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小園 其一
                                                  
                        南宋・陸游

小園煙草接鄰家,
桑柘陰陰一徑斜。
臥讀陶詩未終卷,
又乘微雨去鋤瓜。




               
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            小園 其一

小園(せうえん)煙草(えんさう)  鄰家に接し,
桑柘(さうしゃ) 陰陰として  一徑 斜めなり。
(ぐゎ)して 陶詩を讀み  未だ卷を()へざるに,
又た 微雨に(じょう)じて  (うり)()きに()かん。






◎ 私感訳註:

※陸游:南宋の詩人。宣和七年(1125年)〜嘉定二年(1209年)。山陰 (現・浙江省紹興県)の人。字は務観。号して放翁。夔州通判、厳州権知事、軍器少監、礼部郎中兼実録院検討、宝謨閣待制などを歴任した。尤袤、楊万里、范成大とともに南宋四大家と称された。祖国を憂うる愛国詩人といわれるとともに、日常の生活をもこまやかに歌い上げた。

※小園 其一:小さな畑。 ・小園:小さな畑。

※小園煙草接隣家:わたしの小さな畑のかすみに包まれた作物の原は、隣家に接して。 ・煙草:かすみに包まれた草原。

※桑柘陰陰一径斜:クワやヤマグワは、薄暗く、もの寂しげで、一本の小道が、斜めに(通っている)。 ・桑柘:〔さうしゃ;sang1zhe4○●〕クワ。クワやヤマグワ。葉は蚕の餌になる。 ・陰陰: 薄暗く、もの寂しいさま。

※臥読陶詩未終巻:寝転がって陶淵明の詩を読んでいて、まだ読み終わっていなかったが。 ・陶詩:陶淵明(=陶潜)の詩。東晋時代の詩人で、後に「隠逸詩人」「田園詩人」と呼ばれる。

※又乗微雨去鋤瓜:(前回もそうしたが)またしても、そぼふる雨を利用して、瓜畑をすきで耕しに出かけよう。 ・又:またしても。また。動作や状態が重なるさまをいう。 ・乗:…を利用して。…につけこんで。…に乗じて。(介詞) ・微雨:そぼふる雨。こさめ。ぬか雨。 ・去:行く。出かける。 ・鋤:〔しょ(じょ);chu2○〕すきで耕す。





◎ 構成について

韻式は「AAA」。韻脚は「家斜瓜」で、平水韻下平六麻。次の平仄はこの作品のもの。

●○○●●○○,(韻)
○●○○●●○。(韻)
●●○○●○●,
●○○●●○○。(韻)
2018.9.13
     9.14
     9.17
     9.18
                               
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