日本の風景“安曇野の四季”から Azumino,Japan (2005)
< 春−spring >
爺ヶ岳、鹿島槍、五竜の三山を望む構図は定番ですがスケッチポイントを探して中景、近景の変化アクセントに狙うと描く場所はいたるとこるに見出せます。これは池田町立美術舘への上り口付近からです。手前の斜面は整地されていますが、昨年までは植物のおいしげる藪でした。
< 春−spring >
水田に水の入る頃は水蒸気が多くなるせいかアルプスが望める日は少ないようです。晴れる日を待ちかまえていて出かけました。池田町の会染地区を北へ行くと有明山が少しずつ西の方へ傾いていくように見えるのが面白いと思いました。
< 夏 - summer >
鹿島槍の見えるスキー場。ゲレンデの丘の上からアルプスの岩肌が手に取るように眺めることができます。夏には絶好のスケッチポイントです。この日も地元の グループの一行と30号の大作に挑戦する作家に出会いました。大町から爺ヶ岳スキー場をたどる山間の道を上り詰めるといとも簡単にたどり着きます。
< 秋 - autumn >
今年の秋は例年になく遅かったと会う人の誰もがいいました。これも地球温暖化の影響でしょうか。それでも11月の半ばをすぎると山々は紅葉に染まりまし
た。友人をわさび田へ案内してそのかえり付近の川べりから常念岳を仰ぐとやや逆光の山並みがピンク色に染まって映えて見えました。
< 秋 - autumn >
安曇野を北に向かっていって大町の市街地をすぎると、手前の山並みの背後から急に爺ヶ岳の威峰が迫ってきます。このあたりまで来るとアルプスが以外に近いことを思わせます。アルプスに新雪がきたころが殊のほか迫力があります。
< 秋 - autumn >
仁科三湖のひとつ中綱湖の秋です。三湖のなかで一番小さな湖ですから湖畔からは背後の山が近すぎて構図が取れません。さいわい湖畔の国道が一段高い位置にあるので国道沿いから狙いました。集落の背後に鹿島槍スキー場から下りてくるゲレンデが見えます。
< 秋 - autumn >
四賀村の横川です。四賀村へ行くようになって4年を過ぎようとしています。村ではこの横川からが一番気に入りのスケッチポイントで何度となく足を運びまし
た。常念岳をみる角度がいいのとそこにいたる地形の変化、すこし見下ろした広がりのある構図はスケール感があって素晴らしいのです。
< 冬 - winter >
12月はじめ松本市周辺の平野部ではまだ殆ど積雪が見られませんが、ここ白馬村まで来ると平野部に40〜50cmはあります。さすがにスキーのメッカです、最近のスキー場は空いているといいますが暮れから正月にかけてはかなりの賑わいのようです。