huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye


楚辞 離騒

楚辭                    
離騷
            

            
        屈原


衆皆競進以貪婪兮,
憑不厭乎求索。
羌内恕己以量人兮,
各興心而嫉妬。
忽馳以追逐兮,
非余心之所急。
老冉冉其將至兮,
恐脩名之不立。
朝飮木蘭之墜露兮,
夕餐秋菊之落英。
苟余情其信以練要兮,
頷亦何傷。


    **********************

          離騷
          


衆 皆 競ひ進みて 以て  貪婪に,
(み)つれども 求索するに 厭(あ)かず。
(ああ) 内に 己を 恕(じょ)して 以て  人を 量(はか)り,
各ゝ
(おのおの) 心を興して  嫉妬す。
忽ち 馳
(ちぶ)して 以て  追逐す,
余が心の 急とする所に  非ず。
(お)い  冉冉(ぜんぜん)として  其れ 將(まさ)に 至らんとし,
脩名
(しうめい)の 立たざるを  恐る。
朝には  木蘭の墜露を 飮み,
夕には  秋菊の落英を 餐す。
(かりそめ)にも 余が情  其れ信(まこと)に (よ)くして  以て  練要ならば,
長く 頷するも 亦 何をか傷まん。

             ******************

◎ 私感訳註:

楚辭:戦国時代、南方の楚に興った詩の一形式である『辞』の集成されたもの。『楚辭』とは「楚」の「辞」。=「楚國」の「辞集」の意で、以降は詩集名となった。漢代に盛んになる『賦』とともに併称され「辞賦」といわれるものの代表である。

※離騷:『楚辞』中の第一の作品。屈原の作。題意は六十六種あるという。「離(わか)れの哀しみ」「別離の思い」「憂(うれ)えに罹(あ)う」等々。『離騒經』ともいう。本文は厖大な量なので、その一部になる。

屈原:戦国時代の楚国の名門(同姓、左徒)の出身。楚の懐王のとき三閭大夫に任じられるが、頃襄王のとき、忠言を以てするが讒言のため、職を解かれた上、都を逐出されて各地を流浪した。『史記』巻八十四に「屈原者,名之同姓也。爲楚懷王左徒。」とある。『楚辭』中の『漁父に「屈原既放,游於江潭,行吟澤畔,顏色憔悴,形容枯槁。漁父見而問之,曰:「子非
三閭大夫與?何故至於斯?…」(屈原 既に放たれて,江潭に游びて,澤畔を行吟す,顏色 憔悴して,形容 枯槁せり。漁父 見て 之に問ひて曰く:「子は三閭大夫に非ずやと?何の故に斯に至れると…)とある、それである。その放浪の折り、多くの慷慨の詩篇辞賦を残した。 やがて、秦が楚の都郢を攻めた時、屈原は汨羅(現・湖南長沙の北方)に身を投げて自殺した。時に、前278年の五月五日で、端午の節句の供え物(粽)は、屈原を悼んでのものともいう…。

※衆皆競進以貪婪兮:小人は、皆が先を争ってむさぼり。 ・衆:小人。凡人。多くの人。民衆。 ・皆:みな(が)。 ・競進:先を争って進む。競い進む。 ・以:…って。 ・貪婪:〔たんらん、どんらん;tan1lan2〕慾が深い。むさぼる。貪婪(どんらん)である。 ・兮:語調、歌唱のリズムを整える。

※憑不厭乎求索:満ちても、あきることなく、むさぼり求める。 ・憑:満ちる。楚の方言(王逸)。 ・不厭:あきることなく。満足することなく。 ・乎:・求索:要求する。捜し求める。 ・求:むさぼる。 ・索:捜し求める。

※羌内恕己以量人兮:ああ、内心で自分にゆるくして、他人を推し量る。 ・羌:〔きゃう;qiang1〕感嘆詞。楚の方言。ああ。歎息の声。間拍子。『楚辞』の間拍子の語。 ・内:うちに。自分に。内心。 ・恕己:おのれをゆるす。自分にゆるくする。・恕:ゆるす。おおめにみる。 ・量人:他人を推し量る。

※各興心而嫉妬:おのおのが異心を持って(賢者を)嫉妬する。 ・各:おのおの。各人が。 ・興心:異心を持つ。たくらむ。故意に。 ・嫉妬:ねたむ。嫉妬(しっと)しあう。ここでは賢者を嫉妬する。

