エーゲ海の島々とアテネ Greece&Aegean sea (1996.5)
< ミコノス島 路地 Myconos >
この島は起伏の少ない平坦な島ですが、大型の観光船が立ち寄る観光の島として知られています。観光客の押し寄せる港町は、 迷路のように入り組んでいて土産物店やレストランが建ち並んでいます。ここでも街並みは道路から壁といわず屋根の上まで、真っ白一色に塗りこめられていま
す。
< ディロス島 古代遺跡の島 Delos >
ミコノス島の港から小船で20km、今は無人のこの島は島全体が古代遺跡の廃墟です。紀元前7世紀ごろに栄えたアポロン神 をまつる神殿の跡と、関係施設跡があります。神殿の形は殆ど残っていないのですが、柱や土台、床の一部から往時の繁栄がしのばれます。神殿のほかに有名な
ライオンの像、神話の湖などがあります。
< ポロス島 白い家並み Poros >
アテネからサロニコス湾を日帰りで巡るクルーズがあります。3つの島を周るのですが、その中では1番小さな島です。島に近づくと港の丘一面に真っ白い家並みが、オレンジ色の屋根と美しいコントラストを見せて建ち並んでいます。これらは、ギリシャの富豪の別荘とリゾート客のための施設です。
< アテネ パルテノン神殿 Athens /akropolis parthenon >
ギリシャ古代遺跡のハイライトは、アテネの市街の南方のアクロポリスの丘に聳えています。ドリス様式の巨大な列柱に囲まれ た神殿は、紀元前434年に完成されたものです。丘に登って間近かに見ると、荒涼としたアテネの風土とよく調和していてその建築美への配慮がよくよみとれ ます。