つまり、古代では、発音が違った。)現代では意味や使用法は、ほぼ同じ。)
(両韻。平声 支韻:「すい、shuai」おとろえる。  
       平声 支韻「chui」しだいに。へる。(古詩で髪が一本また一本と抜けていく様や、木の葉が一枚また一枚と落ちていくさまを詠んだ時に使う「衰」)
       歌韻:「さ、suo」みの=蓑。
       灰韻:「さい、cui」麻で作った喪服。

  尤も、どの意味も共に平声韻故、韻脚として使わない限り、作詩上は問題ない。
)
錐、姨、楯、、祇、
(ぎ)。九佳「がい」が多用
伊、耆、追、緇、箕、椎、羆、匙、
(両韻。平声 支韻と上声。本来は平声で、上声へ移りかけているのか。
脾、嶷、治、驪、怡、尼、犠、飴、而、推、璃、綏、肢、獅、咨、、其、痍、孜、丕、惟、稀、
(名詞):しかばね。
(両韻。平声 四支韻:「すい」順に進める
       平声 九佳:「たい,tui1」おす。
(両韻。平声 支韻「つゐ、chui2」(名詞)つち)
       平声灰韻「たい、dui1」(動詞)鍛える。











−uei








−i
−(ゐ)








−(い)
微、薇、暉、W、輝、徽、揮、圍、違、霏、妃、緋、飛、非、扉、肥、腓、威、巍、歸、誹、斐、

      **************

祈、畿、機、
(両韻。平声 微韻:ほとんど。 上声:いくばく)、
譏、磯、
=穀物が実らないこと。うえる。「飢」は四支の韻字で、「饑」とは別の韻字。現代では、意味や使用法もほぼ同じ。) 、
稀、希、晞、衣、依、圻
−yi
 (yu)
−(い)ょ 魚、漁、初、書、舒、居、裾、車、渠、
余、
(我。ゆるやか。 「餘」と意味が違う。別字。)
(両韻。平声 魚韻:(名詞)我。
      上声:(動詞)あたえる。
      「予」字で「あらかじめ」と読む場合があるが、本来は「豫」(去声)字の意味。日本では「予」と「豫」を統一して、「予」字で代表させているため。漢語では、「予」字で「あらかじめ」の義として使えない。
)
譽、輿、
(ゆたか。あまり。 「余」とは意味が違う。別字。)
胥、狙、鋤、疏、蔬、疎、梳、虚、嘘、徐、猪、閭、廬、驢、諸、除、儲、如、墟、
両韻。平声 六魚韻:疑問、感嘆の助辞。
      上声:「あたえる」「…と」で多用。 去声:あずかる。参与する。

樗、
(両韻。六魚:「よ」:…に おいて。
      
 七虞:「お」:嘆息、感嘆)、
(両韻。六魚:「ちょ」:匈奴の王号。
       七虞:「と」:ほふる。皮を
さく。)

−yu


−u
−(う)
−(い)ゅ

−(お)
虞、愚、娯、隅、芻、無、蕪、巫、于、盂、衢、儒、濡、襦、須、鬚、株、誅、蛛、殊、銖、珠、楡、諛、愉、腴、區、駆、躯、朱、珠、趨、扶、符、雛、敷、夫、膚、紆、輸、、厨、倶、駒、模、謨、蒲、胡、湖、瑚、乎、壺、狐、弧、孤、辜、姑、菰、徒、途、塗、荼、圖、
(両韻。七虞:「と」:ほふる。皮をさく。
       六魚:「ちょ」:匈奴の王号)

奴、呼、吾、梧、呉、租、廬、鱸、鑪、蘆、蘇、酥、烏、枯、都、
(両韻:平声 七虞:主として動詞)しく。
      去声:(名詞)みせ)

禺、嵎、誣、吁、繻、需、萸、臾、渝、夫、孚、俘、迂、沽、拘、糊、憮、艫、徂、孥、瀘、櫨、
(両韻。平声 :名詞)夕方の食事。夕飯。
      去声:(動詞)七虞韻くう。食べる)

諏、扶、
(ぶ;wu2):勿れ。(「母」(ぼう;mu3)ではない。しかし「毋」(かん;guan4)でもない。真ん中の縦画をはらう )
芙、麩、
(両韻。平声 七虞:「お」:嘆息、感嘆
       
