ミステリ&SF感想vol.171 |
2009.06.20 |
『密室の如き籠るもの』 『人事系シンジケート T-REX失踪』 『イスタンブールの群狼』 『ツィス』 『弁護側の証人』 |
密室{ひめむろ}の如き籠るもの 三津田信三 | |
2009年発表 (講談社ノベルス) | ネタバレ感想 |
[紹介と感想]
2009.04.20読了 [三津田信三] | |
【関連】 〈刀城言耶シリーズ〉 |
人事系シンジケート T-REX失踪 鳥飼否宇 |
2009年発表 (講談社ノベルス) |
[紹介] [感想]
*1: もっとも、
“物語の舞台から登場人物から、何だかテレビドラマをノベライズしたような風格”(「taipeimonochrome ミステリっぽい本とプログレっぽい音樂 » T-REX失踪―人事系シンジケート / 鳥飼 否宇」より)という意見をみると、碇卯人名義でテレビドラマ『相棒』のノベライズを発表している作者の一面が表れた作品といえるのかもしれません。 *2: その一方で、社内の極秘であるはずの情報が、個人的なコネクションを通じてあっさり流されているところが気になりますが、これは展開上致し方ないところでしょうか。 2009.04.24読了 [鳥飼否宇] |
イスタンブールの群狼 The Janissary Tree ジェイソン・グッドウィン |
2006年発表 (和爾桃子訳 ハヤカワ文庫HM347-1) |
[紹介] [感想]
*1: 他にイスラム世界を舞台とした私立探偵ものとしては、ジョージ・アレック・エフィンジャーの『重力が衰えるとき』に始まる三部作くらいしか思い浮かびません。
*2: 本書の構成に関しては、 “また、本書の原題は『イェニチェリの木(The Yanisaary Tree)』です。(中略)本書の細切れのパラグラフという構成は、あたかも細かい枝葉が中央に集まってあたかも一本の木という全体図が明らかになる樹形図のようなものを思い起こさせます。”(「『イスタンブールの群狼』(ジェイソン・グッドウィン/ハヤカワ文庫) - 三軒茶屋 別館」より)という見方もあり、なるほどと思わされます。 *3: 牛の第二胃(トライプ)を材料とした伝統的なスープ。 2009.05.03読了 [ジェイソン・グッドウィン] |
【関連】 『イスタンブールの毒蛇』 |
ツィス 広瀬正・小説全集・2 広瀬 正 | |
1971年発表 (集英社文庫 ひ2-2) | ネタバレ感想 |
[紹介] [感想] 2009.05.14読了 [広瀬 正] |
弁護側の証人 小泉喜美子 | |
1963年発表 (集英社文庫 こ5-3) | ネタバレ感想 |
[紹介] [感想] 2009.05.21読了 [小泉喜美子] |
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