読者のページ

 これは井古先生の詩で、読み下しも井古先生になります。
******************


  岐路

瓜田李下廟堂崩、
丞相鴻圖半點睛。
苟且狂狼無被害、
猶迷離脱也連衡。





瓜田李下廟堂は崩れ、
丞相の鴻図は点睛を半ばにす。
狂狼の被害無きを苟且
(こうしょ)して、
猶ほ迷ふ離脱か連衡か。

             *********
瓜田李下=度重なる閣僚の不祥事を指す。
・苟且=なおざりにする。
・連衡=インド洋に派遣する艦船を指す。


※蛇足 この度の安倍総理の退陣は、まさに晴天の霹靂かもしれない。かつて小生は[『君子等閑』を賦したが、蜀相のように非情になることを願ったのであって、小生ごときが 非難はできないことである。
 安倍政権の誕生以来、わたくしも国民の一人として見守って来た。安倍総理本人は清廉なお方ではあるが、早くより閣僚の任命責任を問われ 当初より満身創痍だったが、誠心誠意その職務を全うされたと思う。
 先の参院選では、年金と閣僚の不祥事のみに国民の目が注がれて、テロ特措法はその陰にかくれていたようだ。小生も投票にあたっては 考えてもみなかった。識者は争点にあったと述べているが、果たして何人の方が投票に際して、これを熟知していたのか疑問だ。

 人の心は移ろいやすく、年金問題が発覚するにおよんで、内閣の早期退陣を迫ったが、社会保険庁にも野党支持の職員がいるならば 野党にも応分の責任が存在するのは当然で、年金問題は党派を 超えての解決を望みたい。
 安倍総理は心身を燃やしつくして、この度の退陣の表明に到ったと拝察する。もしも万一、総理のお体に変事が生じた場合においても、 今日のような「総理としてあるまじき行為である」といえるだろうか。
 マスコミ及び識者の方々は一片の情もなく、誹謗していたが小生は 心より、安倍総理に感謝の念と、不運に対しての惻隠の情を捧げたい。     文責  井古



2007.9.13




xia 1ye次のページ
shang 1ye前のページ
shang ye来信站メニューページ
     ********

辛棄疾詞
李U詞
李清照詞
陸游詩詞
花間集
婉約詞集
碧血の詩篇
抒情詩選
竹枝詞
秋瑾詩詞
毛澤東詩詞
shichao天安門革命詩抄
燦爛陽光之歌
碇豊長自作詩詞
shici gaishuo詩詞概説
唐詩格律 之一
宋詞格律
詞牌・詞譜
詞韻
詩韻
参考文献(詩詞格律)
cankao shumu(Songci)参考文献(宋詞)
cankao shumu(Tangshi)参考文献(唐詩)
本ホームページの構成・他
      

Riyu:zhici
わたしのおもい
メール アイコン
メール
トップ アイコン
トップ
サンド