動力ユニットが収まる、テンダーの組み立てに入ります。
それほど難しい作業はありませんが、機関車部分にはなかった連続的な平面があるので、それなりに注意が必要です。
今回予想される失敗
・内張りをハンダ付けするときに熱を伝えすぎ、外板が歪んでしまう
・無理にウエイトをはめこんで外板が歪んでしまう
テンダーの上物は折り曲げ済みです。 |
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いくつかのツメを内側に起こしてから、角穴にハンダを流して内張りを固定します。 このとき、何秒もコテを当てたままにせず、一回で少量のハンダをジュッと付けるようにしないと、その部分の外板が膨らんで歪んでしまいます。 このタイプのテンダのように、長い板がぐるりと一周して作られているようなものは特にその危険があり、ちょっとでも「付けすぎたかな」と思うと確実に歪んでいます。 運悪く歪んでしまったら、「実物もデコボコだし」と考えて忘れようと努めます。 あまり自信がないときは、瞬間接着剤を流して固定すれば安全です。要は内張りが固定できれば良のですから。 |
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前面の右寄りの部分につなぎ目があります(写真はハレーションを起こしていてよくわかりません)。 |
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妻板には石炭皿を取り付け、あとで配管を取り付ける部分に2箇所の穴を開けておきます。 |
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後妻にステップを取り付けます。このステップはなんと3段でひとつのパーツになっていて、裏側からスリット状の穴にはめこんでハンダ付けすれば誰でも簡単に取り付けることができます。 逆に、このような穴が最初から開いているので、真鍮線などでステップを作りたい人にとっては困り者かもしれません。私としては組み立てが楽なので大歓迎です。 |
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カプラー解放テコを差し込んでハンダ付けします。 |
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注水口蓋を組み立てます。北海道型特有のライトは普通ここに付きますが、1号機などは下側に付くのであらかじめ確かめておきます。 |
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このキットは平底テンダーのタイプなので、アンダーフレームを作ります。 |
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まずフレーム側面を垂直に立てます。 |
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さらに上部を折り返します。 |
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折り返したらハンダを流して留めます。 |
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カプラーポケットを取り付けます。 |
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テンダー上部にアンダーフレームを固定します。 |
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うまく上下が合ったら、内側からハンダで固定します。 |
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アンダーフレーム側面には配管が取り付けられるので、妻板に開けた穴に配管を差し込み、側面をハンダ付けします。 |
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すべてのハンダ付けが終わったら、ホワイトメタル製のテールライトを接着します。 |
ちょうど2時間たちましたので、水洗いして道具を片付けます。
次回は動力ユニットを組み立てますが、今までのキットでは動力ユニットは完成品だったので、初めての経験です。