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      題祀山烽樹贈喬十二侍御
              
                  陳子昂 
漢庭榮巧宦,
雲閣薄邊功。
可憐馬使,
白首爲誰雄。


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題祀山烽樹贈喬十二侍御       
                       
漢庭  巧宦
(かうくゎん) 榮え,
雲閣  邊功を 薄んず。
(あはれ)む 可(べ)し  (そうば)の使,
白首  誰
(た)が爲にか 雄(ゆう)なる。

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◎ 私感註釈

※陳子昂:〔ちんすがう;Chen2 Zi3ang2〕 661年(龍朔元年)~702年(周・長安二年)初唐の雄渾な写実主義の詩歌を提倡した。少年期は遊んで過ごし、十八歳の時にまだ、文字が読めなかったという。以後機会があって郷校に学び、発憤努力して、進士に及第した。則天武后に認められ、契丹征討に、武攸宜の参謀として従軍する。征討軍は、惨敗を喫するが、貴族出身でない陳子昂の献策は、ことごとく容れてもらえずに、彼は失意の裡にいた。それを詠った作品が遺されている。

※題祀山烽樹贈喬十二侍御:馬使である桓典のことを詠うことで、喬侍御知之の功績の報われないことに憤った詩。『贈喬侍御』ともする。 ・祀山:〔しざん;si4shan1●○〕不明。『中國歴史地圖集・第五册「隋・唐・五代時期』「關隴諸郡」7-8ページ)にはないようだ。岐山はあるが…。 ・烽樹:〔ほうじゅ;feng1shu4○●〕烽火樹のことか。烽火樹は珊瑚樹の別名(『西京雑記』)。或いは、のろしびに使う樹木のことか。いずれにせよ、「烽」字は戦乱を暗示する語。 ・贈:詩歌を作って相手に贈ること。 ・喬十二侍御:侍御の官にある喬知之のことで、排行では十二男ということ。

※漢庭榮巧宦:漢の朝廷では、佞臣が蔓延(はびこ)り。 ・漢庭:漢の朝廷。 ・庭:宮中。政務を執る場所。蛇足になるが、「庭」字には当然国語(日本語)の「にわ」の意があるが、漢和辞典にない用例として、陶潜は「園」字を国語(日本語)の「にわ」の義で使う。当然ながら、字(義)が異なれば、その指すところは変わってくるが。 ・榮:栄える。 ・巧宦:〔かうくゎん;qiao3huan4●●〕佞臣。悪がしこく、上に口先うまくこびへつらう臣下。

※雲閣薄邊功:雲閣に、功績を顕彰するために描かれることも、辺境(国境内外)で立てた武勲に対しては薄いものである。 *顕彰が、外征の武官に対してよりも、内政の文官に対しての方に偏っていることをいう。 ・雲閣:雲台。漢代の高い台の名。後漢明帝の時、光武帝麾下の二十八功臣の肖像を掲げた所。後世、杜甫が『江陵望幸』で「雄都元壯麗,望幸威神。地利西通蜀,天文北照秦。風煙含越鳥,舟楫控呉人。未枉周王駕,終期漢武巡。甲兵分聖旨,居守付宗臣。早發
雲臺,恩波起涸鱗。」と詠った。 ・薄:うすい。軽んじる。重んじないこと。 ・邊功:辺境(国境内外)で立てた武勲。外敵を征伐防禦した功績。

※可憐馬使:なんとまあ、あしげの馬に乗った後漢の豪毅の臣・桓典は(、そして貴君・喬侍御知之は)。 ・可憐:心が強く動かされるさま。かわいそうである。あわれむべし。前秦・苻融の『企喩歌』「男兒
可憐,出門懷死憂。尸喪狹谷中,白骨無人收。」や唐・劉希夷の『白頭吟(代悲白頭翁)』「洛陽城東桃李花,飛來飛去落誰家。洛陽女兒惜顏色,行逢落花長歎息。今年花落顏色改,明年花開復誰在。已見松柏摧爲薪,更聞桑田變成海。古人無復洛城東,今人還對落花風。年年歳歳花相似,歳歳年年人不同。寄言全盛紅顏子,應憐半死白頭翁。此翁白頭眞可憐,伊昔紅顏美少年。」とあり、中唐・白居易の『長恨歌』「漢皇重色思傾國,御宇多年求不得。楊家有女初長成,養在深閨人未識。天生麗質難自棄,一朝選在君王側。回眸一笑百媚生,六宮粉黛無顏色。春寒賜浴華淸池,温泉水滑洗凝脂。侍兒扶起嬌無力,始是新承恩澤時。雲鬢花顏金歩搖,芙蓉帳暖度春宵。春宵苦短日高起,從此君王不早朝。承歡侍宴無閒暇,春從春遊夜專夜。後宮佳麗三千人,三千寵愛在一身。金屋妝成嬌侍夜,玉樓宴罷醉如春。姉妹弟兄皆列土,可憐光彩生門戸。」 や、元・無名氏の『醉太平』〔正宮調〕「堂堂大元,奸佞專權,開河變鈔禍根原,惹紅巾萬千。官法濫,刑法重,黎民怨;人喫人,鈔買鈔,何曾見;賊做官,官做賊,混賢愚;哀哉可憐。」 と、多義に亘る。 ・馬:〔そうば;cong1ma3○●〕あしげの馬。青白混毛の馬。ここでは、「使」(『後漢書・桓榮丁鴻列傳』では馬御」)のことで、後漢の豪毅の臣・桓典(字は公雅)のことになる。 『後漢書・桓榮丁鴻列傳』「是時宦官秉權,(桓)典執政無所回避。常乘馬,京師畏憚,爲之語曰:『行行且止,避』及黄巾賊起陽,典奉使督軍。賊破,還,以宦官賞不行。」のことに基づく。

※白首爲誰雄:(馬の史は、)白髪(しらが)頭になるまで、一体、だれのために雄々しく活躍しているのだろうか。(あしげの馬に乗った臣・桓典、そして、喬知之は)歳を取っても雄々しく働いているのは、一体、だれのためだと思うのか。お国のために命を抛って活躍している者に政府は冷たいではないか、ということ。 ・白首:白髪(しらが)頭。老齢を謂う。 ・爲誰:一体、だれのために。 ・雄:雄々しい。

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◎ 構成について

 韻式は「AA」。韻脚は「功雄」で、平水韻上平一東。次の平仄はこの作品のもの。

●○○●●,
○●●○○。(韻)
●○○●●,
●●●○○。(韻)

2005.12.13
     12.14
     12.15
     12.16
     12.17

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