詩詞世界　碇豊長の詩詞　来信　補足斎主

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　次に紹介いたしますのは、補足齋主の詩です。
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見今人做詩苦吟之状成右

自古吟詩好天然
今人學歩太艱難
陰陽平仄乾坤理
不識眞情費折攀

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◎私感訳註

※自古吟詩好天然：	昔から詩を詠むのはあるがままの自然なものを好む。
※今人學歩太艱難：	現代人が、真似をするのは、甚だ困難である。　・學歩：「邯鄲學歩」のことで、他人（のすばらしい歩み）をまねて成就しないうちに、自己本来の姿（歩み方）を失うこと。＝「學歩邯鄲」。『莊子・秋水』による。
※陰陽平仄乾坤理：	陰陽や平仄の世界の道理で。
※不識眞情費折攀：	（事物の）眞情を知ることなく、いたずらに苦労しているだけである。

２００２．９．着信
２００２．９．２９掲載
２００３．４．１７訳註

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