成都城中秋夜長, 燈籠蝋紙明空堂。 高梧月白繞飛鵲, 衰草露濕啼寒螿。 堂上書生讀書罷, 欲眠未眠偏斷腸。 起行百匝幾歎息, 一夕綠髮成秋霜。 中原日月用胡暦, 幽州老酋著柘黄。 榮河温洛底處所, 可使長作旃裘鄕。 百金戰袍鵰鶻盤, 三尺劍鋒霜雪寒。 一朝出塞君試看, 旦發寶鷄暮長安。 |
秋興******************
成都 城中 秋夜 長く,
燈籠の蝋紙 空堂を 明(て)らす。
高梧 月 白くして 飛鵲(ひじゃく) 繞(めぐ)り,
衰草 露 濕りて 寒螿(かんしゃう) 啼く。
堂上の 書生 讀書を 罷(や)め,
眠らんと欲(ほっ)するも 未だ眠らず 偏(ひと)へに斷腸す。
起きて行きて 百匝(ひゃくさふ) 幾(いくたび)か 歎息し,
一夕 綠髮 秋霜と 成る。
中原の日月 胡暦を 用ゐ,
幽州の老酋(らうしう) 柘黄(しゃくゎう)を 著(つ)く。
榮河 温洛 底處(いづこ)の所ぞ,
長く 旃裘(せんきう)の鄕と 作(な)ら使(し)む 可(べ)けんや。
百金の戰袍 鵰鶻(てうこつ) 盤(わだかま)り,
三尺の 劍鋒 霜雪 寒し。
一朝 塞を出づ 君 試(こころ)みに看よ,
旦(あした)に 寶鷄を 發すれば 暮には 長安。
2005.4.3 4.4 |
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