※忽馳以追逐兮:いそいで奔走して、互いに争う(ことは)。 ・忽:たちまちに。いそいで。急に。 ・馳:〔ちぶ;chi2wu4〕馬を駆け走らせる。奔走する。 ・追逐:〔ついちく;chui1zhu2〕あとを追い回す。互いに争う。

※非余心之所急:前句の「忽馳以追逐」は、「余心之所急」ではない、(私利私慾で駆けずり回ることは、わたしが、緊要と思っているところのことではない)ということ。 ・非:…ではない。名詞句の前に附く。 ・余心:わたしの思い。わたしの心。 ・之:…の…。 ・所急:緊要の。緊急の。

※老冉冉其將至兮:老いがだんだんと進行して、それがまさに来ようとしている。 ・老:おい。老齢。 ・冉冉:〔ぜんぜん;ran3ran3〕だんだん進行するさま。 ・其:それ。 ・將:まさに…ん。 ・至:いたる。来る。

※恐脩名之不立:高潔の名声が立たないことを恐れる。 ・恐:おそれる。 ・脩名:〔しうめい;xiu1ming2〕美名。高潔の名声。 ・不立:たたない。

※朝飮木蘭之墜露兮:朝(あした)には、モクレンに降りた薫り高い露を飲んで。 ・朝飮:朝には…を飲んで。 ・木蘭:ぼくらん。もくらん。モクレン。一種の香草。 ・墜露:落ちてくる露。

※夕餐秋菊之落英:夕べには、香しい秋菊の花びらを食事としてとる。  ・夕餐:夕べには…を食事としてとり。 ・秋菊:秋の菊の花。陶淵明の『飲酒二十首』其七に「秋菊有佳色,露其英。汎此忘憂物,遠我遺世情。一觴雖獨進,杯盡壺自傾。日入羣動息,歸鳥趨林鳴。嘯傲東軒下,聊復得此生。」と詠われている。 ・落英:落ちた花びら。 ・英:はなびら。はなぶさ。

※苟余情其信以練要兮:かりそめにも、わたしの思いがまことに(表層が)美しく立派で、(内容が)よく練(ね)られてされて要点をおさえているのならば。 *わたしの心情が(道義的に)美しいものであって、(理論的には)論理的で筋が通っていれば。 ・苟:いやしくも。かりそめにも。まことに。ただ。もし。いささか。 ・余情:わたしの感情。わたしの心。 ・其:語意を強める助辞。語調を整える助辞。 ・信:まこと(に)。 ・:〔くゎ;kua4〕美しい。うるわしい。 ・練要:精練されて要約されている。

※長頷亦何傷:(かりそめにも、わたしの思いがまことに表層が美しく立派で、内容がよく練られてされて要点をおさえているのならば、たとえ)いつまでも飢えに苦しんだとしても、また、なにを傷み憾もうか。 *飢えに苦しんだとしても、節義を守り通す、ということ。 ・長:ながく。とこしなえに。 ・頷:〔かんかん;kan3han4〕飢えているさま。 ・亦:…ても。…もまた。前の「苟………」の句を承けて「亦………」の句が来る。「苟…,亦…。」の意は:(「余情其信以練要」だったら、「長頷」であっても、「何傷」なのだ!)の意になる。 ・何:どうして。なんぞ。 ・傷:いたむ。きずつく。





◎ 構成について

『楚辭』の『離騷』は、句の語(字)数が動く場合もあるものの、基本的には各段が次のような構成になっている。 「□□□□□□兮〜, □□□□□□〜。」の形式で統一されており、「兮」字部分と押韻部分で、歌唱の声が整えられている。このページ段は、その中間部の一部分。
この節奏は後世のものと大きく異なっている。後世の節奏は、
□□・□□・□□…, □□・□□・□…。」となる。ところが『離騒』のこの段は、

□・□□ 〔以、之、乎〕 □□兮。

となっている。第一語(字)が、逗のようになっている。「兮」字脚とともに「以」「之」字が間拍子となって、音楽的なリズム感を盛り上げている。
次の平仄はこの作品のもの。

   ●○●●●○○○,
   ○●●○○●。(韻)
   ○●●●●○○○,
   ●○○○●●。(韻)
   ●○●●○●○,
   ○○○○●●。(韻)
   ●●●○○●○,
   ●○○○●●。(韻)
   ○●●○○○●○,
   ●○○●○●○。(韻)
   ●○○○●●●●●○,
   ○●●●○○。(韻)

2004.3. 7
     3. 8
     3. 9
     3.10完

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