1/12 ロータス79 製作記 14
スカートの裾の工作です。実車ではシーズン中でもいろいろな形状と材料が試行されたのは有名な話です。ここでは、あれこれ迷わず、いつものエバーグリーンのhalf round (半丸)を使用しました。
タイロッドに繋がるステアリングギアボックス、ABCペダルは基本的に78の部品そのままです。白いプラパイプのところは後にアルミパイプに変えてます。中のロッドは洋白線です。
燃料タンクのディテールアップ。キットの部品やプラ材、メッシュホース、コトブキヤやウェーブの汎用パーツを使用しています。
上からカウルが乗るので、実車通りには再現できません。時々カウルを乗せながら各部品をつけていきます。
シャシーへの燃料タンクの固定はピンを立ててから確実に接着します。
燃料タンクが固定され、エンジンと接続されます。この接続プレートはDFVエンジンではおなじみのパーツ。エンジン側のマウントプレートのボルト穴や燃料タンクのリベットなどの位置に注意して大きさを決めます。ボルトはウェーブの六角ボルトを使用しました。この手の汎用パーツは以後たくさん使っていきます。
ラジエータとオイルクーラーもキットのパーツを使用するつもりだったんですが、自作することにしました。これはオイルクーラー(シャシー左側)に使ったハセガワトライパーツのモデリングメッシュ菱形
これをプラバンに貼付け細い銅線を巻き付けていきます。メッシュの目がオイルクーラーのコアに見えるような間隔で巻き付けていきます。
右が作ったオイルクーラー、左はラジエータですが、こちらはファインモールドのメタルメッシュで、ずばりラジエーターパターン#10というのをそのまま使用しました。作ったオイルクーラーはへなへなですが、ラジエーターはいい感じです。
難物のメータプレートはアルミから作りました。メーターは78のパーツから切り出したものです。
カウルとのクリアランスを確認し、モノコックと虫ピンで固定し・・
塗装してから六角ボルトをかぶせました。
こちらはドライバーの左手につくリヤスタビライザーのアジャスターレバーで、この時期のF1にはおなじみのもの。上の78のパーツを流用するつもりが、これも自作することに。我ながら偉いぞ!アルミパイプに小穴をあけて・・(まっすぐ開けるのはなかなか難しいぞ)
穴の半分だけつなげます。
これに手芸用パーツのOピンというのをそのまま使用しました。手芸屋さんはディテールアップパーツの宝庫です。実はこのパーツを見つけてここの自作を思い立った次第で・・
これがそのリヤスタビライザーです。リヤサスペンションに組み込みます。これにも手芸用パーツを使ってますね。
話はあっちこっち飛びますが、これはエンジン右側に付くスロットルリンケージのパーツ。リアカウルの穴からのぞいてるものです。エンジンに固定した写真を撮っていたつもりがありません。
これはなんでしょう?
ずっとほったらかしにしていたシャシー下面のウィング部と、エンジン下面の整流カバーでした。完成後は絶対ひっくり返さないので、適当に収まればOKです。塗装用の持ち手を付けていたための塗り残しもそのまま。エンジンカバーはRE20のパーツです。
手抜きでもサイドポンツーン開口部がダクト状になっているのは再現しました。
ドライバーの膝下にある消化器を作ります。78のパーツをドリルレース。
こんな感じでしょうか。ここらへんはF1モデリングのレストア車の写真を参考にします。
3本並んだマスターシリンダーはプラパイプとコトブキヤの汎用パーツで。
メータは流用できるものがなかったのでイラストレータで描いて、普通に光沢紙に印刷しました。切り抜いてパーツに貼りこみます。
フロントスタビライザーのアジャスターダイヤルや各種スイッチ、インジケーターランプ等々・・。
トグルスイッチは洋白線とアルミパイプを薄くスライスしたもの。ダイヤルはコトブキヤのパーツ。
F1モデリングのおかげで凝りだしたらきりがない。でもここら辺は1/12の醍醐味やね。
いろいろ作ったパーツを配置してみます。ワイヤーも見える範囲で適当に。78に比べるとモノコックは広々としているような・・
タイロッドは、途中になだらかにつながる六角部分がある超難物。本当に悩みました。洋白線にさかつうの六角フランジを2つはめ、つなぎ目を瞬接で埋め、洋白線との段差はパテでなだらかにします。最後に全体をメタルックでくるみました。これも完成写真ありません。すみません。
ロッキングアームの下側のカウル。フロントカウルとできるだけ密着するように仮留めし、シャシーと極小ビスで固定しました。
リヤウィングのビクトリーマークは、ベージュの葉っぱと文字は白です。まずいつものようにアルプスプリンターで黒いところを印刷しますが、写真のように裏表反転したイメージで印刷します。
そうです、セル画の要領で、色を乗せていきます。まずはベージュを塗って・・
ホワイトを全体に塗って、裏返せば・・
こうなるわけです。当然デカールの糊はよく取って、クレオスのマークセッターで裏返しに貼ります。この方法だと、フィルム面が外側になるので、印刷後のコーティングがいりません。その他いろいろ利点があるので、次回に向けちょっと研究します。
キルスイッチ。真鍮線、真鍮パイプ、割りピンで。
見たままです。いい感じでできたので実車とは違いますが、無塗装でいきましょう。
ロールフープを仕上げます。キルスイッチをセットし・・注目してほしいのはリベットだ。今回の仕様では本当はリベットも黒塗装されているのですが、この仕様が格好いいので、真鍮パイプで打ち抜いたメタルックを一つずつ貼付けていきました。すごく時間かかりました。
右側にはインターコムのジャックなどが並びます。どれが何かは知りません。
ここにプラグを接続して喋っているチャップマンの写真がよくありますね。
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