密室キングダム
[紹介]
昭和六十三年、夏。“壇上のメフィスト”の異名をとる天才マジシャン・吝{やぶさか}一郎は、手先が麻痺するという病を克服して十年ぶりの復活公演を行っていた。だが、数十名の観客を招待して自身の邸に会場を移した公演第二部の最中、密室状況の部屋の中に安置された、脱出劇を演じるための密閉された棺桶の中で、吝一郎は胸に杭を打ち込まれて殺害されてしまう。現場付近にいた記者たちの視線も含めて“三重の密室”となる不可能犯罪に、吝一郎からマジックを学んでいた若き南美希風が挑むが、トリックをある程度まで見破ったのも束の間、さらなる密室事件が相次いで……。
[感想]
一段組とはいえ900頁を超える大ボリューム、そして『密室キングダム』という題名に恥じることなく、五つもの密室事件(*1)に種々の巧妙な密室トリックが盛り込まれ、さらに密室の意味や位置づけにまで徹底的に踏み込んだ“密室づくし”と、質量ともに圧倒的な作品。候補として選ばれた第8回本格ミステリ大賞こそ逃したものの、(少なくとも当面の間は)柄刀一の代表作とされることは間違いないでしょう。
密室の“実用性”を考えると、ある程度(現代の)“現実”に即した物語の中で五つもの密室を扱うことはなかなか難しいと思われるのですが、本書では“壇上のメフィスト”なる天才マジシャンを事件の中心に据えた上で、“壇上のメフィスト”に対して“アンチ“壇上のメフィスト””(*2)と作中で称される、悪魔のような知略と強い自己顕示欲を兼ね備えた犯人像を設定することで、見方によっては“トリックのためのトリック”ともいえるけれん味たっぷりの犯行に、それなりの説得力が備わっているところがまずよくできています。
その犯人像ゆえに、探偵役となる(若き日の)南美希風(*3)との間で熾烈な頭脳戦が終始展開される物語は、古風な“怪人対名探偵”の様相を呈しています。そしてその対決の構図の下で、個々の密室事件のトリックがその都度ある程度解明されていきつつ、犯人の正体については終盤までほとんど糸口がつかめないという構成は、さながら五つの密室というステージを経て“アンチ“壇上のメフィスト””というラスボスに至るステージクリア型のゲームのような趣。五つの密室がそれぞれに“性格”の異なるものであるところもまた、その印象を強めています。
解決が小出しにされていくところは好みが分かれるかもしれませんが、解決されるべき謎の分量や個々の解決の緻密さを考えれば、最後にまとめて一気にとはいかないのは明らかですし、最後の最後に明らかになる真相は長大な物語を支えるに足る強烈なインパクトを備えていると思います。また、“僕は、自分でこのトリックを解明したとは、どうしても思えないんです。手応えが違う”
(127頁;下線部は原文では傍点)という美希風の台詞に端的に表れているように、犯人自身が一部の謎を“探偵に解かせる”ことを意図しているところがあるため、解決が小出しになるのも必然といえます。
ただし、捜査陣の心理の動きをも計算に入れたトリックの巧妙さは光るものの、犯人が捜査の方向をコントロールすることで、いわゆる“後期クイーン問題”(あるいは“ゲーデル問題”(*4))に通じる問題が浮上し、ただでさえ複雑な事件が過剰に複雑なものとなっているのが気になるところ。さらにもう一つ、致し方ないとはいえ、個々の事件の配置(順序)も少々残念なところで、特に犯人にとっての最大の標的であるはずの“壇上のメフィスト”が最初に殺されてしまうこともあって、全体としてやや“竜頭蛇尾”という印象が拭えないものになっています。
とはいえ、全編にわたって密室と推理をひたすら追求した、“これぞ本格ミステリ”というべき作品であることは確かで、謎・トリック・ロジックを愛する読者は必読といえるでしょう。ただ個人的に気に入らないのが、本編の中でも再三言及され、さらに「プロローグ」と「エピローグ」で強調されているテーマの扱いで、“昭和という時代”(の犯罪)をノスタルジックに振り返るだけというのは、さすがにいただけません。
