Huanying xinshang Ding Fengzhang de wangye

                            


八月二十二日廻過三溝
北宋・梅堯臣



不見沙上雙飛鳥,
莫取波中比目魚。
重過三溝特惆悵,
西風滿眼是秋蕖。



           
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八月二十二日 三溝(さんこう)(かへ)(よぎ)
見ずや 沙上(さじゃう)  雙飛(さう ひ )の鳥を,
取る(なか)れ 波中  比目(ひも)(うを)を。
(かさ)ねて 三溝(さんこう)(よぎ)れば  (ひと)惆悵(ちうちゃう)
西風 滿眼(まんがん)  是れ秋蕖(しうきょ)
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◎ 私感註釈

※梅堯臣:北宋の詩人。咸平五年(1002年)〜嘉祐五年(1060年)。字は聖兪。宣州宣城(現・安徽省宣城)の人。宣城は、古くは宛陵と呼ばれていたので、宛陵先生と呼ばれた。終生官途には恵まれなかったが、その詩名は「宋詩開山の祖」として知られる。『詩經』『楚辭』の「写実」「寄興」の継承を主張し、西崑派の無意味な言葉を連ねる浮薄な傾向に反対して、「平淡」「閑遠」「発想は新しく、語句を練る」ことを主張した。その詩の多くは現実の生活を反映したもので、叙景・抒情の詩は清新で、深遠な意境を秘めている。

※八月二十二日廻過三溝:(秋も深まる陰暦の)八月二十二日に、以前に妻を亡くした三溝の場所に帰ってきて、よぎった。妻を亡くした経験から、世の夫婦愛に関わる「雙飛鳥」や「比目魚」を詠い込んだ。 ・八月二十二日:陰暦の八月下旬は、秋の深まり始める頃。慶暦八年(1048年)の八月二十二日のことと云う。 ・廻過:帰ってきて、よぎる。 ・三溝:現・江蘇省揚州高郵県にある運河の名称か。作者は、以前にこの場所で妻を亡くした。『中国歴史地図集』第六冊 宋・遼・金時期(中国地図出版社)22−23ページ「淮南東路 淮南西路」では、見あたらない。

※不見沙上雙飛鳥:川原の砂の上を(雄と雌の)つがいになって飛ぶ鳥(比翼の鳥=夫婦仲の親密な鳥)を見なかったのか。見ただろう。 *「不見沙上雙飛鳥,莫取波中比目魚」の聯は、対句で構成されている。 ・不見-:見ずや…。似た表現に「不知-」(知らずや…)。「君不見-」(君見ずや…)。 ・雙飛鳥:(雄と雌の)つがいになって飛ぶ鳥。比翼の鳥(比翼鳥)のこと。南方にいる鳥で、並ばないと飛べない鳥。鶼鶼という。翼が一つで二羽並んではじめて飛ぶことができるという。伝説中の鳥で、夫婦仲の親密なことをいう。白居易の『長恨歌』に「七月七日長生殿,夜半無人私語時。在天願作
比翼鳥在地願爲連理枝とある。『爾雅』釋地「東方有比目魚焉,不比不行,其名謂之鰈。南方有比翼鳥焉,不比不飛,其名謂之鶼鶼」。(「東海には左に目のあるヒラメ(比目魚)と、右に目のあるカレイ(鰈)が二匹つがいで、目のない白い面をくっつけ合って二匹で一体となって、泳いでいる姿(ヒラメとカレイは同一種の雌雄と判断されていた)があり、それが鳥に変わったものが比翼鳥)で、「比翼鳥」は「比目魚」と対になり得ることば。 『古詩爲焦仲卿妻作(孔雀東南飛)』の「府吏聞此事,心知長別離。徘徊庭樹下,自掛東南枝。兩家求合葬,合葬華山傍。東西植松柏,左右種梧桐。枝枝相覆蓋,葉葉相交通。中有雙飛鳥,自名爲鴛鴦。仰頭相向鳴,夜夜達五更。行人駐足聽,寡婦起傍徨。多謝後世人,戒之慎勿忘。」に基づくか。植物で謂えば、「連理枝」(連理の枝)のことで、幹が別々でも枝が(手を繋いだように)連なっている木をいう。(伝説でもあり、実際にも存在する)夫婦仲の親密なことをいう。『古詩爲焦仲卿妻作(孔雀東南飛)』でいえば「東西植松柏,左右種梧桐。枝枝相覆蓋,葉葉相交通。」の部分になろう。

※莫取波中比目魚:水の中のヒラメ(雌雄の魚が白い面をくっつけあって泳ぐと云う)を取ってはいけない。 ・莫-:…なかれ。禁止の辞。 ・比目魚:ヒラメ。ヒラメ・カレイ類の総称。夫婦仲の親密なことを謂う。左に目のあるヒラメ(比目魚)は、右に目のあるカレイ(鰈)とで、目のない白い面をくっつけ合って、二匹で一体となって泳ぐと謂う。前出・『爾雅』釋地「東方有比目魚焉,不比不行,其名謂之南方有比翼鳥焉,不比不飛,其名謂之鶼鶼」。(東海には左に目のあるヒラメ(比目魚)と、右に目のあるカレイ(鰈)が二匹つがいで、目のない白い面をくっつけ合って二匹で一体となって、泳いでいる姿(ヒラメとカレイは同一種の雌雄と判断されていたようだ)。「比翼鳥」と対になることば


※重過三溝特惆悵:(高郵の)三溝を再び過(よ)ぎれば、独(ひと)り憂え悲しんでいる。 ・重:かさねて。再び。もう一度。 ・過:よぎる。すぎる。 ・特:独(ひと)り。とりわけ。もっぱら。わざわざ。ただ。…のみ。 ・惆悵:〔ちうちゃう;chou2chang4○●〕怨み嘆くさま。失意のさま。憂え悲しむさま。中唐・白居易の『三月三十日題慈恩寺』に「慈恩春色今朝盡,盡日裴回倚寺門。
惆悵春歸留不得,紫藤花下漸黄昏。」とあり、晩唐・杜牧の『歎花』に「自是尋春去校遲,不須惆悵怨芳時。狂風落盡深紅色,漉t成陰子滿枝。」とあり、北宋・葉夢得の『點絳脣・紹興乙卯登絶頂小亭』に「縹緲危亭,笑談獨在千峰上。與誰同賞。萬里煙浪。   老去情懷,猶作天涯想。惆悵。少年豪放。莫學衰翁樣。」とある。

※西風満眼是秋蕖:秋風に、見渡す限りのさまは、秋のハスの(花の後の)萼(がく)だけの姿である。 ・西風:秋風。にしかぜ。 ・満眼:見渡す限り。=満目。 ・是:…は…である。これ。主語と述語の間にあって述語の前に附き、述語を明示する働きがある。〔A是B:AはBである〕。 ・蕖:〔きょ;qu2○〕ハスの花。=芙蕖。 ・秋蕖:秋のハスの花。秋のハスの花は、花弁が散って、萼(がく)だけになっている。

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◎ 構成について

韻式は、「AA」。韻脚は「魚蕖」で、平水韻。この作品の平仄は、次の通り。


●●○●○○●,
●●○○●●○。(韻)
○◎○○●○●,
○○●●●○○。(韻)
2019.3.4
     3.5
     3.6




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