落日繍簾卷, 亭下水連空。 知君爲我、 新作窗戸濕靑紅。 長記平山堂上, 欹枕江南煙雨, 渺渺沒孤鴻。 認得醉翁語, 山色有無中。 一千頃, 都鏡淨, 倒碧峯。 忽然浪起、 掀舞一葉白頭翁。 堪笑蘭臺公子, 未解莊生天籟, 剛道有雌雄。 一點浩然氣, 千里快哉風。 ![]() |
水調歌頭******************
快哉亭作
落日 繍簾 卷き,
亭下の 水 空に連なる。
知る 君は 我が爲に、
新たに 窗戸を作り 靑紅 濕る。
長(とこし)へに記す 平山堂上,
枕を欹(そばだ)つ 江南の煙雨,
渺渺として 孤鴻 沒す。
認め得たり 醉翁の語,
山色 有無の中。
一千頃,
都て鏡淨にして,
碧峯を 倒(さかしま)にす。
忽然として 浪 起り、
掀(おこ)り舞う 一葉の 白頭の翁。
笑ふに堪へん 蘭臺の公子,
未だ解せず 莊生の天籟を,
剛(し)ひて道(い)ふ 雌雄 有りと。
一點の 浩然の氣,
千里 快哉の風。
2002.7.23 7.24 7.25 7.26 8. 2 8. 3 8. 4完 8.16補 |