注・徐々にアップ予定
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大野雄二 from Yuji plays Ohno's
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ルパンV世のテーマ他 |
棟梁の鑿
猛暑続きの夏、当サイトのお客様から送られてきた山盛りの映源のご馳走の中に、弁当の隅っこに隠れた「おしんこ」のように、わずか23分ではありますが、心ときめく「惣菜」がさりげなく配置されていました。コチラの心を見透かしたような心憎い献立の妙。僕が好きだってことがよくお分かりになりましたネ、大野雄二氏を。
以前から不思議と気になる御仁でした。何せ、「最も危険な遊戯」とか「殺人遊戯」とか「人間の証明」などアクション映画に、慎ましくもさりげなくシャレた音楽を提供されていたお方。エンドロールに音楽大野雄二と、その名を目にする度に、何やら無性に心ときめいたものです。
そして今回初めてお客様のご厚意でその姿を拝見する機会に恵まれました。
大野雄二氏のピアノソロの映源。初めて見ることのできた氏のお姿は、さながら宮大工の棟梁といった風情。以前から抱いていた松田優作ばりのイメージとは随分違いましたが、泰然としてピアノを弾かれるお姿は実に堂々とした貫禄。いつかどこかで聞いた覚えのある映画音楽やCMで耳にした曲やあのルパンV世のテーマミュージックなどなどが、ゆったりとした手さばきで鍵盤に鑿で削るように音が彫刻され、心に染入るメロディーとなって流れます。ふと気付くと、鍵盤から流れるメロディーに涼をとっていました。
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