クルセイダーズファンの大歓声で臨場感満点の雰囲気の中、軽快にJOE SAMPLEの「RAINBOW SEEKER」が始まり、サァ、LIVE IN JAPANの開幕、まずは「起」の章。
メリハリの利いた緩急自在の構成とでも言いましょうか、夜のムーディーな情緒に「SWEET GENTLE LOVE」で耽溺したかと思うや、度肝を抜くようなSTIX HOOPERの和太鼓風の「DRUM INTRODUCTION」が轟き、続いてサービス心旺盛にサクラ・サクラが奏でられ、めくるめく「SPIRARL」へ文字通り螺旋状に誘われていく「承」の章。
転じて、名曲「MELODIES OF LOVE」で感性の津波が押し寄せ、畳みかけるように「CARMEL」とリリカル路線を行くJOE SAMPLEのまさに独壇場。間髪を措かず胸締め付けるまでの「SO FAR AWAY」そしてSTIX HOOPERの任侠ファンク「BRAZOS RIVER BREAKDOWN」のカウンターパンチが放たれ、さながら「転」の章。
ラストを飾るのは、もう言うまでもないでしょう、お馴染み闘魂クルセイダーズ格好良さの極み「PUT IT WHERE YOU WANT IT」。あの「SCRATCH」を髣髴させんばかりのWilton Felderのまさかのロング・トーンもご披露され、「CRUSADERS、THANK YOU」のアナウンスに渦巻く歓声と拍手喝采で幕というお見事「結」の章。
|