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                          題金陵渡
                    
            
                        唐・張
金陵津渡小山樓,
一宿行人自可愁。
潮落夜江斜月裏,
兩三星火是瓜洲。


   
           **********************

              金陵の渡に 題す

金陵の 津渡  小山樓,
一宿の 行人  自ら 愁ふ 可
(べ)し。
潮落の 夜江  斜月の裏
(うち)
兩三の 星火  是
(こ)れ 瓜洲。

             ******************

◎ 私感訳註:

※張:字は承吉。清河の人。

※題金陵渡:金陵の渡し場(港)に対して、詩を作る。この作品は白居易の『長相思』「水流,泗水流,流到瓜州古渡頭。呉山點點愁。  思悠悠,恨悠悠。恨到歸時方始休。月明人倚樓。」と同じ情景を詠っている。  ・金陵:現在の南京。長江下流南岸にある六朝の古都。 しかしながら、当時は金陵の範囲は大きく、瓜州の対岸、京口(現・鎭江)までも金陵に含まれる。ここで金陵渡という場合、瓜州の対岸、京口(現・鎭江)のことになる。おそらく現在の鎭江港になろう。

※金陵津渡小山樓:金陵の渡し場にある小山樓で(泊まった)。 ・津渡:(川の)渡し場。船着き場。当時の交通の要衝。ターミナルである。 ・小山樓:当時の交通の要衝である船着き場に付設されたようにある宿泊施設。作者が泊まったところになる。

※一宿行人自可愁:旅人が一泊するだけで、自然ともの寂しくなってくるようだ。 ・一宿:一泊する。 ・行人:旅行者。 ・自可愁:自然ともの寂しくなってくるようだ。・自:自然と。おのずと。 ・可:…ようだ。…みたいだ。(まさに)…べし。 ・愁:旅愁を感じる。

※潮落夜江斜月裏:潮が引いた夜の長江では月が沈みかかっている中で。 ・潮落:潮が引く。 ・夜江:夜の長江。 ・斜月:月が沈みかかって。 ・裏:(…の情況の)中で。

※兩三星火是瓜洲:二つ三つ、小さな火(が見えるの)は、瓜洲なのだ(ろう)。 ・兩三:二つ三つ。 ・星火:小さな火。火花。 ・是:…である。「A是B」「Aは、Bである。」 ・瓜洲:瓜州。長江と大運河の接点にある町の名。南京より8キロメートル下流京口の対岸(北岸)にあり、この詩を作った金陵津渡の小山樓のちょうど対岸になる。長江に接した大運河の入口にあたる。





◎ 構成について

 韻式は「AAA」。韻脚は「樓愁洲」で、平水韻下平十一尤。次の平仄はこの作品のもの。

   
○○○●●○○,(韻)
   ●●○○●●○。(韻)
   ○●●○○●●,
   ●○○●●○○。(韻)


2003.12.26

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