2008.05.10読了 [柄刀 一]
証拠は眠る As a Thief of the Night
[紹介]
長らく病に臥せってきたハロルド・モンクハウスが急逝した。未亡人バーバラをはじめとする関係者たちは悲しみに暮れるが、葬儀を前にハロルドの死因に関して疑惑が浮上し、検死審問が開かれることになった。そして下された評決は、砒素による毒殺。関係者に疑いの目が向けられる中、バーバラの友人である法廷弁護士ルパート・メイフィールドは、旧友のソーンダイク博士に事件の真相解明を依頼する。容疑者は限られているものの、誰がいかにしてハロルドを毒殺したのかを示す確たる証拠はなかなか見つからない……。
[感想]
法医学教授にして弁護士であり、科学的な捜査を駆使する“科学探偵”の元祖(*1)として知られるソーンダイク博士が登場する長編です。森英俊氏の解説によれば、本書はソーンダイク博士ものとしてはやや毛色の違った作品のようで、他の作品を先に読んでおいた方がいいのかもしれません。
事件は病死に見せかけた砒素中毒という、海外古典ミステリの主だった作家が一度は扱ったことがあるのではないかと思われるほど、非常にポピュラーなもの。検死審問が開かれて毒殺との評決が下されるというのもお決まりのパターンですが、そこで披露される実に詳細な検死結果や、薬品としての砒素溶液(ファウラー液)に色と匂いがつけてあるといった説明など、科学的なディテール(といったら大げさかもしれませんが)がしっかりしているのはさすがというべきでしょう。
容疑者が限られている上に事件の構図が比較的単純だということもあって、ルパートをはじめとする純朴な(?)関係者たちはいざ知らず、多少なりともミステリを読み慣れた読者にとってはかなり見え見えの部分があるのですが、それでいてはっきりした証拠が見当たらないまま(ソーンダイク博士の登場をもってしても)捜査は難航するあたり、読んでいて少々もどかしく感じられるのも事実です。とはいえ、肝心な部分はしっかり謎として残されており、終盤まで物語を引っ張っていきます。
そして、よくも悪くも予想外の急展開を経て明かされる真相は、(案の定)あまり一般的でない科学知識に基づいているものの、十分に意外で面白味の感じられるものになっているのではないかと思います(*2)。また、ソーンダイク博士が科学的捜査を通じて積み重ねた手がかりをもとに、丁寧に手順を踏んで行われる解決には見ごたえがありますし、何よりようやく見つかった決定的な証拠がもたらす感慨は特筆もので、『証拠は眠る』という邦題の見事さが光ります。
“科学探偵”という言葉からイメージされる人物像とはやや違った(?)、終始厚い友情をもってルパートに接するソーンダイク博士の姿も印象的で、それによって結末が味わい深いものになっているのも見逃せないところです。前述のように見え見えの部分があるので物足りなさも残りますが、まずまずよくできた作品といえるのではないでしょうか。
2008.05.14読了 [オースティン・フリーマン]
犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題
[紹介と感想]
エラリイ・クイーンの短編集『犯罪カレンダー』を黄道十二宮に置き換えた(*1)〈星座シリーズ〉――その前半にあたる六篇を収録した作品集で、いつものように法月綸太郎が探偵役をつとめていますが、お得意の(?)苦悩する姿はまったくみられず、謎と推理に重点を置いたオーソドックスな本格ミステリ短編集となっています。シリーズとしての“縛り”――星座との関連や分量の制限など――のせいで苦しくなっている部分も目につきますが、どの作品も一定水準以上の出来ではあると思います。
