球磨焼酎
焼酎は球磨焼酎に限ります。地元でよく飲まれているのは白岳、繊月。繊月は若干甘口で、白岳のほうが好まれる傾向にありますネ。僕ワッて言いますと、芋焼酎が好きですネ。あの臭みが良い。焼き鳥を肴に飲む芋焼酎は最高です。戻る
ビリー・ザ・キッド
サム・ペッキンパー監督。ビリー・ザ・キッド演じるはクリス・クリストファーソン、追跡する保安官役にジェームズ・コバーン主演。サム・ペッキンパーの映画ではお馴染みの面々。腹部を撃たれ、丸太の切り株に座り、昔ながらの湖面を眺めながら死んでいくおっさん役は誰でしたっけ、沈み行く夕陽が湖面とおっさんを真っ赤に染め上げるシーンはステキでしたヨ。 戻る
ケーブル・ホーク
サム・ペッキンパー監督。1969年製作。邦題「砂漠の流れ者」。宣伝文句に曰く「黄昏の西部に生きた男への愛着を謳いあげるペッキンパーの抒情溢れる傑作」。戻る
舌技
舌は味わうためにあるのでしょうか、ウマイと舌鼓を打つなんて言いますヨネ。ということは、女体に舌を這わせ悦に入るってことは、彼女を思う存分満喫することですかネ。あの清水大敬さんのコレデモかの舐め技にはお見事というよりも、むしろご苦労様ですと労をねぎらいたい気持ちにもなりますネ。しかし、男って動物はホントに好き者ですヨ。何がそんなに美味しいのか。彼女を喰ったという満足感、達成感は確かにあろうものの、実際気持ちが良いのは女性のほうでしょうに。ホント、体舐められるって、くすぐったい箇所もありますが、総じてウットリするほど気持ち良いですもんネ。戻る
白石 襄
  白石襄という役者(モデル)をご存知でしょうか。昭和46年頃だったと思いますが、あの化粧品会社の資生堂から男性用ヘアートニック「ブラバス」が発売されたのですが、そのテレビコマーシャルの専属モデルとして華々しく登場し、そのシャープなサスペンタッチのシャレたコマーシャルで圧倒的な存在感を示したのが白石襄でした。
 長身のがっしりした筋肉質の体躯。華麗な身のこなし。当時の雑誌記事に因れば独逸人の血を引くという端正ながらもそれでいて野性的な顔立ち。
白のランニングシャツ姿で、バーベルを手に、大胸筋や上腕二頭筋もたくましく、うっすらとその肉体に汗がうかぶ、そんな写真が、新聞や雑誌に幾度となく掲載され、街や電車のポスターを飾ったものです。もし007をショーンコネリーが引退したら、次のジェームズボンド役は絶対にこのひとをおいて他にいないなどと勝手に思いこんだりしていました。
あれから早20年余、最早白石襄の名を口にする者も容易に見当たりません。その消息も杳として知れません。しかし、このまま忘れ去られるにはあまりにも惜しい役者ですヨ。 戻る
若松孝二
 思い起こせば、まだ今日のように過激なビデオも氾濫せず、裸の抱擁シーンでは、映倫の規制が厳しく、交接などしていないにも関わらず、体の中心部を大きな花瓶の置物などで隠したりするような、今から見れば、まったく噴飯ものの演出の時代でした。
 当時ポルノとは言わず、ピンク映画と言って、成人指定ピンク映画館はこの手の映画の三本立て、ほとんどが便所臭漂う地下にあり、ストリップ劇場のように観客は男性ばかりで、中には座席にうずくまって手遊びにふける者もいました。何とも不潔極まる館内は、明るさなどは微塵もなく、背中に背後の観客の性欲に満ち満ちたギラギラとした熱い視線を痛いくらいに感じるほど欲望の坩堝と化していました。ほとんどはモノクロで、セックスシーンだけがカラーとなり、女優陣も野暮ったく明らかにとうが立つのにセーラー服を着ていたり、演技も稚拙で、女教師の役なのにまったくそうは見えず、役柄はこじつけといっても良いくらいヒドイものでした。
 そんな中に突如として登場し、頭角をあらわしたのが若松孝二監督だったのです。当時の若松作品はアグレッションの塊みたいなもので、エネルギーに満ち満ちていました。
代表作は「暴行暗黒史」、「毛の生えた拳銃」、「処女ゲバゲバ」、「行け行け二度目の処女」、「胎児が密漁する時」、「情事の履歴書」、「狂走情死行」。
因みに僕の好きな作品は、話題にはなりませんでしたが「恍惚のアルバイト」。 戻る
地下室のメロディー
アンリ・ベルイユ監督。ジャン・ギャバン、アラン・ドロン二大スターの共演する犯罪アクション、つまりフィルム・ノワール。  戻る
飲茶
飲茶とは、お茶とともに点心や小食を楽しむスタイル。
点心とは、お菓子、間食、軽食の類。点心はシェン点心とティエン点心と2種類に大別されます。
シェン点心とは、甘くない点心で、餃子、シュウマイ、饅頭、春巻などがあり、ティエン点心とは甘いもの、つまりあんまんや胡麻揚げ団子、杏仁豆腐などがあります。
