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      楊柳枝 其八

                 白居易


人言柳葉似愁眉,
更有愁腸似柳絲。
柳絲挽斷腸牽斷,
彼此應無續得期。


******


楊柳枝

人は言ふ: 柳葉は  愁眉に似たりと,
更に 愁腸の 柳絲に似たる 有り。
柳絲 挽き斷えて  腸 牽き斷ゆ,
彼此
(ひし) 應(まさ)に  續(つな)ぎ得る期(とき) 無かるべし。

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◎ 私感註釈

※白居易:中唐の詩人。作者は、この『楊柳枝』シリーズや、『竹枝詞』、『新楽府』シリーズと詩歌、音楽上の実験に精力的に活動している。
楊柳枝:これは其八。白居易が始めた歌曲様式。本来は漢の鐃歌鼓吹曲で、唐の教坊曲。白居易は古い曲名を借りて新たな曲を作った、そのことを宣言した詞。詩の形式は七言絶句体であるが、白居易が新たな曲調を附けたもの。柳を詠い込む唐の都・洛陽の民歌として作っている。やがて、詞牌として数えられる。七言絶句の形式をした例外的な填詞。七言絶句形式や七言四句体をした填詞には他に『採蓮子』『陽関曲』『浪淘沙(二十八字体)』『八拍蠻』『江南春』『阿那曲』『欸乃曲』『水調歌』『清平調』などがある。それぞれ七言絶句体と平仄や押韻が異なる。また、曲調も当然ながら異なりあっている。これら『採蓮子』『陽関曲』『浪淘沙(二十八字体)』『八拍蠻』『江南春』『阿那曲』『欸乃曲』『水調歌』『清平調』の平仄上の差異についてはこちら。七言絶句体で、七言絶句とされないものに『竹枝詞』があるが、それも特別にページを設けている。本サイトでは、基本的に填詞(宋詞)を採りあげている。七言絶句体の填詞は、填詞の発展といった系統樹でみれば幾つかある根の一になる。填詞についての詳しい説明はこちら
  『楊柳枝』と前出『竹枝詞』との違いを強調してみれば、前者『楊柳枝』は、都・洛陽の民歌となるだけに優雅である。それに対して『竹枝詞』は、表現が直截である。巴渝(現・四川東部)の人情、風土を歌ったもので、鄙びた風情とともに露骨な情愛を謡っていることである。相似点は、どちらも典故や格調を気にせず、近体七言絶句よりも気楽に作られていることである。

◎ここでは哀しみの心を柳が表すことを詠う。
※人言柳葉似愁眉:人々は、柳の葉は愁いを宿した眉のようだと言っている(が)。 ・人言:人々は(声に出して)…と言っている。 ・柳葉:柳の葉。 ・似:…のようだ。似ている。…(の)ごとし。 ・愁眉:愁いを持った眉。心配して寄せる眉。心中の悲しみや心配が表れた顰めた眉。
※更有愁腸似柳絲:さらにその上、愁え悲しむ心は、柳のしなやかな枝に似ている(ともいえる)。 ・更有:さらに、…がある。一層…だ。その上に…がある。 ・愁腸:愁え悲しむ心。 ・柳絲:柳のしなやかな枝。
※柳絲挽斷腸牽斷:柳のしなやかな枝がひっぱってちぎれるのと、心腸が引き裂かれ、断腸の思いをするのと。 ・挽斷:〔ばんだん;wan3duan4●●〕引きちぎる。 ・腸:はらわた。心。 ・牽斷:〔けんだん;qian1duan4○●〕ひきちぎる。「挽」「牽」もともに「ひく」の意だが、前者は「力を出してひっぱる(●)」、後者は「牛馬にひかせる(○)」。
※彼此應無續得期:(柳糸が断たれたのも、腸が断たれたのも)どちらも、おそらく(再び)繋ぎ合わせる時が来ないだろう。 *引きちぎられた哀しみは、二度と癒されることはないだろう。 ・彼此:〔ひし;bi3ci3●●〕どちらも。おたがいに。あれとこれと。 ・應:きっと…だろう。まさに…べし。 ・續得期:繋ぎうる時がない。

             ***********


◎ 構成について

韻式は「AAA」。韻脚は「眉絲期」で、平水韻上平四支。次の平仄はこの作品のもの。

○○●●●○○,(韻)
●●○○●●○。(韻)
●○●●○○●,
●●○○●●○。(韻)
2005.1.22

漢詩 填詞 詩餘 詩余 

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