いよいよ下回りに取りかかります。
車輪やロッドの取り付けは塗装後に行うので、その前の工程だけを済ませます。
今回予想される失敗
・シリンダーブロックを組み立て終わる前に、折り曲げ線から部品が切れてしまう
・シリンダーブロックの平行・直角が出ない
・モーションプレート台座を前後逆にハンダ付けしてしまう
・台枠が直角に折り曲げられていることを確認せず組み立ててしまう
前回残したパーツを付けておきます。 エアータンク、ATS発電機、シールドビーム副灯、ダミーカプラーをエポキシで接着します。 |
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バックプレートを組み立てます。 |
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私はバックプレートを塗装後に接着しましたが、キャブ床板をハンダ付けするまえに、前もって固定しておく方法もあります。ただこの場合、塗装時に塗料がまわりにくくなります。メーター類に色差しをする方も、あとで取り付けたほうが簡単です。 |
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シリンダーブロックの組み立てに入ります。 |
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表と裏を間違えないように折り重ね、断面にハンダを流すだけでうまくいきます。 |
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丸穴にはバルブカバーを取り付けます。真鍮挽物で、両方に出っ張りがあるので、外側にあたるほうを下にして割り箸治具の上に置きました。 |
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その上に、裏側が上になるように板を重ねて穴に合わせ、ハンダ付けしました。 |
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シリンダー側面(ディテールがエッチングされているところ)を180度折り返して、裏からハンダ付けします。 このとき全体が平らのままハンダを流すと、折り線の部分にまでハンダが回って、折り曲げられなくなってしまうことがあります。写真のようにあらかじめ曲げておくと安全です。 |
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そのあと、完全に直角に折り曲げて閉じ、箱型にします。 |
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シリンダーブロック中央の底板を折り曲げて閉じ、内側からハンダ付けします。 |
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シリンダー側面の下部を丸め、端の部分をハンダ付けします。これで全体の形ができます。 |
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シリンダーブロックの完成。このあと、2本のスライドバーを差し込んで内側からハンダ付けして止めますが、スライドバーは塗装前にマスキングが必要です。 |
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モーションプレートの台座を折り曲げてハンダ付けし、両側面にモーションプレートをハンダ付けします。 また、モーションプレートと台座の間には、あとで加減リンクが入り込むので、1ミリ強の隙間を空けておきます。 |
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主台枠は曲げ済みですが、両方の側面が垂直に立っているとは限らないので、良く見て調整しておきます。 |
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モーションプレート台座とシリンダーを取り付けます。 |
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終わったら、全体の歪みがないか確認します。シリンダー上面と、後部の取り付け部が平行になっていないと、機関車がねじれます。 |
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横から見て、シリンダーが傾いていないか、スライドバーが水平になっているか確認します。 |
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下から見て、シリンダーが主台枠と平行になっているか、スライドバーとモーションプレート台座の間隔が均等かどうか確かめます。 |
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後部台枠には、キャブ下の配管が付きます。 |
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ボディーと合わせてみて、キャブ下の配管どうしが干渉しないか確かめます。 |
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これでめでたく機関部の組み立ては終了です。 |
2時間に満たないのですが、切りが良いのでここで終了します。
慣れないとシリンダーブロックの組み立ての要領がわからず、少々時間がかかるかもしれません。ほかは特別細かい部品がないので、下廻りは楽に作ることができると思います。