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登鸛雀楼 登鸛雀樓



五言絶句                    
              唐 王之渙
      登鸛雀樓


白日依山盡,
黄河入海流。
欲窮千里目,
更上一層樓。


******

鸛雀樓に 登る
                       
白日  山に依りて 盡き,
黄河  海に入りて 流る。
千里の目を  窮めんと 欲して,
更に上
(のぼ)る  一層の樓。
       

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◎ 私感註釈

※王之渙:盛唐の詩人。并州の人。若い頃地方の小官に任じられた。王昌齢、高適ら著名な詩人たちと親交があった。嗣聖五年(688年)〜天寶元年(742年)。

※鸛雀樓:〔くゎんじゃくろう;Guan4que4lou2●●○〕高殿の名称。『中国歴史地図集』第五冊 隋・唐・五代十国時期(中国地図出版社)46−47ページ「唐 河東道」現・山西省永済市(前・蒲州府永済県)の西南城上にある。楼は三階建てで、前方には中條山があり、下の方を黄河が流れている。この辺りの黄河は北から南へ流れていたのが、大きく東流する曲がり角に当たる。そこは、陝西省との省境でもあり、そのような大陸の奥地から「白日依山盡」と西方の山をを望み、また、南流する黄河を眺めて、果たして本当に東海を望み得たのかは、ここでは別問題である。詩人の瞳には、黄河の突き進むが如き滔々たる流れのその向こうに、おそらく浮かび上がっていたのだろう。鸛雀楼は、当時の名勝であるが、後に水没した。しかし、ごく最近(2002年9月)、再建工事が完成し、唐代の壮麗な姿を現したという。なお、この作品は全て対句によって構成されている偶体絶句である。







原詩が対句である場合、読み下しも対句になるように読むべきだが、流布しているものがそうでないので、ここでもそれに倣う。なお、念のために対にして読み下したものを次に挙げる:「白日 山に依りて 盡き,黄河 海に入りて 流る。 窮めんと欲す 千里の目(を),更に上る 一層の樓(を)。

※白日依山盡:太陽は(西の)山の際に寄っていって、尽きようとして。 ・白日:太陽。昼間の太陽。ここでは「黄河」との対句表現の関係で色が出されている。 ・依山盡:夕陽が山の後ろに沈んでいく。「白日(
)依山盡」。

※黄河入海流:黄河の流れは、(勢いよく)海に流れ込んでいる。 ・入海流:河の流れが強く、海の中に流れ込んでも、その黄色い流れは続いているさまをいう。山西・陝西省の省境から、遥か山東省の河口が見えるはずがないが、黄河の力強い滔々たる流れの向こうに詩的現実として見えた。「入海流」という表現で、「河の流れが海の中に流れ込んでいく」というところが奇異に感じもするが、ここは、その勢の表現の外に、「依山盡」との対偶表現の必要性からでもある。つまり、ここは「黄河(
)入海流」という表現に当たるところで、断定なのではなく、将然のものになっている。

※欲窮千里目:遙か彼方まで見極めようと思い。 ・欲窮:見極めようと思う。 ・千里目:遙か彼方まで、見極めること。『楚辞』「招魂」に「
千里,傷春心。魂兮歸來哀江南。」とある。

※更上一層樓:更にもうひとつ上の階へあがった。 ・更:さらに。もう(ひとつ)。 ・上:のぼる。あがる。 ・一層樓:一階。「更上一層樓」で辛棄疾のページ「醜奴兒」「書博山道中壁」「少年不識愁滋味,愛上層樓」でも書いたが、「更上+一層・樓」は現代語と同じで『更にもう一階上に上る』と言う意味で〔愛上+層樓〕(層樓に上るのがすきでよく上る)とは『層樓』の意味が異なる。蛇足だが“層樓”とは現代語で階の意味になり、三階は三層樓(三層とも三樓とも)と言う。この句を中国人の小学生が読めば別の意味に取るかも知れない。蛇足だが、北京の中関村の北京大学南門附近、図書城近くに風入松書店という店がある。ビルの地下に売場があるのだが、そこへ降りて行く階段に掲示された広告に「欲窮萬巻書,更下一層樓」と大きな文字で書かれている。もちろんこれは「欲窮千里目,更上一層樓」から来ているが、ここでの層樓の意味も現代語の普通の用法であるのと共に唐詩と同じ意味でも使っている。なお、この屋号の「風入松」は詞牌でもある。

               ***********




◎ 構成について

第一聯が対に、第二聯も対になっている偶体絶句。五絶仄起。一韻到底。韻式は「AA」。韻脚は「流樓」で、平水韻下平十一尤。以下の平仄は、この作品のもの。

●●○○●,
○○●●○。(韻)
●○○●●,
●●●○○。(韻)
2002.11.29
     12. 1
     12. 3完
     12.10補
2003. 9.30
2004. 4.10
2007.10.13
2018. 4.9

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