ベストは、いずれも犯人当てとして発表された「ゼウスの息子たち」か「ヒュドラ第十の首」。
- 「ギリシャ羊の秘密」 [牡羊座]
- ホームレスの体験取材で野宿生活を送っていたライター・飯田才蔵は、深夜に起きたホームレス殺しに遭遇し、男女二人組の犯人に殴られて意識を失う。だがその間際に耳にしたのは、犯人が殺されたホームレスと面識があることをうかがわせる会話だった。そして犯人はなぜか、気絶した飯田が着ていた〈ゴールデン・フリース〉のミリタリージャケットを持ち去ったのだ……。
序盤から被害者と犯人との個人的な関係が示唆されていますが、それでいて犯人の特定に難航するという展開には、被害者がホームレスという設定がうまく生かされています。〈ゴールデン・フリース〉(*2)という手がかりについては少々言葉遊びの度が過ぎるようにも思えますが、それによって明らかになる犯人の正体と(以下伏せ字)事件の構図(ここまで)はなかなか印象的です。
- 「六人の女王の問題」 [牡牛座]
- 売れっ子ライター・虻原サトルが、彼と因縁のあった劇団主宰者・赤星剛志郎の住むマンションで転落死した。その虻原が最後に雑誌に発表した原稿には、暗号めいた前衛俳句が盛り込まれ、さらに“六人の女王にたずねるがいい”というヒントまで記されていた。どうやら、かつて虻原も所属していた赤星の劇団による芝居『プレアデスの復讐』が手がかりらしいのだが……。
被害者の残した無茶苦茶な原稿や、それぞれに一癖ある劇団員など、調子外れな部分が目を引く作品ですが、中心となる暗号は非常に難解(*3)。「あとがき」でも言及されている
“暗号を用いた理由づけ”
がなかなか面白いと思いますが、それだけに最後のオチが何ともいえない味わいを残します。 - 「ゼウスの息子たち」 [双子座]
- 小説執筆のために、高級リゾートホテルにカンヅメとなった法月綸太郎。その初日の深夜、双子どうしで結婚したというホテルのオーナーが、綸太郎の部屋を訪れて何やら相談を切り出そうとしたちょうどその時、真下の部屋に宿泊していた自称ライターの恐喝屋が何者かに襲われ、殺される事件が発生した。被害者は死ぬ間際に、“偽者にやられた”という謎の言葉を残して……。
“双子”というミステリでは手垢のついたネタの扱いはなかなか難しいところだと思いますが、この作品は実に見事。見るからに引っかけくさい、いかにもな人物が登場しているのは犯人当てならではのご愛嬌としても、巧みなミスリードと絶妙な手がかりが光る傑作です。
- 「ヒュドラ第十の首」 [蟹座]
- 妹を自殺に追い込んだ“ヒラド・ノブユキ”という男を探していた蟹江陸朗は、候補を三人まで絞り込んだところで殺害されてしまった。犯人は犯行後に、都合の悪い証拠を持ち去るために蟹江の部屋を荒らしていたが、その際になぜか、右手二枚・左手三枚と都合五枚の軍手を使用していたのだ。警察は三人の“ヒラド・ノブユキ”を容疑者として捜査を進めるが、決め手を欠き……。
蟹座と結びつけるネタが相当に強引なのが苦しいところではありますが、やはり犯人当てとしては非常によくできた作品。限られた容疑者を対象としたロジカルな消去法と、犯人の意外性とがしっかり両立されているところが巧妙です。
- 「鏡の中のライオン」 [獅子座]
- “女王様”と異名を取る女優・仙道美也子が、自宅駐車場の車の中で絞殺死体となって発見された。その片方の耳からはピアスが失われており、美也子と噂のある新人シナリオ作家・滝本吉樹の部屋から同じピアスが発見される。だが、別件で張り込み中の刑事によって滝本のアリバイが成立した上に、美也子が事件直前まで両方の耳にピアスをしていたことが判明し……。
