7100
弁慶・義経という名のほうが一般に知られていた機関車です。マイクロエース製品は、エンジンドライブで自走するものとしては初めてです。
縮尺参考 ※メーカー公称1/130スケール |
機関部長さ:約1/125(前端梁〜キャブ屋根後端) |
機関部高さ:約1/125(レール面〜キャブ屋根) |
テンダー長さ:約1/130(上廻りの箱部分) |
A0290 7100形 義経号
¥9,500(税抜)
仕様
付属品:なし
ライト:電球式
車輪:黒色 左先行
動力ユニット:特殊小型
発売時期
2002年
●製品の特徴
- A-0297「7100形 義経号+客車4両 木箱セット」¥16,800(税抜)も同時に発売されています。
- 機関部上廻りはダイキャストです。
- キャブ側面にYOSHITSUNE、テンダー側面に義経のロゴ入り。
- 光沢塗装で全体にわたり装飾印刷されています。先輪タイヤ側面は金です。
●備考
超小型モーターを使用しているため発熱の恐れがあるとのことで、長時間の連続走行は控え、客車は最大4両までとの注意書きがあります。
関連リンク:7100 その3
A0291 7100形 弁慶号
¥9,500(税抜)
仕様
付属品:なし
ライト:電球式
車輪:黒色 左先行
動力ユニット:特殊小型
発売時期
2002年
●製品の特徴
- A-0298「7100形 弁慶号+客車4両 木箱セット」¥16,800(税抜)も同時に発売されています。
- 機関部上廻りはダイキャストです。
- キャブ側面にBENKEI、テンダー側面に弁慶のロゴ入り。
- 光沢塗装で全体にわたり装飾印刷されています。先輪タイヤ側面は金です。
●備考
超小型モーターを使用しているため発熱の恐れがあるとのことで、長時間の連続走行は控え、客車は最大4両までとの注意書きがあります。
関連リンク:7100 その3
C63
製造直前に中止になってしまった幻の機関車です。製品はフリー的にイメージを膨らませ、お召し仕様など4種が発売されました。基本的には蒸気機関車スタイルブック(機芸出版社)の図面(複数の部分図を合成した労作)をもとにしているのだと思いますが、ディテールの一部には違いもあります。
縮尺参考 |
機関部長さ:約1/150(前端梁〜キャブ屋根後端) |
機関部高さ:約1/140(レール面〜キャブ屋根) |
テンダー長さ:約1/150(上廻りの箱部分) |
A0280 C63-2 標準型
¥8,600(税抜)
仕様
付属品:重連用カプラー、ヘッドマーク掛け
ヘッドマーク:「富士」
ライト:電球式 細首型
車輪:黒色 左先行
動力ユニット:初期型
発売時期
2003年
●製品の特徴
- 空気作用管に銅色入り。
- テンダーのライトに銀が入っています。汽笛は黒です。
A0281 C63-1 お召し指定機
¥9,800(税抜)
仕様
付属品:重連用カプラー(銀)
ヘッドマーク:なし
ライト:電球式 細首型
車輪:黒色 左先行
動力ユニット:初期型
発売時期
2003年
●製品の特徴
- 正面に日章旗が付き、デフに菊の御紋、ランボードに銀の手すりがついたお召し指定機を想定しています。
- 空気作用管に銅色入り。ボイラーバンド、窓枠、デフやシリンダーの縁、煙突の縁などに金色入り。
- ランボードとテンダー縁に白線、ロッドに赤ライン入り。モーションプレートは銀で金の縁取り。
- カプラーは前後とも銀、手すり類の金属線は銀です。テンダー台車軸箱やバネに銀が入っています。
- テンダーのライトに銀が入っています。汽笛は黒です。
A-4290 C63-3 61系客車「幻の普通列車」7両セット
¥18,600(税抜) ※セット品
仕様
付属品:重連用カプラー
ヘッドマーク:なし
ライト:電球式 細首型
車輪:黒色 左先行
動力ユニット:初期型
発売時期
2003年
●製品の特徴
- 61系客車とのセット品です。デフに銀色のJNRマークが入っています。
- 空気作用管に銅色入り。ランボードに白線、ロッドに赤ライン入り。
- デフに銀の縁取り。テンダーのライトに銀が入っています。汽笛は黒です。
●備考
パッケージ内の製品写真は、A0280「C63-2 標準型」にJNRマークを入れた試作品で、実際の商品とは異なります。
関連リンク:C63 その2
A-4291 C63-1 10系客車「幻の急行列車」7両木箱セット
¥22,000(税抜) ※セット品
仕様
付属品:重連用カプラー
ヘッドマーク:なし
ライト:電球式 細首型
車輪:黒色 左先行
動力ユニット:初期型
発売時期
2003年
●製品の特徴
- 10系客車とのセット品です(オロハネ10入り)。デフに銀色のJNRマークが入っています。
- 空気作用管に銅色入り。ランボードに白線、ロッドに赤ライン入り。
- ナンバープレートは赤地です。
- デフに銀の縁取り。テンダーのライトに銀が入っています。汽笛は黒です。
●備考
パッケージ内の製品写真は、A0280「C63-2 標準型」にJNRマークを入れた試作品で、実際の商品とは異なります。
関連リンク:C63 その2
1号機関車
小型モーターを内蔵し、自走する1号機関車として登場しました。単品は客車1両付きで、セット品は客車4両付きで発売されました。
縮尺参考(A1クラス) ※メーカー公称1/120スケール |
機関部長さ:約1/120(前端梁〜後端梁) |
機関部高さ:約1/128(レール面〜キャブ屋根) |
A0270 1号機関車A1クラス+客車1両付
¥9,800(税抜)
仕様
付属品:客車
ライト:なし
車輪:黒色 右先行
