Huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye



     
山花子 浣渓沙                     李璟

浣溪沙

香銷翠葉殘,
西風愁起綠波間。
還與容光共憔悴,
不堪看。


細雨夢回鷄塞遠,
小樓吹徹玉笙寒。
多少涙珠何限恨,
倚闌干。


******

浣溪沙
                 
  香りは 銷えて  翠葉は 殘れ,
西風  愁ひて 起こる  綠波の間。
(ま)た  容光と 共に憔悴し,
看るに 堪へず。


細雨に 夢より回
(さ)めて  鷄塞 遠く,
小樓に 吹き 徹して  玉笙 寒し。
多少の 涙珠  何ぞ限りある 恨み,
闌干に 倚る。

*****************


◎ 私感註釈

※浣溪沙:詞牌の一。詞の形式名。『山花子』ともする。この作品はは、浣渓沙ではなく、攤破浣溪沙になっている。本来の浣渓沙の詞調はここを押す。詳しくは下記の「構成に
ついて」を参照。
香銷翠葉殘:(秋になって)ハスの花の香がきえてきて、青い葉がだんだんと(枯れてきて、)すたれてダメになってきた。 ・:ハス。 ・香:かおり。ここではハスの花の香。 ・銷:きえる。けす。とかす。≒消。 ・翠葉:緑の葉。ここではハスの青い葉。 ・殘:すたれる。ダメになっていく。秋になって、ハスの青い葉がだんだんと枯れてきていることをいう。
※西風愁起綠波間:秋風が美しい青い波の間に、もの悲しく吹き始めた。 ・西風:秋風。 ・愁起:もの悲しく吹き始める。 ・綠波間:青い波の間。「綠」を「」と同義と見れば、「澄んだ波の間」になる。
※還與容光共憔悴:(ハスの花も)また、(女性の)美しい容姿(が、移ろいやつれていくの)とともになって、やつれてきた。 *ここは、『唐宋諸賢絶妙詞選』では「還與韶光共憔悴」とする。 「還與容光共憔悴,不堪看。」と「還與韶光共憔悴,不堪看。」とでは、意味が大きく異なってくる。前者の意は、「(ハスの花も)また、(女性の)美しい容姿(が、移ろいやつれていくの)とともになって、やつれてきた。」後者の意は、「(わたし(女性)も)また、美しい景色(が、移ろいやつれていくの)とともになって、やつれてきた。」になる。「容光」か「韶光」かの違いで、この句の主格が顛倒する。 ・還:なおもまた。また。 ・與:…と(…に)。 ・容光:(人の)容姿。人の風姿。 ・韶光:春ののどかな景色。春の美しい景色。光陰。 ・共:ともに。いっしょに。 ・憔悴:やつれはてる。
※不堪看:見るにたえられない。 ・不堪:たえない。たえられない。 ・看:見る。還與容光共憔悴:(わたし(女性)も)また、美しい景色(が、移ろいやつれていくの)とともになって、やつれてきた。 ・還:なおもまた。また。 ・與:…と(…に)。・韶光:春ののどかな景色。春の美しい景色。光陰。 ・共:ともに。いっしょに。 ・憔悴:やつれはてる。
※細雨夢回鷄塞遠:こぬか雨に、夢から目覚めて、辺疆の要塞の遥かに離れた(ところにいる愛しい男性を思い起こす)。 ・鷄塞:鶏鹿塞のこと。漢代の辺疆の要塞名。現・内モンゴルにある。ここでは、○●としたいところで、辺疆の要塞を指す言葉を置きたかったからこの語を使った。 ・遠:遥かに離れている。遠い。 ・細雨:こぬか雨。小雨。 ・夢回:夢から覚める。 ・鷄塞:鶏鹿塞のこと。漢代の辺疆の要塞名。現・内モンゴルにある。ここでは、
○●としたいところで、辺疆の要塞を指す言葉を置きたかったからこの語を使った。 ・遠:遥かに離れている。遠い。
※小樓吹徹玉笙寒:小樓で、玉笙を終わりまで吹き切れば、冷え冷えとした感情が起こり。 ・小樓:ちょっとしたたかどの。 ・吹徹:吹きとおす。吹き終える。 ・玉笙:立派な、管楽器。 ・笙:しゃう。しょう。十九管の管楽器。 ・寒:寒々しい。冷え冷えする。寒い。
※多少涙珠何限恨:多くの涙の粒(が、こぼれたが、)限りない恨み(が、こみあげてきて)。 ・多少:多くの。どれほどの。 ・涙珠:涙の粒。 ・何限恨:無限の恨み。 ・何:なんぞ。どうして。 ・限:限りがある。 ・恨:うらみ。
※倚闌干:たかどのの窓の手摺りに凭りかかって(、遠くの景色を眺めながら物思いに耽った)。 ・倚:凭る。寄りかかる。よりかかって、景色を眺めながら物思いに耽ること。 ・闌干:てすり。たかどのの窓の手すり。


                  ***********

◎ 構成について:

 これは、実際は攤破浣溪沙になる。四十八字。(双調) 平声韻一韻到底。韻式は「AAA AA」。浣渓沙よりも句の数が上片、下片の最後に三字句が増える。詞調も違う。本来の浣渓沙の詞調はここを押す。脚韻は、「残間看 寒干」で詞韻第七部 平声十四寒(寒殘干看)十五刪(間)。

   ●○○●●○,(韻)
   ●●○○。(韻)
   ○○●●。
   ●○○。(韻)

   ○○●●
   ●●○○。(韻)
   ○○●●。
   ●○○。(韻)

  

2003.12.11
     12.12完
     12.13補

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