容疑者には絶対的なアリバイがあり、ピアスの“移動”にも大きな障害が――という謎が、まったく思わぬ形で解かれるところが面白い、本書の中ではやや異色の作品です。獅子座とはほぼ無関係に物語が進んでいくところはいかがなものかと思われますが、最後になって事件の真相とともに浮かび上がってくる見立ての構図は鮮やかです……反則気味ではありますが。
- 「冥府に囚われた娘」 [乙女座]
- 水中毒で意識不明となって入院した女子大生から、友人たちにメールが届く。だが、友人たちが見舞いに訪れてみると、女子大生は昏睡状態のままだった――という怪談めいた都市伝説を聞かされた法月綸太郎。そのもとになったのは、実際に起きた出来事だった。しかも、意識不明の患者からメールを受け取った友人の一人が、熱中症で死亡する事件が起きていたのだ……。
乙女座の神話さながらに昏睡状態となっている娘をめぐる怪事が、都市伝説となって広まることで綸太郎のもとに伝わるという発端がよくできています。そして、裏返しのようなもう一つの事件をもとに少しずつ謎がほぐれていく展開、さらに最後の最後に残る後味の悪さが何ともいえません。
*2: まったくの余談ですが、当サイト「黄金の羊毛亭」のネーミングは、この作品と同じようにギリシャ神話の“黄金の羊毛”のエピソードを下敷きにしたロバート・J・ソウヤーの傑作『ゴールデン・フリース』にちなんだものです。
*3: パズルマニアにとってはそうでもないのでしょうか?
2008.05.19読了 [法月綸太郎]
【関連】 『犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題』
絞首人の手伝い The Hangman's Handyman
[紹介]
“汝、オッドの呪いによりて朽ちはてよ”
――クラーケン島の所有者フラントが、客を招いて開いた晩餐会。その席上で諍いが起こり、異父弟のテスリン卿に呪いの言葉を投げかけられたフラントは、その場に倒れて息を引き取ってしまったのだ。しかも怪異はそれにとどまらず、フラントの死体には恐るべき異変が。そして、アクシデントにより遅れて島に到着した賭博師ローガン・キンケイドは、密室の中で得体の知れない怪物に襲われる。相次ぐ奇怪な事件の果ては……?
[感想]
第二長編『魔の淵』をもって“カーに匹敵する唯一の密室長篇をものした作家”
と評された(*1)ヘイク・タルボットの、残されたもう一つの長編。『魔の淵』ほどには評価が高くないようですが、こちらも同様に怪奇趣味と不可能犯罪を組み合わせた作品であり、シリーズ・キャラクターである賭博師ローガン・キンケイドの人物像がよりしっかりと(奥行きをもって)描かれているところなどは読み応えがあります。
まず目を引くのが、これでもかというほど前面に押し出された怪奇(オカルト)趣味で、“クラーケン”という不気味な名を持つ孤島、荒れ狂う嵐に襲われた館、怪異を綴った古い手記、そして一族に伝わる呪いの言葉と、序盤から雰囲気十分。とりわけ、遅れてやってきた主人公ローガンに対して先客たちが事件の経緯を説明するというスタイルによって、登場人物たちがそれぞれに抱く困惑と恐怖が強調されている(*2)のがよくできていると思います。
“水の精霊ウンディーネ”だの“オッド(Od)”だの“絞首人の手伝い”だの、怪しげな名詞がちりばめられる一方で(あるいは、そのせいで)、怪異の中心となるべき“存在”が今ひとつはっきりしないところはやや微妙な印象も与えますが、呪いによる急死と死体の異変、そして密室の中で襲いかかってくるぬるぬるした怪物と、現象として表れる不可能状況そのものはなかなかユニークで興味深いものになっています。
