1960
1969 GIVE PEACE A CHANCE
1969 LIGHTHOUSE'69
1968 POWERHOUSE
1968 LIGHTHOUSE'68
1967 UH HUH
1966 THE FESTIVEL ALBUM
1966 TALK THAT TALK
1966 LIGHTHOUSE'66
1965 CHILE CON SOUL
1964 THE THING
1964 STRECHIN'OUT
1963 JAZZ WALTS
1963 HEAT WAVE
1963 TOUGH TALK
1962 AT THE LIGHTHOUSE
1962 LOOKIN'AHEAD
1961 FREEDOM SOUND
CONSEPT PROFILE DISCOGRAPHY LINK BBS
TOUGH TALK ジャケット TOUGH TALK ←back next→
イカしたジャケットの幕が開く
Pacific Jazz PJ-68

このジャケットの写真が好きですネ。向かって右からグリーンのセーターをラフに着こなし譜面を覗くWAYNE HENDERSON、ダンディーな黒装束で演奏全体の息づかいを測るSTIX HOOPER、普段着の半袖シャツそのままに軽く頷くWILTON FERUDER、いささか緊張気味に確認作業に余念のない黒いサングラス姿のベース客演のROBERT HAYNES、咥えタバコで「サァ、そろそろプレイしようぜ」とばかりの黒セーターにブルーのタートルネックのJOE SAMPLE。おそらくセッション前の打ち合わせでもありましょうか、何ともいえない和やかさと熱気、躍動感が伝わってきます。その写真上下の黄色いスペースのとりかた、グレイで「The Jazz Crusaders」、ブラックで「Tough Talk」、そしてレッドでレコード・レーベル。この色使いが絶妙。聴く前から期待を抱かせるに十分のファンキーな舞台設定といって良いでしょう。
今回のアルバムで、いかにもクルセイダーズ風だなって感じましたのは「Togh Talk」、「No Name Samba」、それに、後のクルセイダーズ独特のまったり節の前兆を思わせるトロンボーンとサックスが交互に愛を交歓するラブリィーなバラッド「Lonly Horn」も好きですネ。
でもこの頃の「Togh Talk」って、リズムが猪突猛進って感じで、それから10年後の「THE 2' CRUSADE」で演奏されたものと比べると随分違う。2' CRUSADEでは気だるい雰囲気の中でドスを利かせるような按配。このリズムの速度の差は、鉄砲玉から大幹部に到る「場数を踏んだ」経験の差、チンピラの抗争から、顔でケリを着ける貫禄の差とでも申しましょうか、そんな印象。
それから「No Name Samba」も軽快そのもので、実に心地よく肉体を揺さぶってくれ、爽快なペパーミントみたいな味わいでした。


SIDE ONE
1 Deacon Broun
2 Turkish Black
3 Braham's Lullaby
4 Boopie
SIDE TWO
5 Tough Talk
6 No Name Samba
7 Lazy Canary
8 Lonely Horn
9 Brother Bernard


GUEST PLAYER
Bobby Haynes(b)