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題菊花
            

            
        唐 黄巣



颯颯西風滿院栽,
蕊寒香冷蝶難來。
他年我若爲靑帝,
與桃花一處開。


    **********************

          菊花に 題す
          


颯颯たる 西風  滿院 栽ゑ,
蕊 寒く  香 冷え  蝶 來
(きた)り 難し。
他年 我 若
(も)し  靑帝 爲(た)りせば,
報ゆるに  桃花 與
(と)  一處に 開かしめん。

             ******************

◎ 私感訳註:

※黄巣:唐末の叛乱の指導者。塩の闇商人で、諸矛盾のために叛乱を起こした。黄巣の乱で有名。
※題菊花:菊の花に借りて想いを述べる。
※颯颯:風の吹く音。また、そのさま。『楚辭』に「風颯颯兮木蕭蕭」や宋玉の『風賦』「有風颯然而至」からも使われている。
※西風:秋風。
※滿院:庭いっぱいに。
※栽:植え付ける。栽培している。
※蕊寒香冷:花のズイも寒くなって、香りも冷たげで。秋冷に苦しむ菊の花とは、悪政に苦しむ庶民の様を謂う。
※蝶難來:蝶が来るということは、なかろう。
※他年:「他年我若爲靑帝」の部分は、北宋末、宋江の「西江月」で「
他年若得報冤仇。」として、使われている。
※若:もし……ならば。「西江月」の「他年
若得報冤仇。」の「若得」と、ここの「若爲」とは同じ。
※爲:たる。である。
※靑帝:春を支配する神。青皇。 ・「他年我若爲靑帝」。後日、私がもしも天下を統べる皇帝となったとしたら、ということが隠されていよう。
※報:むくいる。ここも宋江に「他年若得
冤仇。」とされた。
※與:…と。(モモの花)と(ともに)。
※桃花:モモの花。ここは「梅花」とは表現できない。「梅」は、『平水韻』の上平十灰になり、韻脚の「栽來開」と重なるため。
※一處:〔白話〕一つ所に。いっしょに。
※開:咲く。



◎ 句の大意

・颯颯西風滿院栽:西風が颯颯と吹いてきて、庭いっぱいに植え付けている、
・蕊寒香冷蝶難來:花のズイも寒くなって、香りも冷たげで、蝶は来そうもない。
・他年我若爲靑帝:後日、私がもしも春をつかさどる神になったとしたら、(後日、私がもしも天下を統べる皇帝となったとしたら)
・報與桃花一處開:モモの花といっしょに咲かせてやろう。(暖かく麗しい春の状態に置いてやろう)



◎ 構成について

  七絶仄起。平韻一韻到底。韻式は「AAA」。韻脚は「栽來開」で、平水韻上平十灰(開來栽)。次の平仄はこの作品のもの。
●●○○●●○,(韻)
●○○●●○○。(韻)
○○●●○○●,
●●○○●●○。(韻)

2002.8.30
     8.31完
  

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