動力ユニット:特殊小型
発売時期
2003年
●製品の特徴
- A-0275「1号機関車A1クラス+客車4両 木箱セット」¥16,800(税抜)も同時に発売されています。
- 原型に近い姿を想定しています。
- 車体はダイキャストです。
- 光沢塗装で全体にわたり装飾印刷されています。
●備考
超小型モーターを使用しているため発熱の恐れがあるとのことで、長時間の連続走行は控え、客車は最大4両までとの注意書きがあります。
関連リンク:B20・Bタンク・Bテンダ(その3)
A0273 1号機関車保存車+客車1両付
¥9,800(税抜)
仕様
付属品:客車
ライト:なし
車輪:黒色 右先行
動力ユニット:特殊小型
発売時期
2003年
●製品の特徴
- A-0276「1号機関車保存車+客車4両 木箱セット」¥16,800(税抜)も同時に発売されています。
- 交通博物館(発売当時)保存車を想定しています。A1クラスとはボイラーの高さ、ドームの位置など姿が相当異なります。
- 車体はダイキャストです。
- 光沢塗装で全体にわたり装飾印刷されています。
●備考
超小型モーターを使用しているため発熱の恐れがあるとのことで、長時間の連続走行は控え、客車は最大4両までとの注意書きがあります。
関連リンク:B20・Bタンク・Bテンダ(その3)
C10
ほぼ同形のC11から3年遅れて発売されました。初回のC11と同様、貨車1両付きでの発売となりました。
縮尺参考 |
機関部長さ:約1/150(前端梁〜後端梁) |
機関部高さ:約1/140(レール面〜キャブ屋根) |
A7304 C10-1 原型(貨車1両付)
¥8,600(税抜)
仕様
付属品:重連用カプラー、貨車(ホラ100)
ライト:電球式 細首型
車輪:黒色 右先行
動力ユニット:初期型
発売時期
2003年
●製品の特徴
- 重見式給水温め器を装備しています。
- ランボードに白線入り、ロッドに赤線入り。
- 後部ライトに銀の色入れはなく、汽笛は黒です。
●備考
タンク側面・後部のリベットはありません。
関連リンク:C10 その3
A7306 C10-8 大井川鐵道(貨車1両付)
¥8,600(税抜)
仕様
付属品:重連用カプラー、貨車(ホラ1)
ライト:電球式 細首型
車輪:黒色 右先行
動力ユニット:初期型
発売時期
2003年
●製品の特徴
- 重見式給水温め器のない姿です。
- ランボードに白線入り、ロッドに赤線入り。
- 後部ライトに銀の色入れはなく、汽笛は黒です。
A7315 C10-8・大井川鐵道・改良品
¥14,000(税抜)
仕様
付属品:重連用カプラー
ライト:LED式(前後)縦縞大型(前)
車輪:黒色 左先行
動力ユニット:小型モーター化
発売時期
2019年
●製品の特徴
- キャブパーツが変更され、キャブ・炭庫周囲にリベット表現が付き、側面窓が少し低くなりました。
- ランボードに白線入り。ロッドの赤線はなし。つかみ棒は白。汽笛は金色です。
- モーターが小型化され、従台車の集電がリード線からコイルバネに変更されました。
- 後部ライトも点灯式になり、進行方向に応じて切り替わるようになりました。
9800
2019年現在、マイクロエースの蒸機シリーズの最終形式となっています。国内でのマレー式蒸機のプラ製品としては唯一かと思います。
縮尺参考 |
機関部長さ:約1/140(前端梁〜後端梁) |
機関部高さ:約1/130(レール面〜キャブ屋根) |
テンダー高さ:約1/147(上廻りの箱部分) |
A0651 9800型9812 マレー式・標準型
¥12,000(税抜)
仕様
付属品:重連用カプラー
ライト:電球式 細首型
車輪:黒色 右先行
動力ユニット:専用ボギー式
発売時期
2004年
●製品の特徴
- 空制関連の装置を搭載していない姿です。
- 煙室側面、キャブ側面に金の印刷表記入り、窓枠に茶色入り。
A0652 9800型9801 マレー式・エプロン付
¥12,000(税抜)
仕様
付属品:重連用カプラー
ライト:電球式 細首型
車輪:黒色 右先行
動力ユニット:専用ボギー式
発売時期
2004年
●製品の特徴
- 空制付きで、ランボード側面にコンプレッサーと空気タンク、ボイラー脇に冷却管が付いています。
- 煙室扉の下部に、左右への張り出し(エプロンと称されている)があります。
- 煙室側面、キャブ側面に金の印刷表記入り、窓枠に茶色入り。
記載していないもの
下記はやや種類が異なる製品のように感じますので、記載しておりません。
- 外国車両シリーズ(サドルタンク…ライフライク社製品)
- あじあ号シリーズ
- アニメグッズ系商品(銀河鉄道999シリーズ)
- イベントグッズ系商品(C55スケルトンボディー、C59・C62 2000年記念特別セット ゴールド塗装)
最後に
ひとつのメーカーが8年の間にプラ量産品でこれだけの形式を揃え、17年の間にこれだけの種類を増やしたのは奇跡的なことです。
全形式が揃う2004年までを振り返ってみますと、メーカーの熱意や行動力はもちろんですが、値段を見ればまあ何とか許せる品質の製品が、安く中国から調達できたというタイミングの良さも大きかったと思います。このようなことは今世紀中は起こらない?ような気がします。
逆に、1980年代の基本設計のまま、製品構造や品質の向上は部分的なものにとどまり、値段が上がるにつれて競争力を失っていった面もあるかもしれません。
ともかくこの短期間に、過去に例のないことを成し遂げたのは記憶に残ることと思います。
(2013.3.8)