注・徐々にアップ予定
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LARRY CARLTON from CASINO LIGHTS'99
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| COLD DUCK TIME |
闘魂渡世人カーク・ウェイラム
気持ちよくギターを奏でるLARRY CARLTONの隣で、額に血管を浮き立たせてブローする御仁を一目みるなり、懐に匕首を隠し持つ只者ではない気配を感じました。まるで完熟堆肥のように、サウンドに栄養分を与える泥臭くて野太い音色。一見格闘家ヒクソン・グレイシーを彷彿とさせるごっつい風貌。この御仁、一体何者なのかという疑問を抱きましが、調べて吃驚、あのJOE SAMPLE畢生の名アルバム「THE SONG LIVES ON」に登場するサックス奏者だったのです。
その名もカーク・ウェイラム。「THE SONG LIVES ON」の解説に曰く「骨太なテキサステナーの伝統を受け継ぐ彼は、単に口当たりの良いスウィートなだけのプレーヤーとは一線を画す。彼もJOEの厳しい選択眼を満足させることのできるごく限られたアーティストの一人」と。
スナイパーJOEの眼に叶い、今またLARRY CARLTONに一宿一飯の恩義を得た妙手の渡世人カーク・ウェイラムが、全身から猛烈な闘魂の熱気を発散させて躍動的にブローの炎を吐き出すところは圧巻です。
演奏に入るや、LARRY CARLTONが、さも気持ちよさそうに耳に手を当てがい、絶妙のタイミングでサックスと息の合ったプレイを演じるとこなんざ、阿吽の呼吸ってもんでしょう。お見事！
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