平声 六魚:「よ」:…に おいて。)、
 
                                                 
この字は「せい」「さい」どちらでも読めるが、ここは「せい」と読むべきところ
−i −(え)い 両韻。平声 八齋:「せい;qi2」:そろう。ひとしい。
       平声 九佳:「さいz;hai1」ものいみ
       平声 四支:「し;zi1」裳すそ。神に供えるきび
       去声「せい;ji4」調和する。
臍、黎、犁、藜、梨、
(両韻。平声 八齋韻:(名詞)つま。
       去声:(動詞)めあわす)

萋、
(「凄」とは別字。但し同一韻目。ほぼ同義。)
悽、堤、羝、低、
(両韻。平声 八齋韻:(名詞)ひたい。表題。
       去声:(動詞)みる)

(両韻。平声 八齋韻:「てい、ti2」(動詞)あげる。
       平声 四支韻:「し;shi2」(形容詞)しとやかなさま
       上声:「ていdi3」:(動詞)絶つ。切る)

締、鵜、鶏、
(両韻。平声 八齋韻:「けい、ji1」(動詞)とどめる。かんがえる。
       上声:「けいqi3」:(動詞)頭を地につけて拝礼する。)
笄、兮、奚、蹊、倪、霓、猊、鯢、西、栖、犀、嘶、批、躋、齎、迷、
(両韻。平声 八齋韻:「でい、ni2」(名詞)どろ。
       上声:「でい」:(形容詞)よく茂るさま。)靫靫靫靫靫
        去声:「でい」なずむ。
        入声:「でつ」くろずむ

谿、圭、閨、袿、奎、携、畦、
(「淒」とは別字。但し同一韻目。ほぼ同義。)
                                         「かい」「け」「か」と読めるが、ここでは「かい」と読むべきところ −ai
(−ia)
(−ua)
−(あ)い (「かい」が漢音。「か」は慣用)
街、鞋、牌、
(両韻。平声 九佳韻:「さい、chai2」(名詞)しば。
       去声:「し、zi4」:(動詞)つむ)
、釵、靫、
(両韻。平声 佳韻:「さい、chai1」つかわす
      平声 支韻:「し、ci1」不揃いなさま(参差)
      平声 麻韻:「さ、cha1、cha4」たがう。つかわす。
      去声:「さい、chai4」やや。

=崖
(がい)。四支は「ぎ」
階、偕、諧、骸、排、乖、懷、淮、豺、儕、埋、
両韻。平声 九佳:「さいz;hai1」ものいみ
      平声 八齋:「せい;qi2」:そろう。ひとしい。
      平声 四支:「し;zi1」裳すそ。神に供えるきび
      去声「せい;ji4」調和する。

蝸、娃、皆、蛙、楷、
「増訂 詩韻集成(光緒壬午年)」には、「詳しくは灰韻」を見よ」とのみ書かれている

***
(わざおぎ。たわむれ。本来、日本語の「俳句・俳諧」の義はない。蛇足だが「俳諧」の義も漢語と日本語とでは違う。)
−ue
−ai
−ゎい
−(あ)い
灰、恢、魁、隈、
(両韻。平声 十灰韻:「くゎい、hui2」(動詞)まわす。かえる。
       去声:(動詞・名詞)とおまわり。迂回。)

徊、
(両韻。九佳と。こちらが主)
枚、梅、媒、煤、瑰、雷、壘、催、摧、堆、陪、杯、嵬、
(両韻。平声 九佳:「たい,tui1」おす。
       平声 四支韻:「すゐ」順に進める
開、哀、埃、
(「台」とは、本来別字。「臺」:高いところ、だい。うてな)
苔、 該、才、材、財、
(両韻。平声と去声。平声が主か。
來、莱、栽、哉、災、猜、胎、
(「臺」とは本来別字。
    「台」:平声 十灰韻「たい,tai2」星の名。敬語としての用法。
        平声 四支韻「い、yi2」よろこぶ)
顋、孩、、苺、崔、裴、
(両韻。平声 灰韻:「はい、pei2」つちかう。
      上声:「ほう、pou3」おか。

垓、
傀、
(両韻。平声 十灰:「くゎい、gui1」(形容詞)おおいなり。
        上声 「くゎい、kui3」(名詞)傀儡。

(両韻。平声灰韻「たい、dui1」(動詞)鍛える。 
       平声 支韻「つゐ、chui2」(名詞)つち)

胚、纔

十 一









−en
−in
−un

全て
n音で終わっている。m音ではない。
−いん 眞、因、茵、辛、新、薪、晨、辰、臣、人、仁、神、
(両韻。平声 眞韻「しん」:みずから。したしむ。おや。(平声が主流)
       去声「しん」身内、親戚

