このページは、小児期に受ける予防接種について紹介しています。予防接種について詳しいことがお知りになりたければ、予防接種一覧のワクチン名をクリックしてください。各ワクチンの説明ページにジャンプします。また予防する病気については、病名をクリックしてくだされば、小児科の病気の各ページにジャンプします。


予防接種一覧
ワクチン名 種類 回数 予防する病気 受ける時期
定期接種 ポリオ 2回
(6週間以上あける)
ポリオ
(小児麻痺)
生後3ヶ月〜18ヶ月、通常は集団接種
BCG ふつう1回 結核 4歳未満、通常1歳までで、ツ反陰性者に
三種混合(DPT) 不活化 1期初回:3回
1期追加:1回
2期:1回
ジフテリア(D)、
百日咳(P)
破傷風(T)
標準として、生後3ヶ月〜12ヶ月、
終了後1〜1年半に追加接種
小学校卒業前に、2期
麻疹(はしか) 1回 麻疹(はしか) 標準として、生後12〜24ヶ月
風疹 1回 風疹 標準として、生後12〜36ヶ月
日本脳炎 不活化 1期初回:2回
1期追加:1回
2期、3期:1回
日本脳炎 標準として、3歳、追加は4歳
任意接種 おたふくかぜ 1回 おたふくかぜ 1歳以上
水ぼうそう 1回 水ぼうそう 1歳以上
インフルエンザ 不活化 2回(毎年) インフルエンザ3ヶ月以上
定期接種
国が接種対象者に責任を持って勧める予防接種のことで、費用は無料です。相生市では、ポリオのみ予約なしで保険センターなどでいっせいに受け、他は各医療機関で予約の上、決められた時期に受けることになっています。また接種後に生じた健康被害に対しては、国の救済制度が適用されます。
任意接種
市町村または保健所から通知のない予防接種のことで、有料です。希望者は予約の上、当院で受けることができますので、ご相談ください。万一、接種により健康被害が生じた場合は、医薬品救済制度の適応になります。なお、上記の定期接種でも接種対象年齢の枠を外れて接種する場合は、任意接種の扱いになります。


考えられる副反応一覧
ワクチン名 あまり心配のない副反応 注意が必要な副反応
定期接種 ポリオ ほとんどありません。 生ワクチンのウイルスによるポリオ様症状(発熱、四肢の麻痺):
50万〜100万人に1人の割合
BCG 接種後1ヶ月以内に、腋の下のリンパ節が腫れることがあるが、自然に治癒する:100人に1人以下の割合 ほとんどありません
三種混合(DPT) 初回接種では10人に2人の割合で、注射したところが赤くなったり、腫れたり、しこりになったりします。3回目のあとでは10人のうち4〜5人に同じような反応がでます。 腕全体が腫れたり、肘から下まで腫れるときは、主治医に連絡を。
麻疹(はしか) 1週間ほどで、約20%に37.5℃以上の発熱があります。発熱に伴い、軽い発疹がでることも。ふつうは1〜2日で平熱に下がります。 全身の蕁麻疹、アナフィラキシーショックをおこすこともまれにあります。
風疹 小児の場合、ほとんどありません。 全身の蕁麻疹、アナフィラキシーショックをおこすこともまれにあります
日本脳炎 接種部位の痛み、発赤、腫れがみられることがあります。発熱もときに見られますが、いずれも自然に軽快します。 全身の蕁麻疹やアナフィラキシーショックがまれにあります。
任意接種 おたふくかぜ 2〜3週間後に耳下腺が腫れたり、発熱することもありますが、いずれも自然に軽快します。 無菌性髄膜炎:数千人に1人の割合
水ぼうそう まれに発熱、水ぼうそう様の発疹が見られることがありますが、自然に軽快します。 ほとんどありません。
インフルエンザ 注射のあとが少し腫れることがある程度です。 卵アレルギーのある場合は、全身の蕁麻疹やアナフィラキシーショックを起こす確率も高くなります。

予防接種による副反応で、ご心配のときはいつでも当院に、ご連絡ください。