このようなオカルト的装飾が施された謎が、どちらかといえば古典的な探偵小説を指向しているのに対して、明らかに違った方向性を感じさせる異色の探偵役ローガンの造形――賭博師という生業もさることながら、自らの推理の確証を得るためには××も辞さないというハードボイルド(?)な姿勢、さらには探偵役としての行動の裏に思いきり個人的な事情が隠されているあたりなど――が、独特のミスマッチ感覚を生じているのが面白いところです。
怪奇色が強く不可能性の高い魅力的な謎に比して、解き明かされる真相が若干力不足なのは否めないところですが、それでも思いのほか巧みな小技が盛り込まれているあたりは、十分に見るべきものがあると思います。どこか雑然とした独特のくせのある作風ゆえに、万人にはおすすめしがたいところがありますが、個人的にはまずまず楽しく読むことができました。
2008.05.30読了 [ヘイク・タルボット]
異界
[紹介]
紀州は勝浦に逗留中の博物学者・南方熊楠は、弟子の福田太一を従えて那智の原始林で粘菌や茸の研究を行っていた。その最中、太一は地元に出没する狐憑きの少年の噂を口にする。その正体は、二人の知人の息子・駿平ではないかと目されているらしいのだが……。やがて、近隣で診療所を営む依田医師のもとで事件が発生する。診療所で生まれたばかりの新生児が、怪しげな男にさらわれたというのだ。依田の証言から、警察はサンカと呼ばれる山の民に疑いを向けるが、熊楠はその偏見に大いに憤る。そして今度は依田の息子・和弥が、太一の実家である造り酒屋の酒蔵で死体となって発見され……。
[感想]
その異才と奇行で知られる博物学者・南方熊楠を探偵役に据えて、明治期の那智~勝浦を舞台とした、鳥飼否宇による歴史ミステリ――というよりも、柳広司の一連の“偉人ミステリ”に近い印象です。いずれにしても、作者の博物学への興味と造詣の深さ(*1)を考えれば、書かれるべくして書かれた作品といえそうです。
本書は、プロローグとエピローグにあたる「序」と「急」の間に、「破の序」・「破の破」・「破の急」に分かれた物語本編が挟まれた構成となっています。このうち、「序」から「破の序」では、様々な出来事を通じて熊楠の人物像を描くことに重点が置かれているようで、狐憑きの少年の出没や新生児誘拐といった事件も起こりはするものの、いずれもミステリの“発端の謎”としてはやや力不足の感が否めないところです。個人的には南方熊楠という人物に興味を持てたので面白く読むことができたのですが、(本格)ミステリ的な興味だけで読み進めようとすると少々厳しいかもしれません。
続く「破の破」では、主役であるはずの熊楠がいきなり物語から一旦退場するという展開に思わず苦笑。そして残された弟子の福田太一が主役をつとめることになりますが、途端に殺人事件に巻き込まれて散々な目にあう(*2)あたりはワトソン役としてなかなかキャラが立っており、師匠の熊楠が不在でも十分に読ませます。とはいえ、事件の方は依然として今ひとつまとまりがない印象で、どう着地するのか正直不安を禁じ得ないところです。
しかし、熊楠が物語に復帰した「破の急」(の後半)で繰り広げられる怒涛の謎解きは圧巻。広範な分野にわたるというだけでなく、当時としては珍しかったと思われる西洋の視点までも取り込んだ、様々な視点から事件に光を当てていく推理は、博物学者、とりわけ南方熊楠という異才ならではのものですし、組み立てられる真相の絡み合った構図は見ごたえがあります。
そしてエピローグにあたる「急」で炸裂するバカミス風味のサプライズには、“バカミスの極北”『痙攣的 モンド氏の逆説』をものした作者の持ち味がにじみ出ています(*3)。色々な要素(というより方向性か)が錯綜した結果、総体的にみるとやや中途半端な感も否めないのですが、それでも鳥飼否宇らしい作品であることは間違いないのではないでしょうか。
2008.06.03読了 [鳥飼否宇]