風散士詠坂本龍馬　碇豊長の詩詞　来信　

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　これは風散士雅兄の詩で、読み下しも風散士雅兄になります。 ******************

詠坂本龍馬薩長聯合介逡巡、國難焦眉擲一身。深慮遠謀無晝夜、東奔西走雜歡辛。運乖梁棟僵京洛、長望瀛寰立桂濱。痛恨圖南曷油斷、臥龍終未見維新。

薩長連合　逡巡を介し、
国難焦眉一身を擲（なげう）つ。
深慮遠謀昼夜無く、
東奔西走歓辛を雑（まじ）ふ。
運は梁棟（りゃうとう）に乖（そむ）いて京洛に僵（たふ）るるも、
長（とこしへ）に瀛寰（えいくわん）を望み桂浜に立つ。
痛恨　図南（となん）　曷（なんぞ）　油断！！
臥竜終に未だ維新を見ず。

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・介＝仲介。
・梁棟＝（明治維新の達成に）主要な人物。
・僵京洛＝京の近江屋で殺害されたことを指す。
・瀛寰＝全世界。竜馬の卓絶した先見の明を意識する。
・図南＝図南の鵬翼。ここでは明治維新を指す。
・臥竜＝竜馬を指す。

２００７．６．２７