申、伸、紳、身、賓、浜、濱、
(=隣の正字)
鱗、麟、珍、塵、陳、春、津、秦、頻、蘋、顰、銀、
(両韻。平声眞韻「ぎん」地の果て。きし。さかい 
       平声 元韻「ごん」
       或いは、文韻(以上三つの区別は不明)
       去声 願韻「こん」土の盛り上がった後、
、巾、民、a、貧、淳、醇、
(両韻。平声 眞韻:「しゅん、chun2」:きいと。もっぱら。 (これが主流。)
       元韻:「とん、tun2」つつむ。
       上声「しゅん、zhun3」へり、ふち。)

(=唇の正字)
倫、
(両韻。平声 眞韻:「りん、lun2」:いと。 (これが主流。)
       平声 刪韻:「くゎん、guan1」ずきん。諸葛巾。)

輪、堰A旬、巡、馴、鈞、均、榛、姻、宸、寅、嬪、旻、彬、鶉、皴、遵、循、
(両韻。平声 眞韻:「しん、zhen1」:情け深く、親切なさま。 
       去声:「しん、zhen4」:ふる。(これが主流。)
       上声:「しん、zhen3」:一重の衣。)

岷、諄、椿、詢、恂、
(両韻。平声 眞韻:「ちゅん、zhun1」:なやむ。 
       元韻:「とん、tun2」たむろする。たむろ。(元韻の用法の方がが多用されている。)

呻、瀕、罠、、逡、ァ、泯、サ、洵、湊、燐、荀、
(両韻。平声 眞韻(これが主流。)別に先韻
斌、氤。

文、
聞(両韻。平声 文韻:きく。これが主流。 
      去声:きこえる。しれわたる。
)、
紋、
(=「蚊」に通ずる)
雲、氛、
分(両韻。平声 文韻:「、fen1」:わける。単位。 
       去声:「fen4」:さだめ。職分、本分、天分
)、
紛、芬、焚、
墳(両韻。平声 文韻:「fen2」:(名詞)はか。これが主流。 
       上声:「fen4」(形容詞)こえている。ふくれあがる
)、
群、裙、君、軍、勤、
斤(両韻。平声 文韻:「jin1」:おの。きる。重量の単位。これが主流。 
       去声:「jin1」:(形容詞)あきらか。=「マ」
)、
)、
筋、勲、薫、、熏、醺、葷、耘、云、
(「藝」(げい;yi4)ではない。別字。「うん;yun2」香草、ヘンルーダ。和綴じの書(線装本)の虫食いを防ぐために、本の間に挟んだ香草。芸帙、芸編等の語根)
汾、濆、
(両韻。平声 文韻:「yun2」:(動詞)ます。いう。
       先韻:「yuan2」:(名詞)かず。係りの人。
       去声「yun4」:姓。)
)、
欣、芹
殷(両韻。平声 文韻:「いん;yin1」:(形容詞)さかんなおおきい。王朝の名
       刪韻:「あん;yan1」:(形容詞名詞)赤黒い色。
       上声「yin3」:(形容詞・動詞)雷などの響く音。

T、慇、紜、懃
十 三 元、原、源、、園、
=猿)、
轅、垣、煩、
繁()、
蕃、樊、翻、旛、暄、萱、喧、冤、言、軒、藩、魂、渾、
(したおび、したばかま、裳。ふんどしと、少し感じが違う)
温、孫、門、尊、吹A存、蹲、
敦()、
屯()、
豚、村、盆、奔、
論()
坤、昏、婚、痕、根、恩、呑、媛、
援()
袢、礬、幡、繙、
番()、
反()、
燉、鴛、
宛()、
掀、昆、鯤、惇、崙、跟、
(両韻。平声元韻「ごん」地の果て。きし。さかい 
       平声 眞韻「ぎん」
       或いは、文韻(以上三つの区別は不明)
       去声 願韻「こん」土の盛り上がった後、
獻、袁、噴、
(両韻。平声 元韻:「とん、tun2」つつむ。
       眞韻:「しゅん、chun2」:きいと。もっぱら。 (こちらが主流。)
       上声「しゅん、zhun3」へり、ふち。)

十四
十五



下平声
十一
十二
十三
十四
十五

 



 
(未完。暫くお待ち下さい。)
   
99.5.30
00.2.27
00.3.14
00.3.15
00.3.17
00.3.19
00.3.20
00.3.21
00.3.22
00.3.24
00.3.25
00.3.26
00.3.27
00.4. 6
00.4. 7
00.4. 8
00.4.30
                                 
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