「SOUL AXESS」から2年、待望のJazz Crusadersの新譜アルバム「ALIVE IN SOUTH AFRICA」が発売された
と思いきや、聴いてみてびっくり。このアルバム、ほとんど「POWER OF OUR MUSIC」の焼き直しと言うに等しいもの。
新譜への期待度が、勢い余って前のめりになるほど大きかっただけに、正直カウンターパンチを食らったようでした。
勿論、あの「POWER OF OUR MUSIC」の躍動感は発表後6年を経ても
いささかも鮮度を失ってはおらず、文字通りALIVEで、脈々と今に息づいています。
「POWER OF OUR MUSIC」発表当時、ジャズ・イコール・パワーということを如実に体感できるほど
躍動感に満ち満ちたこのアルバムに欣喜雀躍として没頭し、当サイトでも感動と敬愛の念を込めて
最大級の賛辞を捧げました。
ただボーナストラックと称してスタジオ録音とおぼしき2曲が追加してありますが、
この白熱のアフリカライブ、あくまでファンキー感溢れる「Rockslide」までで完全燃焼です。
さて「HAPPY AGAIN」以来ほぼ二年サイクルで新譜を発表してきたJazz Crusaders、この「ALIVE IN SOUTH AFRICA」
にとどまらず、真の新譜アルバムを指折り数えて熱望しているのはひとり僕だけではないでしょう。
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