餃子は専門店で食べるにかぎりますが、熊本は人吉の「おもいつき」の餃子は滅法ウマイ。
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ダンスホール
以前社交ダンスに凝ったことがあります。といっても、踊ったのはもっぱらジルバ。ワルツとなるとシドロモドロ。もう汗びっしょりでやってました。踊るたびに床板のきしむような、そんな場末のダンスホールでした。 戻る
「関の弥太っぺ」
山下耕作監督。中村錦之介主演。
昔助けた娘が大問屋の美しいお嬢さんに成長する。そこへ以前助けたのは俺だと、偽の弥太っぺが居候して横暴をはたらき、結婚を迫る。そこへ噂を聞きつけた本物の関の弥太っぺこと中村錦之介がやってきて、偽者をこらしめ追放する。錦之介は身元を明かさず去っていく。娘はあのお方こそ昔救ってくれた命の恩人だと気づくが、その時弥太っぺは単身やくざへ殴りこみをかけようとしていた。
名匠山下耕作監督が地味な演出で男の生き様を見事に描いてくれました。 戻る
黒いオルフェ
1959年、フランス映画。カンヌ映画祭グランプリ。
カーニバルの一夜の恋物語。運命の絆に操られたように悲劇的な死を遂げる恋人。
熱狂的な音楽と異様な仮面を身にまといカーニバルの熱気に浮かれる人々。
「黒いオルフェ」のバラードが「オルフェとユーリディスの恋」を染め上げる傑作。 戻る
ジョン・カーペンター
ジョン・カーペンターは子供っぽい監督だと言ったら言い過ぎでしょうか。でもコレは最大の賛辞です。最新作「ヴァンパイアー 最期の聖戦」を観ても自ずと納得されるでしょう。ばかばかしいと言えば、ごもっともですが、そこがまた面白い。そして妙にパワーフルですネ。
映画音楽に凝って、みずから作曲されるところが実に好感が持て、僕は好きですヨ。
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遊星からの物体x
ジョン・カーペンターの監督作品でどれか一本と問われたら、迷うことなく「遊星からの物体x」を挙げますネ。
カーペンター作品の中ではもっともSFXに趣向が凝らしてあり、ゲテモノ指向の極地ともいえる出来栄えで、配役もいずれ劣らぬ一癖ありそうな役者陣が固め、随所に流れる映画音楽もカーペンター自身による作品で、これまた何とも泥臭くて良い。ゲテモノ大賞の一品。 戻る
007
僕にとって007はションコネリーでなければなりません。確かにシリーズ中面白い作品はロジャームアやのジェームズボンド役の作品にも多々あります。けれどもそれはアクション映画として面白いのであり、007を、ジェームズボンドを強烈に感じるのはやっぱりションコネリー主演の初期の作品でしょう。当時映画館にはボンドの愛用する小物も展示され即売されていました。細身のスーツを身にまとい、シャレたジョークを交えてボンドレディーをくどく手並みの格好よさ。
実に粋でありながら、それでいてションコネリーの頬の傷跡から適度の危険と色気を感じたものでした。
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貸借対照表
「人事家が書いた経理の本」をご存知でしょうか。1978年発刊。
刊行当時大ヒット、あっというまに100刷と版を重ねました当時のベストセラーです。
この1000円の小冊子は経理、財務諸表を知るには格好の書で、今も暇があればめくって読む座右の書ですヨ。とにかく分かりやすく、何だ貸借対照表ってこんなに面白い構造なのかと目からウロコが落ちること必定です。 戻る
ジャガーは走った、狙撃
こんなクールな映画は、これまでの邦画では観られませんでした。クールジャズがよく似合います。
画面も静謐でスタイリッシュ、わずか数本でこの路線は終わりました。他社が怨恨みなぎるやくざ映画路線全盛期に東宝だけはあくまでクールに殺し屋を撮りました。何とも不思議な一時期でした。 戻る
大幹部
日活、舛田利雄、小澤啓一の師弟関係で2本製作されました。
ドスの切れ味十分の佳作。渡哲也、青木義郎、藤竜也が水を得た魚のように暴れまわる。
人斬り五郎の「無頼」シリーズから枝分かれした作品とも言え、ほぼ同系統の路線を行くと言えます。 渡兄貴の怒りの青筋が画面いっぱいにみなぎります。 戻る
痴人の愛
ご存知文豪、大谷崎潤一郎の作品。小悪魔ナオミが愛人を振り回し、足蹴にする物語。これぞ和風ロリータ。映画ではナオミに振り回される痴人を小沢昭一が演じました。 戻る