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ヨーロッパの美しい街並みや世界遺産をスケッチで紹介しています。

南イタリアとバロックの街並み(2) Southern Italy (2)detail

南イタリアとバロックの街並み Southern Italy (1998.6)


< コセンツァ 坂の通り Cosenza >

 コセンツァは南部カラブリア州の県都で人口約30万人の都市です。旧市街は古代からの古い歴史のある街で中世にはルネッサ ンス時代を通じて文化都市として栄えましたが、第2次大戦でうけた被害の跡がまだ残っています。古い家並みは黒々としていて修復の手が待たれます。サッ カーのワールドカップの日には、人々はイタリアの旗を出すことを忘れません。















































< コセンツァ 展望  Cosenza >

 この街の丘の上に古い城砦が残されています。予定外に訪れて1泊し、翌朝丘に登って町を展望しました。変化にとんだこの街並みが修復の後にはどんなにすばらしいことだろうと想像されました。
































シチリア-タオルミーナ ギリシャ劇場 Sicilia Taormina

 シチリアでも特段人気の観光地がタオルミーナです。そしてこのギリシャ劇場は一番の見所です。BC3世紀の建造ですが今でも毎年夏になると野外オペラやコンサートなどが催されます。すり鉢上の客席からは、舞台越しにエトナ火山や海が見渡されます。

































< シチリア-ラグーサ 展望 Sicilia/ragusa

 ラグーサの旧市街の歴史は古く、BC3000年頃の古代人が居住していた洞窟が今も岸壁に残っています。4世紀に要塞都市として整備され、中世にはゴシック建築の街造りがおこなわれました。1693年の大地震のあと、現在のバロック様式の街並みに塗り替えらました。














































< シチリア-シラグーサ ドゥオーモ Sicilia/Siracusa Duomo >

 シチリアは紀元前5世紀に栄えた都市です。アルキメデスの生まれたところとしても知られます。旧市街地の中心にあるこのドゥオーモは7世紀の建造で、かってのドーリア式ギリシャ神殿の柱を使って建てられたものでシンプルな印象ですが、正面は重厚なバロック様式です。














































シチリア-ラグーサ サンジョルジョ教会 Sicilia/ragusa chiesa di san giorgio

 ラグーサは、今日世界にも稀に見るバロック様式の残る街の一つといわれます。ラグーサでも最も見ごたえのある建物といわれるこの教会は1820年に完成したものです。手前の起伏のある広場と階段の見え方に奥行きを感じさせる工夫があります。

































< シチリア-モンレアーレ ドゥオーモ Sicilia/monreale duomo >

 モンレアーレは、パレルモの南西へ約8Kmの郊外、カプート山の中腹にあります。イスラムの影響を残すアラブ・ノルマン様式の見事な聖堂です。内部は輝く黄金のモザイクで覆われています。付属の修道院の中庭を囲む回廊もみごとです。












































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