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          漁歌子  
                       頼山陽

釣罷秋風鳴岸蘆,
蓼花影外夕陽餘。
兒暖酒,
婦烹魚。
繋舟是處是吾廬。


******

漁歌子
                       
釣 罷
(をは)り 秋風に  岸蘆(がんろ) 鳴り,
蓼花
(れうくゎ)は 影外  夕陽の餘。
(こ)は 酒を 暖め,
(つま)は 魚(うを)を 烹(に)る。
舟を繋ぐ 是
(こ)の處  是(こ)れ 吾(わ)が廬(いほり)

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◎ 私感註釈

※頼山陽:安永九年(1780年)~天保三年(1832年)。江戸時代後期の儒者、詩人、歴史家。詩集に『日本樂府』、『山陽詩鈔』などがある。

※漁歌子:これは填詞。『漁歌子』とは填詞の詞牌の一で、唐代に既にあった填詞形式。『漁歌子』は詩題ではなく形式名(正確には詞に着けられた曲名)だが、『漁歌子』など(宋詞以前の)初期のものは本意(詞の本来の意味、詞題の性質)の場合が多い。この作品もそうである。特に、『漁歌子』は、釣りをして暮らすなどの隠逸生活を詠う。中国では伝統的に、漁師や樵人は半仙の雰囲気を漂わせたものとして捉えられている。『漁歌子』で代表的な者には『漁歌子』(西塞山前白鷺飛)唐・張志和、『漁歌子』(壯誤功名老學詩)清・趙懿、『漁歌子』漁父樂(水曲山隈四五家)宋・徐積、『漁父詞』(好個神仙張志和)宋・周紫芝、『漁歌子』(一任孤舟正又斜)元・無名氏、『漁父・和張志和詞』(雪色髭鬚一老翁)唐・無名氏、『漁父』(釣臺漁父褐爲裘)唐・張志和、『漁父』(松江蟹舎主人歡)唐・張志和などがある。(『漁父』も、『漁歌子』の同調異名(形式は同じで、名称が異なるだけのもの))。
 右の写真では『漁歌子二』とあるがこれはその一。「二(けつ;que4)」とは、詩でいう「二首」のこと。頼山陽の填詞は少ない。

※釣罷秋風鳴岸蘆:釣りが終わって、秋風が(吹いてきて)岸辺のアシを鳴らし。 ・罷:終わる。やめる。 ・鳴:鳴らす。 ・岸蘆:岸辺のアシ。

※蓼花影外夕陽餘:(水辺の)ヤナギタデの花のすがたには、夕陽の残光が当たっていない。(水辺は宵闇が迫っている)。 ・蓼花:〔れうくゎ;liao3hua1●○〕タデの花。ここでは、「水蓼」(ヤナギタデ)のことになる。水際の植物で、水辺の描写に使う。唐・白居易の『竹枝』に「巴東船舫上巴西,波面風生雨脚齊。
水蓼冷花紅,江濕葉碧凄凄。」がある。 ・影外: ・夕陽: ・餘:名残(なごり)。残余。

※兒暖酒:子どもは(漁を終えて帰ってきた父親のために)酒の燗をして。 ・兒:男の子。子ども。 ・暖酒:酒の燗をする。

※婦烹魚:妻は(釣ってきた)魚を煮ている。 ・婦:妻。 ・烹魚:魚を煮る。

※繋舟是處是吾廬:舟を繋いだ、そこが、自分のいおりである。 ・繋舟:舟を繋ぐ。 ・是處:そのところ。 ・是(「是吾廬」の「是」):…は…である。これ。主語と述語の間にあって述語の前に附き、述語を明示する働きがある。〔A是B:AはBである〕。 ・吾廬:ここでは、自分のいおり、のことになる。

               ***********




◎ 構成について

単調。二十七字。平韻一韻到底。韻式は「AAAA」。韻脚は「蘆餘魚廬」で詞韻第四部平声六魚七虞通用。

   ●○○●●○,(韻)
   ●●○○。
(韻)
   ○●●,
   ●○○,
(韻)
   ●●○○。
(韻)

平成19.7.2



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