ついに完成しました。自分で組み立てた機関車が列車を引くのは嬉しいです。
走りのほどはどうなのでしょう。
色々な列車を引かせて、性能を確かめてみます。C58はあまり長大編成を引きませんが、そこは模型、無謀に試してみます。
客車の牽引テスト
平坦線で、下記のようなスハ43系・10系(KATOおよびGM)の12両編成を引かせました。
重たそうではありますが、R280でも何とか走ります。このあたりは実用上の限界だと思います。
平坦線で7〜8両引ければ、C58の用途としては十分です。
もしカーブで速度が落ちるようなら、下廻りや機炭間の連結状態の問題の可能性があります。
貨車の牽引テスト
平坦線で、セキ3000をいきなり30両走らせたところ、ちゃんと走ってくれました。
しかし、かなりゴム車輪に負担がかかっているようなので、あまりやらないほうがよいと思います。
セキの場合、実用的には20両くらいがいいところでしょう。
たくさん連結したいなら、車輪の少ない2軸貨車のほうが良いようです。
しかし、ここまで連結して遊ぶことはまずないと思います。
スロー走行
スローはKATOやマイクロエースと同程度には効きます。動力ユニットよりも、いかに機関車の転がりを良く作れるかがカギだと思います。
これだけ、動画にしてみました(失敗して音声が入っていません。ダウンサイズ再掲載)。
※うまく再生できなかったら申し訳ありません。いくつかのソフトで試しましたが、DVD再生ソフトの中でうまくいかないものがありました。
ごらんの通り、スロー走行も問題ありませんが、自分で組み立てるキットなので、結果は色々かもしれません。
動力性能は
今回のC58は、最初に発売された船底テンダーと比べると、モーターがかなり小さいものになっており、その分ウエイトが増えて重くなっています。
これがどう影響したか知りたいので、セキ30両の牽引テストを以前のC58でも行ってみました。
すると、私の作例では明らかに以前のもののほうが余裕があります。
今回、4%の直線勾配も走らせてみました。以前のC58ではスハ43を8両引かせても実用レベルでしたが(速度は落ちますが調節可能範囲)、今回のC58では空転してしまいます。
ウエイトが大きいのに不思議ですね。
【補足 2002/11/29】 勾配を3%に落とすと、スハ43の8両連結でも空転せずに登れましたが、運転はかなりつらいので、3%なら5両編成程度にとどめたほうが良いと思います。
以前の製品は動力ユニットが組立調整済み。今回のものは自分で組み立てるのですから、このあたりも牽引力の違いに現れるかもしれません。
無事できあがりホッとしました。途中で失敗して掲載中断では笑えませんでした。
なお、あくまでも自分で組み立てた結果こうなったというご紹介ですので、いつも同じ結果になるとは限りません。実際に組み立てられるときは、ご自身の判断で工作されるようお願いします。
組み立ての途中で、ハンダごてのすぐ近くで部品を素手で押さえていたり、ナイフの刃を手前に向けて作業してたりしている写真もありますが、結構熱い思いや痛い思いもしています。