Huanying xinshang Ding Fengzhang de wangye

                            


  醉中作 
                                                  

     唐・張説

醉後方知樂,
彌勝未醉時。
動容皆是舞,
出語總成詩。




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醉中の作

醉後(すゐ ご )  (まさ)に樂しみを知り,
彌〻 (いよいよ)  (いま)()はざる時に(まさ)る。
(すがた)を動かせば  (みな) ()(まひ)にして,
(ことば)()だせば  (すべ)て詩と()る。

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◎ 私感註釈

※張説:〔ちゃうえつ;Zhang1 Yue4〕盛唐初めの人。667年(乾封二年)〜730年(養老十八年)。玄宗の時代、中書令となり、燕国公に封ぜられる。

※酔中作:酔っぱらっての詩。 ・酔中:酔っぱらった状態にあること。=酔裏。

※酔後方知楽:酔いが回った後、ちょうど楽しみが分かる。 ・酔後:酔いが回った後。 ・方:ちょうど今。まさに。 ・知:さとる。みわける。

※弥勝未酔時:まだ酔っていない時よりも、さらに勝(まさ)っている。 ・弥:〔び(み);mi2○〕いよいよ。ますます。さらに。 ・勝:〔しょう;sheng4●仄韻字〕まさる。勝つ。おさえる。なお、平韻字は:〔しょう;sheng1*○平韻字〕たえる。こらえる。しのぐ。なお、(*ただし、現代語では、どちらも後者の発音。)ここの用法では仄韻字での意味。平韻字としての用例には、盛唐・李白の『蘇臺覽古』「舊苑荒臺楊柳新,菱歌C唱不勝○○○●●)。只今惟有西江月,曾照呉王宮裡人。」や、盛唐・杜甫の『春望』「國破山河在,城春草木深。感時花濺涙,恨別鳥驚心。烽火連三月,家書抵萬金。白頭掻更短,渾欲不勝。(○●●)」、中唐・白居易『楊柳枝』其三に「依依嫋嫋復青青,勾引清風無限情。白雪花繁空撲地,阪N條弱不勝。(●○○●●)」 や、中唐・劉禹錫の『與歌者何戡』「二十餘年別帝京,重聞天樂不勝○○○●●)。舊人唯有何戡在,更與殷勤唱渭城。」や、晩唐・劉綺莊の『揚州送人』に「桂楫木蘭舟,楓江竹箭流。故人從此去,望遠不勝◎●●)。落日低帆影歸風引櫂謳。思君折楊柳,涙盡武昌樓。」や、北宋・蘇軾の『水調歌頭』「明月幾時有?把酒問天。不知天上宮闕,今夕是何年。我欲乘風歸去,又恐瓊樓玉宇,高處不勝○●●)。起舞弄C影,何似在人間!」などがある。 ・未酔時:酔っぱらう前。

※動容皆是舞:(酔った時の)立ち居振る舞いは、みな、舞(まい)姿であり。 ・動容:〔どうよう;dong4rong2●○〕動作とすがた。立ち居振る舞い。また、容貌を変える。ここは、前者の意。 ・皆是-:みな…である。みなこれ(…なり)。 ・舞:舞(まい)。用法から名詞になる。

※出語総成詩:(酔った時に)言葉を口から出せば、すべて詩になる。 ・総:すべて。みな。いつも。 ・成詩:詩になる。

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◎ 構成について

韻式は、「AA」。韻脚は「時詩」で、平水韻上平四支。この作品の平仄は、次の通り。

●●○○●,
○◎●●○。(韻)
●○○●●,
●●●○○。(韻)
2015. 5.31
      6. 1
2018.10.29




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